中小企業診断士の二次試験は無理矢理乗り切った印象があります。

 

一次試験の解答速報で合格がわかったのですが、それまでは養成課程に行こうと思っていたので二次試験対策は行っていませんでした。しかし、一応は過去問を見てみようと不揃いな合格答案を本屋で読んでみたところ、なんか行けそうな気がしたのです。ちょうど、無職だったこともあり直感に従って急遽受験することにしました。

 

教材は、本屋やネットで買った不揃いとTACの教材、あとはブログやYouTubeの解説です。

 

事例Ⅰ~Ⅲの対策は、ひたすら不揃いや解説書を参考に答案を書いては採点と読み返しを行っていました。これは、得点になりそうな言い回しやワードを覚えることと、要約の精度を向上させるためです。結局は、必要な要素の抜き出しと本文の要約が重要になるため、とにかく量で押すしかないと過去問10年分ぐらいを用意して一日一年分をまとめてやっていました。あとは、純粋に文字を書くのが遅いので早く書く練習も兼ねてます。

 

結局、事例Ⅰ~Ⅲは角度が変わっているだけであって、必要な情報の抽出と中小企業診断士として助言ができているかが重要だと思いますので、本文中や問題文について、深く考えるというよりも素直にそのまま回答することを重視するようにしていました。

 

問題は事例Ⅳでした。全く知識がない上に、科目合格で財務は去年受けたきりだったためです。とにかく、わかりやすい教材が必要だと思ったので本屋に行って解説書を立ち読みし続けて、TACの事例Ⅳの解き方を買いました。この教材のおかげで合格できたと思うぐらいにはわかりやすいです。最終的には、経営指標は完璧?その他の計算は運が良ければ解る程度になりましたが、NPVは結局理解できず、仕方ないので一番簡単なNPV問題の模範解答を一日一回書き写して基本的な公式を覚える作戦にしました。これなら、大外れは無いだろうとの算段です。また、文章問題は解答できればかなり合格に近づくことはわかっていたので一次試験のおさらいをして、本番で何でもいいから書くという方針で無理矢理解答しました。これで、45点ぐらいだったので事例Ⅳの対策としては間違っていたのだと思います。

 

総合点で合格できたからよかったですが、やはり計算問題は頻出のものだけでも完璧にする必要がありそうです。

 

結果は、事例Ⅰ~Ⅲが60点以上で、事例Ⅳが40点半ばという結果でした。事例Ⅰ~Ⅲが苦手だったら目も当てられないことになってますね。とにかく、3ヵ月で対策できたのは無職だったからに尽きます。フリーターの特権をフルに活用できました。