猫伝染性腹膜炎(FIP)の診断と発熱の疑問
猫伝染性腹膜炎(FIP)の初期症状の一つに発熱があると以前お話ししましたが、診断時に発熱がなく本当にFIPなのかと疑問を思う方もいらっしゃるかと思います。今回はその疑問について説明していこうと思います。
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猫でんちは、愛猫がFIPにかかり高額な治療費に愕然とし治療薬について病気について勉強してきたことを共有しようと思いブログをはじめました。
猫伝染性腹膜炎の治療に使用する治療薬・新薬は個人輸入をすることで良いものを安く購入することができます。個人輸入と聞くと難しそうなイメージもありますが、猫でんちは治療薬(GS-441524の注射薬と経口薬(北米、ヨーロッパ、東アジアで治療に使われている製品)の相談や購入先の紹介が可能です。
FIPは死を待つ病気ではなく、誰もが安価に治療できる病気に変わってきています。FIP診断されたからと諦めるのではなく、猫ちゃんの体調の相談・治療方法・治療薬についてまずご相談ください。今治療を始めるのが完治に向けての第一歩です。
猫ちゃん・ご家族の方・治療薬・動物病院・猫でんちが全部一つとなって完治を目指していきましょう^^
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Q&A FIP診断時に発熱がない猫もいますか?
A - 診断当時に目立った発熱が無い猫ちゃんもいます。
○ 診断当時に目立った発熱が無い猫ちゃんがいる理由①
体内である程度の免疫機能が働いている状態の時にウイルスが増殖しつつも、体内で免疫とウイルスのバランスが保たれている場合。
○ 診断当時に目立った発熱が無い猫ちゃんがいる理由②
FIPVが発生するとマクロファージが一番初めに感染し、ウイルスが体の中で増殖しても免疫機能が壊れているがために免疫反応が現れ無い場合。
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○ 詳しい解説
まず、発熱というのは細菌、微生物、ウイルス等の感染によって発生します。私たち人間の体にも異物が入り込むと免疫機能が働き体温を上げて異物と戦う準備を始めるように猫ちゃんにも同様の現象がおきます。
FIP(猫伝染性腹膜炎)の発症と発熱の話に戻ります。猫腸管コロナウイルスが変異し、FIPV(猫伝染性腹膜炎ウイルス)に変化します。この時に腸管の細胞を対象にしていたウイルスは免疫細胞のマクロファージに対象を変え、増殖しさらに増殖することで免疫機能が正常に作動しなくなります。
その結果ウイルスが爆発するように広がりますが、体内である程度の免疫機能が働いている状態では、ウイルスが増殖しつつも体内で免疫とウイルスのバランスが保たれているため、一定期間は問題がないように見え、発熱もあまり大きくは見られず最近体調が悪いのかな?と思くらいの場合があります。
しかし免疫と増殖のバランスが崩れた時(=爆発した時)には瞬間的にひどい免疫反応が起こるため、発熱が始まったり、腹水が溜まったりと目に見える症状が発生します。
体内にある程度の免疫機能が働いている状態は、ドライタイプ(非滲出性)FIPに見られ、何ヶ月間ウイルスが体の免疫力と反応しながらゆっくりゆっくりと増殖します。
一方でウェットタイプ(滲出性)FIPは、感染後ほぼ一週間前後で様々な臓器に損傷や腹水、発熱等の酷い症状が速いスピードで現れます。
また、FIPVが発生するとマクロファージが一番初めに感染し、免疫機能が壊れてしまうため、ウイルスが体の中で増殖しても免疫機能が壊れているがために免疫反応が現れ無い場合もあります。
FIPV感染時にかなり重要で共通する症状
FIPV(猫伝染性腹膜炎ウイルス)に感染した時に、かなり重要でほとんどの猫ちゃんに共通する症状があります。それは、体重の停滞と体重の減少です。
1歳頃までの猫ちゃんは大きさや体重が増え続けますが、猫伝染性腹膜炎にかかった猫ちゃんは食欲があっても、体重が減っていたり、体重の増加が停滞している場合がかなり多いです。
なので非滲出性FIPにかかった猫は症状が特にありませんが、なぜだか体重が増えなかったり減っていると感じることからFIPの感染を発見する場合が多いです。
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