コメント欄を読んで下さった方は既にお気づきかと思いますが
目が見えない猫の飼い主さんが見つかりました。
昨日の朝早く
ゴミだしでバタバタしている所に突然「飼い主なんです!」という方が現れました。
一瞬なんの話かすぐにはわからずポカン・・・でした。
住んでる場所やその猫がいなくなった状況などを詳しく聞いたところ間違いないようです。
飼い主さんは目の見えない猫がいなくなってすぐに近所を探したけれど見つからず、
息子さんがネットで見つけたのです。
まず3/28のブログに関して私の確認と書き方がまずかったために、
多くの方に誤解を招かせてしまったことをお詫びいたします。
りんご畑にあった干からびたエサと衣類が入った発砲スチロールですが、
その箱はりんご畑の方が目の見えない猫のために準備してくださったものです。
自分の家で飼ってあげることはできないので、せめてハウスとして使わせたいと置いて下さったものでした。
ですのでこの目の見えない猫がその中に入れられて捨てられたわけではありません。
その猫は今現在まほらねこにいます。
第一発見者の方にミーシャ(仮名
*ミーシャ・ジューノヴィッチ・ジーというフィギアスケーターの名前からだそうです)
という名前をつけてもらってましたが、
実の名前はチビだそうです。
チビ君できることならすぐにお返ししたいのですが、
小屋で飼っていると聞いて(外飼いです)少し待ってもらってます。
保護してすぐに病院に連れて行き投薬と目薬でカゼの症状は少し落ち着き、
左目は見えてきているような気配があり
左側だと反応します。
右目の瞬膜は固まっているのですが、保護当初より少しだけ綺麗になっている気もします。
暖かい場所にいるのでなにより鼻づまりがよくなり、
食べられるようになっているので元気です。
第一発見者で保護主のSさんに抱かれてうっとり
お義母さんが猫嫌いでどうしても家の中で猫は飼えないとのこと。
昨日猫の住まいを見せていただき環境を確認しに行った所
農道のような狭い道の奥まった場所にありました。
猫を外飼いするには悪くない環境です。
でも数百メートルも行くと車が通る大きな道があり
絶対に危険がない場所とはいえません。
猫の住まいの周りにある田んぼから出なければ危険はありません。
が今回チビ君は大きな道路に出てきて、
その道路沿いを家とは違う方向のりんご畑の方に歩いていってしまった可能性があります。
飼い主さんが夜仕事から帰ってくるとその危険な道路のすぐ手前までチビが遊びにきていて、
よく連れて帰ったと言ってます。
チビ君の家からりんご畑までは1km位はありそうですから、
目の見えない子猫がよくそんな遠くに移動したものだと思います。
道路で事故にも合わずに、今回猫好きなSさんに発見されたのは幸運なことです。
飼い主さんの猫たちの住まいは
車庫兼農作業小屋になるのでしょうか。
もとは農業をされてたようで、広い敷地にもともと住んでいた住まいと今は使ってない家畜小屋があり
その向かいに猫の住んでいる大きな小屋がありました。
さっそく入口には猫が3匹寝そべっていて(;^ω^A
ひとなつこくてスリスリされましたが、このオス猫は脇腹にケガしてました
血が混じった鼻もたれてます。
全部家の子なのと思いきや、茶虎二匹が野良猫で奥の白っぽい子が飼い猫なのだそうです。
小屋の中にもグレーっぽい猫が発砲スチロールの箱の中で寝ていてその子も野良猫だと。
元気があまりないとかで・・・
今写真をみて気が付きましたが、頭にケガをしてます
オス同志のケンカではないでしょうか
飼い猫は5匹だけなのだそうですが、
飼い猫メスのクロちゃん
目ヤニと鼻水がひどいです。
時々元気がないとか
小屋にはドライフードとウェットフードをそれぞれ入れた大きなエサ入れが置いてありました
猫が寝るための発砲スチロールやダンボール箱の入れ物や敷物もたくさん置いてありました。
猫が爪を研ぐようにとキャットタワーも置いてあります。
飼い猫君
この子も目ヤニはでてました。
小屋の中にはトイレも置いてあります。
でも衛生環境には少し問題がありました
「うちはお腹がすいた野良猫が最後にたどり着くとこだから・・・」と飼い主さんは話してました。
飼い猫以外に最近よく来ている野良猫が5匹いて、それ以外にも知らない猫が数匹ご飯を食べに来ているようです。
外飼いでエサと寝床があって出入り自由
このお宅で飼い猫と野良猫の違いは何?と考えてみて
おそらく名前があるかどうかだけ・・・ではないかと私には思えました。
以前は12匹飼っていたこともあるのよ・・・
とおっしゃってましたが、
一度も病院に行ったことがないと言ってたので
増えのるも減るのも自然にまかせる飼い方だったのだと思います。
カゼで目が見えなくなるほど放っておいても
鼻がつまってご飯が全然食べられなくなっても
「チビのことが一番好きなの・・・」と言う飼い主さんの言葉は
生まれた乳飲み子は目が開かないうちなら
川に流してもいいのよ・・・と言う飼い主さんと感覚が同じように感じてしまいます。
飼い主の責任として最低でも飼い猫5匹の不妊・去勢手術をすること
(オス3匹、メス2匹です)
チビ君のカゼの治療は継続していただくようお願いしています。
いつもフミフミでかわいい子です
目が見えなくなったしまった猫が外で生きていくのは容易ではないはずです。
飼い方はひとそれぞれ違うのですが、
本当に猫が好きなら「元気で長生きできる環境を整えて飼って欲しい」です。
まほらねこ