先日、

ブロ友さんのSさんが

更新された記事を見てびっくりした私。 

 

記事の内容は

Sさんが1年前に工房で購入された

「宗像びーどろ 沖ノ島朱」という

とても綺麗な「朱いグラス」のお話だったのですが…

 

Sさんがお気に入りの

その「鮮やかな朱いグラス」の写真を眺めたあと

「食器棚にいれていると、

なぜかこのコップだけしっとりしている」

という説明を読んだ時に

なんとなく「ひっかかり」を感じました。

 

改めて、

朱いグラスの写真を見つめてみた私。

 

(このグラス…何か宿ってる?)

 → 涙アンテナ反応。

 

私が気づくと、宿っている何かから

なんともいえない

切なく暖かな「想い」のようなものが

伝わってきました。

 

リーディングしてみたところ

「水神(すいじん)」

と浮かび、反応あり。

 

この時は、単純に

 

「宗像びーどろ」というくらいだから

宗像三女神(弁才天)系列の神社のご眷属さんが

Sさんの元に「グラス」を使っていらしたのかな

くらいに思っていまして

Sさんに、そのようにお伝えしたのです。

 

Sさんからのご返信で

お住まいの近くの「宮地嶽神社」にある

小さな「水神社」がお好きでいらっしゃることなどを

教えていただいた時、

 

Sさんのつづるご返信の中に

たくさんの「キーワード」が散りばめられていまして

それをきっかけに

ぱーーっと、

「朱のグラス」に宿っている水神さまと

Siさんのご縁の情報が

あふれるように伝わってきました。

 

バラバラのパズルピースが急速に宙にひらめき

落下した瞬間に『ぴたり。』とはまるように

「ひとつの物語」が私の心の中に広がりました。

 

「過去」から「今」へと繋がったその物語と

水神さまの「想い」があまりにも素敵だったので…

Sさんに許可をいただいて

記事にして紹介させていただくことに^^

 

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時代はこんこんとさかのぼり

「飛鳥時代」くらいでしょうか…??

過去世のSさんも

今でいう「宮地嶽神社」の近くにお住まいでした。

 

現代では整備され、

水害の痕跡を感じることのない

平和なその地域です。

 

私に感じられたイメージでは

時代を経るにつれて「干拓」っていうのかな

どんどん海を縮小して土地を広げていったのですが

古代でのその土地は

海の一部がぐっと陸地に長く広く入り込んだ

「入江」のような印象でした。

 

そして海に嵐が来るたびに

入江は氾濫し、

その付近に住まう人々の

命や生活を脅かします。

 

水害に悩む人々は

「水神さま」に水害を鎮めていただくよう

「お願い」をすることに決めました。

 

その方法とは

「人柱 ( ひとばしら )」

 

この時

「では、私がいきます」

と「志願」したのが現在のSさんでした。

 

当時、「人柱になる」というのは

「神と婚姻を結ぶこと」という認識で

 

そうしてSさんは

当時の「婚礼の衣装」であった「美しい朱(あか)の衣」を着て

頭にたくさんの花を飾り

けして浮かびあがってこないように

たくさんの重石を体に結ばれて

海中に沈んでいったのです。

 

Sさんの心は

『水神さまの元にいく』ことを受け入れていましたが

海底に向かって沈みゆく肉体の

死への不安や恐怖は

やはり強かったのでしょう。

その時の魂に焼き付いた記憶が、

Sさんの現在の海への意識にも

影響しているようです。

 

海中で花嫁衣裳に包まれた肉体が死を迎えたとき

Sさんの霊魂を、水神さまがしっかりと抱き留めました。

 

Sさんが海中で水神さまのお嫁さんとして

ともに過ごした時間は

そう長くはなかったようですが

(しばらくして、天に上がられたのでしょうね)

水神さまはその間

Sさんの霊魂をとても大切に想われ、

そばに添われて慈しまれました。

 

あとで伝わってきたのですが

このとき、過去世のSさんはまだ14~5歳の

ほんの少女だったのですね。

 

なぜ、人柱に志願したのかというと

過去世のSさんは、

ことあるごとに、入江にこの「水神さま」がいることを

なんとなく感じ取っていたようなのです。

 

岩場に腰掛けて

海面に足をひたしチャプチャプと遊ぶ時

海中に、とても優しい存在が

自分が海に転落しないようにと気遣い

危ないことのないように

守ろうとしてくれていることを感じている、

そんなイメージが伝わってきました。

 

