世界遺産の平泉を巡る!その①中尊寺・令和二年一月四日、一月十四日 | 猫汁の小部屋*2号室

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令和2年1月4日と1月14日、
平泉
中尊寺(ちゅうそんじ)
参拝いたしました。

1月4日は土曜日。
正月三が日に続き、連休が重なったこともあり
参拝者で賑わっていました。

そして1月14日は、成人の日の翌日。
三連休明けの平日・火曜日ということで、
お正月の賑々しさとは真逆の
静けさの中の参拝となりました。

この2日間の様子を
数回に渡って紹介いたします。

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平泉文化は、平安時代後期に
奥州平泉に陸奥の豪族、
藤原清衡(きよひら)を父として
子の基衡(もとひら)
孫の秀衡(ひでひら)の、
いわゆる奥州藤原三代が
およそ100年にわたって築いた文化です。

※詳細についてはコチラをご参照くださいウインク


天台宗東北大本山
関山 中尊寺
嘉祥3年(850年)、比叡山延暦寺の
高僧慈覚大師円仁
(じかくだいしえんにん)
よって開かれました。

その後、12世紀のはじめに
奥州藤原氏 初代清衡公によって
大規模な堂塔の造営が行われました。

藤原氏滅亡後、度重なる火災によって
多くの堂塔が焼失したなか、
金色堂だけが創建当時のまま残っております。

堂内には
奥州藤原氏四代の御遺体が納置されています。

初代清衡公、二代基衡公、三代秀衡公、
そして四代泰衡公の亡骸は
金色の棺に納められて
須弥檀の中に眠っているのです。

その金色堂は、
松尾芭蕉『奥の細道』
「五月雨の降残してや光堂」
・・・と詠んだことでも有名です。

境内全域が特別史跡の指定を受けています。

平成23年(2011年)に
中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が
世界文化遺産に登載されました。

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1月4日
第1駐車場入り口には車の列が出来始め、
警備員さん方が手際よく
駐車場整理をしていました。

参道となる月見坂
皆さんどこからやってきたのか、
吸い込まれるように月見坂を上っていきます。

月見坂はかなりの急勾配です。
以前はこのような立派な参道では
なかった記憶がありますが・・・。
(砂利道だったような???)
とにかく急坂!
既に息切れする猫汁ゲローハアハアガーンアセアセ

途中にある、東物見台

境内案内をご覧になると
だいたいの配置関係がわかると思いますが、
参道の途中にはお堂が建ち並び、
中尊寺の本堂は
中間付近に鎮座しています。
(本堂については、続編で紹介します)

参道を進むにつれて
徐々に参拝者が増えてきた様子。

さらに奥へ進むと、
世界遺産に登録された
あの有名な
金色堂(こんじきどう)
ございます。

金色堂拝観券発行所で
拝観料を納めるのですが、
猫汁がビックリしたのは
いつからこんな立派な建物があったのか!?
ということ!
以前参拝したのは かなり昔だったので、
この建物の記憶が全然ない!

しかも、受付は
インフォメーションと表現した方が
なんだかしっくりとくる、イマドキの造り。
電子マネーも当たり前のように使えます。
時代はここまで進化したのですねぇ。

さて、パンフレットやメディアなどで
よく目にする金色堂の写真は
この位置から撮影されています。
※写真は覆堂です。金色堂は、この建物の中にあります。
ベストショットを狙っても、
そこらへんから人がヒョイっと登場するので
絶対にフレームに誰かが入ってしまいます。

人が途切れるタイミングを狙って
急いで撮影したけど、こんな感じ。

他の参拝者も
この位置から建物を撮影したり、
自撮りをしていたので、
なるべく邪魔にならないように撮影しなきゃと
ちょっと焦りましたてへぺろ

金色堂入り口の受付で拝観券を提示して
いよいよ入場。

金色堂内は撮影禁止なので、
中尊寺ホームページからお借りした画像を。
荘厳で煌びやかで
なんとも言えないド迫力!

思わず立ち尽くして
しばし見入ってしまいました。

そうそう。
金色堂を最初に拝観したのには
理由があります。

こちらの御朱印帳を
頂くためです!デレデレ下矢印下矢印下矢印

紺地に金色の模様が描かれた布張りの表紙。
表紙と裏表紙を合わせると・・・

国宝 金堂華鬘(こんどうけまん)

全体像になるのです!


カバーも布張りで、しっかりとした造り。
金色堂のイラストがデザインされております。
この御朱印帳は
讃衡蔵でも購入できますが、
中尊寺に初めて参拝して
御朱印を頂くのであれば、
最初に金色堂の御朱印所での
御朱印帳の購入をお勧めします。

なぜなら・・・

金色堂の見開き御朱印
頂けるからです!

同じ御朱印帳でも
最初に讃衡蔵で頂いた場合には、
金色堂での見開き御朱印は頂けません。
通常御朱印になりますのでご注意下さい。


金色堂を出て次に進みます。

すぐ隣に経蔵があるのですが、
写真を撮り忘れましたチーン
なんということでしょう!

関山天満宮と、
松尾芭蕉の像

旧覆堂
金色堂解体修理(昭和の大修理)の際、
現在地に移築されました。

大長寿院
本尊は胎蔵界大日如来。

釈迦堂
本尊は釈迦三尊(しゃかさんぞん)。

白山神社方面へ。
白山神社・野外能楽殿 入り口

白山神社の手前を
左手に曲がると見えてくる建物。
かんざん亭

寒いので、こちらに一旦退避しました。
お茶と かりんとう饅頭の嬉しいサービス。
ぜんざいを頂きました。

おいしかったなぁ〜酔っ払い
また食べたい!




それでは本日はここまで。
お読みいただきありがとうございましたニコニコ

続編では境内を巡りながら
御朱印を合わせて紹介してまいります。