昨年、「がんばらない介護」というテーマの講座に参加しました。
講師は介護者メンタルケア協会代表の橋中今日子さんです。
ご家族3人をお一人で21年間介護しながら
リハビリ専門家として病院勤務をこなし、
現在は介護関係者のメンタルケア、研修、講演をされている方です。
講座の中で「名もなき介護」について触れていたのですが、
その具体例として家事労働、深夜早朝対応の他に
感情労働を挙げていたのですよ。
感情労働とは、
顧客(消費者)に対して
感情のコントロールや表現が不可欠な業務のことです。
接客・サービス業に特に顕著にみられます。
家庭内で感情労働をするということは、
家族に寄り添うために自分の感情をコントロールしているということ。
「名もなき介護に、感情労働が含まれている」ということを初めて知り、
目からウロコが
落ちましたよ!
母の病気に寄り添う、痛みや辛さに共感する、
話し相手になる、愚痴を聞く、機嫌を損ねないように気を回す、
イラっとしても顔に出さないようにする……
これみんな労働だから、疲れるのね!
これって、子育てにも当てはまるよね!?
子どもの気持ちに寄り添う、
疲れていても要求に応える、
手を出したいけど我慢して行動を見守る、
なるべく笑顔を心がける……などなど。
気持ちをコントロールしているなと思ったら、
それは感情労働ってことです。
毎日めっちゃ働いてるよみんな!
今日も一日、お疲れさまです