人柱になる以前から

少なからずお互いに存在を確認し

惹かれあってはいたのでしょう。
 

「縁」とは、私たちが思うよりも

はるかに壮大な時の流れの中より

続いているものですから

もしかしたら、Sさんのこの人生よりも以前から

水神さまとSさんは

お互いの魂に糸を結んでいたのかもしれませんが

それはまた別の話として…^^

 

そのような引力もあって

Sさんは、一抹の恐怖のその奥に横たわる

『海の中に、あのひとがいる』

という安心感があったので

「そんなら、あたし、花嫁になってもいいや」

と自らを人柱に志願したようでした。

それが、皆のためになるのなら…

 

女の子らしい女の子、というよりは

元気に入江の端の崖を駆け上ったり

男の子に混じって漁をしたりと

潔く度胸のある、お転婆な少女だったようです。

 

まるで男の子のようだったSさんが

化粧をほどこして

艶やかな朱の婚礼衣装に身をつつみ、

細やかに櫛を通した髪に花を挿し

美しい花嫁となった姿は

入江の住人たちの心に、涙を流させたでしょうか。

覚悟を決めたSさんは、

「人柱」という神事に向かう所作も女性らしく慎ましく

別人のように見えたことでしょう。

 

水神さまは、Sさんの霊魂が天に上り

輪廻の道に入ったその後もずっと

その土地を守り

「宮地嶽神社」の「水神社」の主として

祀られていたようです。

 

そして、たくさんの時が流れたある日

 

生まれ変わったSさんが宮地嶽神社の「水神社」を訪れ

「水神さま」を見上げました。

(↑ここ、なぜか「みあげられた」という感じが強くするので不思議です)

 

水神さまには Sさんが

かつて自分と婚姻を結んだ娘であることが

すぐにわかりました。

 

人は(表面的には)記憶を忘れるもの。

けれど、精霊は「忘れない」のです。

一度交わした約束は、ずっとずっと、覚えているのです。

ひとが忘れても、精霊だけは「ずっと」。

 

「忘れてしまうこと」

人の抱く「切なさ」であり「救い」であれば

「けして忘れないこと」

精霊の抱く「切なさ」であり

長い時を生きる彼らの「救い」なのかもしれませんね。

『いつか、新しいあなたにまた会える』ことが希望で…

 

水神さまは、Sさんの人生を見守りながらも

とうとうSさんへの想いが募り

「水神社」の神さまの座を後継に譲り…

 

「婚姻の色」である「朱」の器をまとって

Sさんの元へやってきました。

その想いは 修行のためにでも

Sさんに何かのお役目をさせたいからでもありません。

 

私が一番最初に「朱のグラス」の中の存在に気づいた時

伝わってきた、切なく暖かな想いは

Sさんへの

 

「逢いたかった。そばにいたい」

 

という純粋な、恋しく愛しい気持ちだったのでした。

 

過去世では、「朱」をまとったSさんが

自ら水神さまの元へ向かい

今世では、その逆で「朱」をまとった水神さまが

自ら、Sさんの元へ向かったという

 

不思議で、愛おしい

Sさんと、水神さまの「魂の絆」のお話でしたfish*流れ星

 

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Sさんも弁才天(豊受)系の魂の方なのですが

 

弁才天系の魂の人たちは

たいてい、過去世で

よく似た体験をしてきているんですよね^^

 

そのうちの一つに

 

「精霊や神(自然霊)と惹かれあう」

 

なんていう

今にもファンタジーな少女漫画になりそうな

共通項がありますが

 

「少女漫画」的な設定の方が

私たちの、魂のルーツの記憶を

知らず知らず、

創作で表現しているのですよ^^

 

漫画家や小説家など

「芸術としてのことば」を扱う人たちにも

弁才天系の魂は多いのです。

 

「弁天・豊受系」の魂も

元は精霊(自然霊)のエネルギーですから

精霊や神のエネルギーと親和性が高く

自然とお互いに惹かれあってしまうものなのですね。

それが場合によっては

「恋愛」であったり「婚姻」であったりという形で

成就することがあるのです。

 

私の「ことば」に引力を感じ、なぜかストンと腑に落ちる

という人はたいてい

同じソウルグループ(弁天・豊受系)のお仲間さんです^^

 

私は、同じグループの人たちに

「思い出してね」の鍵を渡すお役目を持っています。

 

どうぞ

「いやいや、私(僕)にそんなことがあるわけが…」

なんて思わずに

 

純粋な気持ちで

自分の中にある「かつて精霊たちと結んだ絆」

想いを馳せてみてくださいね願い音譜