FIP治療薬 GS−441524の価格を世界の水準に

少し前に猫伝染性腹膜炎治療の世界の状況や歴史についてお話ししましたが、それを元にGS−441524の費用という少し現実的なお話しをしようと思います。

 

まだ読んでいない方は、お時間がある時に読んでみてください^^

 

FIP治療始まりの歴史と今後の方向性について

 

FIP治療剤の歴史と種類について

 

 

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猫でんちは、愛猫がFIPにかかり高額な治療費に愕然とし治療薬について病気について勉強してきたことを共有しようと思いブログをはじめました。

 

猫伝染性腹膜炎の治療に使用する治療薬・新薬は個人輸入をすることで良いものを安く購入することができます。個人輸入と聞くと難しそうなイメージもありますが、猫でんちは治療薬(GS-441524の注射薬と経口薬(北米、ヨーロッパ、東アジアで治療に使われている製品)の相談や購入先の紹介が可能です。

 

FIPは死を待つ病気ではなく、誰もが安価に治療できる病気に変わってきています。FIP診断されたからと諦めるのではなく、猫ちゃんの体調の相談・治療方法・治療薬についてまずご相談ください。今治療を始めるのが完治に向けての第一歩です。

 

猫ちゃん・ご家族の方・治療薬・動物病院・猫でんちが全部一つとなって完治を目指していきましょう^^

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海外でのFIP治療

 

海外でのFIP治療のスタート

現在海外では臨床や研究を元に治療を行なっていると同時に、治療経験者や治療中の人々が集まったコミュニティを軸としたFIP治療も盛んに行われています。そのため、日本のように「かかりつけ医ではFIP治療は行えない」「FIP治療に特化した病院やFIP治療薬を取り扱っている病院に行かないと治療ができない」という状況はまずありません。

 

それでは海外ではどのように治療を行うのでしょうか?

 

愛猫がFIPと診断、あるいはFIPかもと疑い診断を受けた時点で、各国のFIPコミュニティに参加し治療薬や治療方法について情報を得ます。かかりつけ医である動物病院でFIP治療薬を購入できる場合は購入、または自分で治療薬を国内で購入または海外から個人輸入して薬の投与をスタートさせる場合が大多数です。

 

 

 

FIP治療薬 GS−441524の価格

 

猫伝染性腹膜炎の治療薬 GS−441524

臨床が豊富で安定した効果が認められているGS-441524は、未承認薬のために高額という訳ではなく私たちの手に届くまでに多くの経由地があるために高額になります。また、ほとんどのGS-441524は中国やインド産で、2019年当時は数千ドルに達していた高額な成分でしたが、現在(2023年)は数百ドルまで価格が抑えられてきています。

 

FIPの治療薬の詳しいお話しはこちらをご覧ください

 

 

FIP治療薬の価格と購入ルート

ここで私が実際に購入した治療薬も含めて現在の日本のGS-441524の価格を整理してみようと思います。

 

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【2kgのウェットタイプのFIPの猫ちゃん、経口薬で標準治療期間(84日)で治療の場合】

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○ 日本で良く見かけるGS−441524 ブランドの値段

Clover (curecat, hopefip):6万円

Curefip:15万円 

Spark&Aura:20万円 

CFN:80万円 

Mutian:100万円

 

 

*実際に使用した価格やここに記載している価格はレートによって多少変わる場合や、購入サイトや治療コミュニティを通して得た価格情報なので、全てがこの値段という訳ではなく、おおよその値段です。また、症状が悪化した場合や体重が増えると投与量も変わってくるので価格の比較という視点で見ていただければと思います。

 

*私自身が購入した薬はCloverで、実際に使用している方の情報を集め治療実績が確実に確認できた薬を選択しました。始めは生活していた海外に送ってもらっていましたが、治療終盤には日本に配送可能かを確認し送ってもらいました。

 

 

GS−441524以外のFIP治療の選択

高価な猫伝染性腹膜炎の治療薬しかないと手を出せない方も多く治療を諦めて看取りをするしかないのかということを発信している方をSNSを通して何回か見かけたことがあります。また、治療ができない動物病院では抗生剤やステロイドを処方し対象療法のみを行っているのが現状で、それでは100%助けることはできません。

 

価格的に治療が難しい場合、より低価格な人間用のコロナ治療薬として承認を受け、猫ちゃんにも有効ではないかとされているモルヌピラビルを使用する方もいます。誰でも手に入れやすい価格ですが、完治率や再発率の成績がGS-441524よりも悪く、副作用も報告されているため、世界の臨床では再発時のGS-441524の薬剤耐性がついた猫ちゃんに対して使用することが共通の認識として使用されているため、私個人としてもあまりお勧めすることは難しいです。

 

 

 

 

FIP治療薬への願い

 

私が海外でのFIP治療の現状を知っているからこそ、日本のFIP治療の現状、特にGS-441524の値段には正直大変驚いており、治療実績のある品質の良い治療薬を誰もが手に入れることが可能な値段で取り扱っているにも関わらず、治療薬の費用の面で頭を抱えている方が多いことにとても心が痛み、この現状を何とか変えることができれば良いのにと思いながらFIPの情報についてブログにまとめており、今回この記事を書くことにしました。

 

海外では誰でも治療ができGS-441524を使用すれば98%ほどの猫ちゃんは助かることができる病気であるという認識であるのに、日本では治療すら受けられない、治療のために何かを諦めないといけないという病気への認識を世界の認識と同じところまで変えていければ良いなと思います。

 

必ず個人で治療薬を輸入しなければいけないという訳ではなく、猫伝染性腹膜炎の治療方法の一つとして、治療薬の購入方法の選択肢の一つとして考えていた頂ければなと思っています。

 

猫ちゃんとご家族、動物病院、治療薬、猫でんちが一つのチームになりるようにできたら良いなと考えています。


 

 

〜〜 各種SNS 〜〜

 

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