韓米FTA:駐韓米商工会議所会長「再交渉の必要なし」
記事入力 : 2009/02/26 10:27:16

 駐韓米国商工会議所(AMCHAM)のデービッド・ラック会長(57)=米国ユナイテッド航空韓国支社長=は25日、ソウル市中区小公洞のロッテホテルで、就任後初の記者会見を行い、「韓米自由貿易協定(FTA)は、再交渉の必要がない極めて公正な協定だと考えている」と語った。ラック会長は米国内の一部から出ている再交渉の主張を一蹴しつつ、「韓国の国会が韓米FTAを早々に批准することを願う」と注文した。

 またラック会長は、駐韓米国商工会議所も米国商工会議所と協力し、米国議会で韓米FTAが近日中に批准されるよう力を尽くすと強調した。ラック会長は「オバマ新政権と協力し、機会があるごとに米国議会に韓米FTAの重要性を知らせ、韓米関係に影響力を有する米国政府の要人や議員らと会い、韓米関係の重要性について広報している」と語った。

 さらにラック会長は、韓国国内の外国企業が直面している困難の一つとして「低い労働柔軟性」の問題を挙げた。ラック会長は「現在の体制では、各企業は変化する市場の動向に合わせ労働力を調整することができないが、景気の沈滞期には労働柔軟性が必要だ」と強調した。さらに「労働柔軟性が失業をもたらす、と多くの人が信じているが、これは一部に過ぎない。真の意味での労働柔軟性が保障されれば、景気沈滞期に人員規模を調整することは困難ではないということが分かるため、各企業はむしろ積極的に人員を雇用するだろう」と語った。

 次いでラック会長は、「今年の経済展望は暗いように見えるが、歴史的に韓国人は危機の度に力を合わせ克服してきたため、韓国は現在の経済危機と困難を素早く切り抜けるだろうと信じている」と付け加えた。

 ラック会長は30年以上航空業界に携わり、27年間アジア地域で活動した「アジア地域の専門家」だ。1981年から米国商工会議所の会員として活動してきたラック会長は、今年1月1日からウィリアム・オバーリン前会長の後任として1年の任期をスタートさせた。

キム・ヒョンジン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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労働柔軟性もさることながら、OECD平均の39%っていう労働生産性もなんとかすべきだと思うんですけどね。問題の根は一緒なんですけど。
とにかく、デモしようがストしようが一定の賃金が出るっていう、狂った体勢をどうにかしないことには話になりません。もっとも…韓国の没落の原因はそれだけじゃないですから、その辺クリアしたところでFTA締結しても、市場をアメリカ製品に食い荒らされるだけかもですけどw;
アンチダンピングにごりごり動きそうですしね~…

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