駅に向かい歩いていたら、通り沿い電柱の根元、草が生い茂っている場所に、雀の親子が居た。
小雀は細くて小さくて、やっと毛が生えそろった状態。色も薄い。
歩いてきた私に気がついて、親はさーっと飛び立ったのだが、小雀はもたもたしてなかなか親を追いかけて行かない。
通り沿いなので車がバンバン走っている。
そっちに飛んで行ったら困るなと思い、少し遠ざかり離れたところから見ていたら…
あっ‼️
思わず声をあげてしまった。
車の通っている道路目がけて小雀が飛んだのだ。
たまたまトラックなど高さがある車が来ていなかったから良かったものの、危険だった。
小雀は危険を察知したのか、道路のど真ん中でUターンして草むらに戻ってきた。
嗚呼❗️良かった‼️
何カ月か前に、私の目の前で車に轢かれた小雀のことが頭に浮かんでいたから。
小雀は、草むらの手前の柵に一度止まり、どうしたらよいものかわからない様子で次は草むらの中に飛んでいった。
初めての飛行だったのか、それとも不器用な小雀なのか。
私は自分が非常に不器用な人間であるから
あの小雀がすこぶる心配だ。
頑張って行き抜け!応援してるぞ、と草むらの方を見つめた。