猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療の歴史と今後の治療と思い

何回かに分けて現在の海外を含めた世界的な猫伝染性腹膜炎の治療状況と様々な情報を整理し、内容を共有していこうと思います。

◎猫伝染性腹膜炎治療の始まり

最初に猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療についての研究が始まり、治療の可能性を発見することになったのは、コロナ治療剤として始まったGC-376やGS-441524のような抗ウイルス成分が、2018年アメリカのUC DavisのDr.Pedersenの研究で猫コロナウイルスが突然変異した猫伝染性腹膜炎(FIP)にも効果的に治療できることを発見しました。北米、ヨーロッパ、中国、香港等の華僑圏から最初に治療剤を適用した治療が始まり、治療コミュニティが作られ多くのFIP患者の家族たちが集まり治療を始めるようになりました。

 

GC-376は最も初期に臨床と実際に治療患者に使用され始めましたが、比較的多くの副作用が発生したため現在は再発時にGS-441524等への薬剤耐性がついていたりと特殊な場合ではない限り使用しない成分になりました。

 

後続のGS-441524は臨床と実際の治療患者に数多くの治療経験に対して85~90%に達する完治率と低い副作用と細胞毒性(変異原性)医薬品であることで知られており、現在は追加で使用される他の成分(レムデシビル、モルヌピラビルなど)の発見にも一次治療に最も効果的な猫伝染性腹膜炎治療剤として広く使用されています。

 

UC DavisのDr.Pedersenによる臨床研究の資料です。

 

 

これにより、様々な国々でさらに臨床実験が進み、また数多くのFIPを患った猫ちゃんの家族の方々がGS-441524をベースに2019~2023年現在まで、北米、ヨーロッパ、中華圏、韓国など数多くの国ですでに数年間数万頭以上の患者が治療を行ってきました。また新しい患者が猫伝染性腹膜炎治療を行うことができる多くの情報とノウハウが集まっている状況です。

 

猫伝染性腹膜炎の新薬と呼ばれるGS-441524の治療剤はギリアド社で開発された物質ですが、様々な経済的な論理や特許などの問題で現在までそして今後も正式動物用薬剤として発売される可能性はかなり低いという状況です。

 

 

 

◎現在の猫伝染性腹膜炎治療の状況と今後の治療

現在ほとんどすべての国で使用されているGS-441524の猫伝染性腹膜炎の新薬である治療薬は、中国の製薬会社で最初に製品を作り始め、現在までも複数の中国の製薬会社のGS-441524猫伝染性腹膜炎治療剤が北米、ヨーロッパまたは香港、台湾、韓国、東南アジアなど様々な国に多様なブランドと多様な製品として供給されています。

 

製品の性質上仕方なく正式製品が発売されないため、グレーマーケットまたはブラックマーケットとして運営されており、これはアメリカのDr.Pedersenも認知しています。

 

現在でも多くの臨床試験や実際の治療で中国の猫伝染性腹膜炎治療薬を使用しています。

 

中国製薬会社は注射剤から経口剤や再発耐性複合治療剤など様々な製品を改善してきており、治療費用(薬代のみ)は2019年当時数千ドル(150,000円~)に達していたとされる非常に高い価格でした。今は各製薬会社間での競争を通じて数百ドル(15,000円~)レベルまでと非常に安くなり、治療する機会がさらに増えました。治療する患者にとってはどんな理由であれ良いことだと思っています。

 

しかし、猫伝染性腹膜炎の克服のために努力した治療の先輩猫ちゃんたちは、治療過程に関する情報、症状別治療による用量に関するガイドラインもなく、複数のFIP治療薬ブランドが数十個と作られた結果、不安定な品質管理や含有量の問題、製品の安定性の問題で治療がうまくいかない、再発または死亡するなどの数多くの出来事の報告が世界各国のコミュニティでされていました。

 

長年にわたってここまできた過程から、現在は安定したFIP治療のためのガイドラインと安定した製品または複数のFIP治療剤の特徴に応じて適切な選択をすることができるようになるノウハウがたくさんできたことは本当にありがたく、また今後治療する選択肢が増えたことには多くの患者や家族にとって大きな幸せではないでしょうか?

 

猫伝染生腹膜炎は、今でも尚100%すべての患者が治癒しているわけではありません。

再発する猫ちゃんもいますし、治療中に亡くなってしまったり治療がかなり長くなってしまう猫ちゃんや、合併症が現れる猫ちゃんがいます。猫ちゃんによって状況が様々で今後も治療がどのような方向に流れていくかは私たち誰もが知ることは難しいです。

 

 

◎ 日本の猫伝染性腹膜炎の治療への思い

猫でんちでは今後治療する猫ちゃんと家族のために今回の記事をはじめ、もっと重要な情報や海外の多くの治療ガイドラインと情報、そして猫伝染性腹膜炎治療薬の選択について知っている限りのことをお伝えしようと思っています。次の記事までしばらくお待ちください! 今は猫伝染性腹膜炎の治療はもう不可能ではありません。

 

私たちみんなが一緒に治療に参加し、一緒に情報を共有するようになれば、もっと多くの猫ちゃんが猫生を大好きな人のすぐ近くで長く一緒に居ることができると信じています!

心配でSNSやインターネットを検索し情報提供を募る時間よりも、コミュニティを通して愛猫の側にいる時間・治療に集中する時間が増えるように、多くの方が協力してくれることを願っています。諦めずに治療頑張っていきましょう!

 

 

 

<海外の数多くのコミュニティで数万人以上の人々が集まり治療情報を共有し、安全な治療方法や治療薬購入など情報を共有しています>

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