私が実際に受けようとした職業訓練はIT系の講座でした。

 

IT系といっても、いろいろと種類が分かれており見学したのは

 

➀プログラミング(JAVA、Python、PHP等)

プログラミングを教える講座は難易度が高めで結構ハードなようです。JAVAやPHP等の定番言語から最新のPythonまでをまとめて教える講座や一部に集中して学ぶ講座など内容が多岐にわたります。正直、複数の言語をやる講座では、半年ならまだしも3ヵ月の訓練だと消化不良を起こすのではないかと思ってしまいました。開催場所は、IT系の教育事業を行っている企業の研修所等が多いです。見学に行ってみると男性比率が高い教室が多いようです。

 

②WEBデザイナー

WEBデザイナーの講座はデザイン重視の講座とコーディング重視の講座に分かれていることがあります。デザイン重視のところはillustratorやPhotoshopの授業の割合が多くなっていたりしますが、コーディング重視の講座は視覚的なデザインはあまりやらない場合があるのでよく募集要項を見るか見学で確かめる必要があります。この講座は専門学校の一室であったり、WEBデザイン事務所を間借りするような形で開催しているところが多く明るい教室が多い印象でした。比較的、女性が多いみたいです。

 

③インフラ

サーバーの管理やネットワークの構築を行うインフラエンジニアを養成する講座です。こちらも、講座によってサーバーやネットワーク、セキュリティ等の割合が変わってくるようで見極めが必要になります。プログラミングの講座と同じくIT系の教育事業を行っている企業の研修施設などで開催されることが多く男性が多いです。

 

④混合の講座

初歩的なパソコン講座と合わせてウェブサイトの更新や簡易なプログラミングを同時に学ぶ講座もあります。パソコン初心者でも参加可能なものが多く、パソコン講座+αの内容です。正直、officeソフトが使えるだけでも就職先は大きく広がりますから、IT系に興味はあるけどパソコンが使えないといった方にはうってつけの講座です。また、パソコンを使えることが前提ですが、WEBマーケティング講座など流行りの科目を取り入れている講座もありました。

 

上記の講座を見学しましたが、どこも講座を受けただけでIT系技術者として働けるわけでは無いということを説明していました。やはり、一定期間の実務経験が無いと技術者として一人前になることはできないようです。その為、業界で必要になる基礎知識を学びIT系企業や技術派遣に応募して就職することを目標にしているようでした。ここら辺は、民間のプログラミングスクールなどと同じですね。

 

しかし、職業訓練で費用をかけずに未知の業界を体験できるというのは大きなメリットですし、一度就職してしまった後では向き不向きが分かっても遅いですから失業手当を受ける予定の方は検討されてはどうかと思います。