↓の記事の、つづき。

 

 

本堂をいったんあとにして

境内をブラブラと歩く。

 

 

 

本堂以外に、もうひとつ

趣の異なる大きなお堂があり

そのお堂に惹かれました。

 

 

 

 

 

 

扉の前に二体の木彫りの仏様が。

 

この仏様を見た瞬間に

涙の響きがありました。

 

 

うん…うん…と滋味深く

ゆったりと頷きながら

『お入り、お入り』と

中に招いてくださる気配。

 

 

 

 

 

 

お堂の中には、仏様特有の

重心がすっと下がるような

「安らぎ」と「落ち着き」の

気配がありました。

 

 

 

空気には慈悲の厚みがあり

それでいて、情味は

あっさりと素朴で

 

どことなく乾いた軽やかさがあって

簡潔な…

そんな感じ。

 

 

 

この「あっさりとした簡潔な感じ」は

観音様のご霊気の中にも

感じたことでした。

 

全体的にそういうご気質が共通した

仏様方のお寺さんなのかな。

 

 

 

仏様を見つめるとすぐに

ほのかな涙の響きが。

 

 

恥ずかしながら

仏様に詳しくない私には

この仏様が

なんという種類の仏様なのか

わからなくて(^_^;)

 

 

祭壇に経本らしきものがあったので

題字に目を通す。

 

達筆だったので読みにくかったけれど

なんとなくの字形から

「極楽?阿弥陀?かな?」と考えた時、

再度の涙の響きがありました。

 

 

ということは、きっと

「阿弥陀如来」様なんだろう。

 

(こうして記事を書いている今、

wikiを見たら、

境内に阿弥陀堂もあると記載されていたので

阿弥陀仏様で合ってるはず^^)

 

 

 

どうやら、私が祈念した内容は

ご本尊の十一面観音さまではなく

阿弥陀如来様の御力に

ふさわしいものだったみたい。

 

 

 

それで、阿弥陀如来さまに

改めてお話をしてみるとよい、

というので

こちらのお堂に

招いていただいたようでした。

 

 

ありがたいことですね。涙

 

 

 

とはいえ、別に人と会話するように

お話ができるわけではないから

 

しばらくはお堂の中にたたずみ

ただただ、仏様を見つめ

その場の空気を味わいました。

 

 

続きます。