“原発 格納容器に損傷なし”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/k10014632571000.html
3月12日 21時1分
枝野官房長官は、記者会見で、福島県の東京電力・福島第一原子力発電所で何らかの爆発があったことについて、建屋の壁が崩壊したもので、原子炉を収納している格納容器には損傷がなかったことを明らかにしました。また、菅総理大臣は、住民の健康被害が出ないよう全力を挙げていきたいという考えを示しました。

この中で、枝野官房長官は、福島第一原子力発電所で何らかの爆発があったことについて、「原子力施設は鋼鉄製の格納容器に覆われている。その外が、コンクリートと鉄筋の建屋で覆われている。このたびの爆発は、建屋の壁が崩壊したものであり、中の格納容器が爆発したものではないことが確認された」と述べ、原子炉を収納している格納容器には損傷がなかったことを明らかにしました。これに先立って記者会見した菅総理大臣は「今回の地震で、従来の想定をはるかに超える津波が襲ったために、原発が止まった際に稼働することになっていたバックアップ体制に問題が生じている」と述べました。そのうえで、菅総理大臣は「避難の範囲を10キロから20キロに広げることをお願いすることにした。これを含めてしっかり対応をすることで、1人の皆さんも、健康被害に陥らないよう全力を挙げていく」と述べました。

原子炉格納容器外で水素が爆発…官房長官
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110312-OYT1T00654.htm
 枝野官房長官は12日夜、首相官邸で記者会見し、福島第一原発1号機で起きた爆発について「原子炉の格納容器が爆発したものではなく、格納容器の外で起きたもの」と述べ、「放射性物質が大量に漏れ出すものではない。爆発前と比べ数値は上がっていない」と冷静に対応するよう呼びかけた。

 東京電力の調査でも濃度は上昇していない、という。

 「水素爆発」で建屋の外壁が壊れたという。(2011年3月12日20時53分 読売新聞)

 うーん、状況が悪化してしまいました。ただ、格納容器の破損という最悪の事態だけは阻止出来たようで、不幸中の幸いと言ったところでしょうか。
 現在は自衛隊によって格納容器を冷却するために海水を注入してる段階とのこと(NHK:海水で冷却 午前1時ごろ終了)。これに成功すれば廃炉は免れないものの、これ以上の被害は局限出来るようなので、成功を祈りたいと思います。この寒空の下、真夜中だというのに、被曝の危険も省みずに作業に当たっている原発職員や自衛隊の皆様には、ほんと頭が下がります。

 とはいえ、やはり周辺住民への被害も、残念ながら免れなかったようで…

■福島第1原発周辺住民、少なくとも3人被曝 県が発表
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819490E3E0E2E39B8DE3E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2


 どの程度の被害を受けてるのか判然とはしないものの、こちらも軽症で済んでくれる事を祈らざるを得ません。また、本当に被曝したのがこれだけなのかな?とも思いますので、大変な時期ではありますが、検査対象を拡大と、被曝対策の徹底をお願いしたいですね。

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