ぽよくんが小学校を卒業する日も
近づいてきました。
学区の中学校の支援学級に
進級するぽよくん。
２月末に中学校の制服を受け取り
今月に入ってから
徐々に練習していることがあります。
それは…
制服である「学ラン」の
ボタンの留め外し。
一応ね。
ぽよくんは普段着であれば
ボタンの留め外しができるんです。
ただしそれはあくまで
柔らかい布地に薄いボタンといった
彼の指先でも扱いやすいものに
限ります。
なんで今どき
学ランなんだよおおおお！
他の中学は
ブレザーだろうがああああ！
分厚くて伸縮性の少ない生地に
硬くて大きくて
留め外ししにくいボタンが
目視できない
首元まであるなんて…ッ！
昭和かっ！
そんな、やり場のない
「なんでやねん！」を胸に…
できるだけ毎日、
まずは「学ランのボタンを一個」
留めて、外せるようになる…
を目標に、一緒に
練習をはじめてみたわけですが。
未だ、一度も成功していません…。
しかも上靴は体育館シューズと兼用で
紐ありのスニーカータイプ。
リボン結びを習得できれば嬉しいけれど…
ボタンよりもハードル高いような
（だからゴム紐にするつもり）
もはや学習面がどうというよりも
身支度の段階で
身に付けるべき？行程が
山ほどあるわぁ…
学ランのボタン一個の留め外しを
教えたいがために
気が付くと数十分も経っていて
何度やっても上手くできずに
ぽよくんは悔しくて苛立って泣いている…。
ここまでできないと
思っていなかったので
私も半ば呆然とし、
ウンザリした気分になっている…。
ぽよくんのような子には
多いのですが
指の力が弱かったり
指の動きがぎこちなくて
超絶不器用なのもあるんだけど
それ以前に
「注目する」
ということがまず苦手なんですよね
(;^ω^)
今、自分が作業している対象物だとか
そこに関わっている
自分の手指を注視する
ということが
なかなかできないのです。
ぽよくんは視覚からの方が
理解しやすい子なので
繰り返し
ボタンはめ作業の行程を
見せてはいるんだけど
覚えようとして注目する、
っていうのがそもそも苦手なのと
ボタンはめに興味もないから
気がつくと視線がずれてるし
なかなか頭に入らないよね。
でもって
学ランのボタンの留め外しは
既にぽよくんが身体に刻み込んだ
「ボタン留め」のテクニックとは
ちょっと違うのに
どうしても本人は以前に身に着けた
その感覚でやろうとするので
うまくいかず。
入学式までに、着られるように
なっていたらいいな♡
なんて軽く考えていたけれど…
早くも練習にゲッソリ＆
軽く絶望しています。
でもって
私もぽよくんもさ。
人生という有限の時間をさ。
貴重な一日の時間をさ。
別に、生きていく上で絶対に
必要でもなんでもない
「学ランを着る」
というささやかな行為のために
（着るの中学の３年間だけやないかい…）
他にやりたいこと、
楽しいことができる時間を
割きながら
わざわざ苦しむ必要、
あるんだろうか…？
とか思い始めちゃったよね。笑
ぽよくんにとっては
ゴワゴワ動きにくい学ランを
「着ている」という状況だけでも
たいへんな努力だし…。
練習することで
ぽよくんの手指の力や
巧緻性の訓練になるので
それはそれで
良いとは思うんですけどね(*´ω｀*)
何十分とやったところで
人生の貴重な時間を
ロスするだけだし
超スモールステップで
もっと短時間で終わる、に
切り替えたほうがいいな！
そして別に入学式までに
学ランを自分で
着られるようにさせないと！
なんて思うのもやめようっと。
ぽよくんも
「お兄さんになれる♪」
とせっかく楽しみにしている
中学校生活が
学ラン着用タイム＝鬱タイム
の図式になっても可哀想だしね。
気長に気長に。
と、さっそくハードルを低くした
私でした…。(´▽｀*)