40話「卒業」
※ネタバレご注意!
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【40話(4/19放送分)】
江天凌は父親に反抗して倒れて以来、未だに床についている状況だった。天凌自身はまだ自覚がそこまでないようだったが、天凌を診た医師は重々しい表情で、父親である江府の叔父さんにだけ病状について話す。
それは、脚の筋力が徐々に弱り、悪化していくというもので『お母上の病状と同じです』と言われ、叔父さんは顔色を変える。
そんな天凌の状況など知らぬ折枝さんは、天凌と自分の肖像画を微笑みながら眺め、二人でまた過ごせる日を願っていた。
後日、ようやく講義に復帰した天凌。喜ぶ若様・江白玉や水無瑕、斉徳隆、方雲成らも、天凌の病気については知らず、天凌本人も、たびたび脚に力が入らなくなるのを感じてはいたが、亡くなった母親と同じ病気だとは気づいていなかった。
(蕭さんが体内に入れた、筋肉の病気の患者の病状と同じじゃない?)
一方、若様達が受けていた講義は最終日を迎えていた。
『講義はこれで最後』と感慨深く告げる侯教官。感傷的な様子にみんなで感謝しながら慰めるが、きょとんとした教官は
( ˙-˙ )「私は皆の卒業を喜んでいるんだ」
と、何言ってんだコイツら顔(笑)
続けて『君達は厄介な生徒だった』と言い放ち、若様個人に対しては『崇安一の放蕩息子が私の教え子だ』と言う始末。
面と向かって言うの笑った。
講義後、卒業を迎えるみんなのために、雲成がそれぞれに同窓録を用意してくれ、みんなで楽しそうに書き込んでいた。
(寄せ書きとかできる卒アルみたいなやつ)
青春(*´-`)
*****
同窓録を渡した後の雲成は、一人、江府の叔父さんとおばあちゃんの元を訪れていた。
叔父さんが、雲成が斉さんの父親を殴った罰金は江家が負担したと言う。お礼を言う雲成に対し、斉さんの父親は偽情報を流した罰で五年は崇安に出入り禁止になり『災い転じて福となす』だと喜びながら教えてくれる。
だが雲成は深刻な顔を崩さないまま、叔父さんとおばあちゃんに
「江家を去ります」
と直談判する。おばあちゃんが『白玉にいじめられたか?』と心配して聞くが、
(おばあちゃんの中で若様はどんだけ悪い子なの笑笑)
「若様は私を兄弟のように接してよくしてくれました」と言い、江府を去るのは広い世界に出て成長したいからだと続ける。そして
「ここまで育ててくださり、ありがとうございます」
「大きくなって戻ってきます。この御恩は忘れません」
と跪いて御礼を述べる。
おばあちゃんは、跪く雲成に寄り添って、
『大きくなった。飛び立っておいで、そしてまた戻っておいで』と優しく言ってくれる。
おばあちゃん愛情深いわ…めっちゃいい職場だったね。
*・゜゚・*:.。・*.:*・゜゚・*
直談判の後、自室に戻った雲成のもとに化粧品を貰いに斉さんが訪れる。そこに居合わせた別の侍女の発言により、雲成は江府を去る事を斉さんに打ち明けるはめになる。
『正直ここを離れるのには凄く未練がある』と、江家に対する気持ちを吐露する雲成。
『…だけど、報われないものに縋りつくのはやめようと思う』と斉さんを見つめて言う。
そして、気持ちを切り替えるように『一年分の化粧品を用意しました。都から送ります』と明るく話す雲成。
「これからも貴女の化粧品はお任せください。
貴女が母親になっても…一生…」
(この言葉めっちゃ想いがこもってたし、見つめる目もヤバい。まだ好きじゃん!!)
試験前だから、若様達にはまだ江府を去る事を言わないでくださいとお願いし、荷造りがあるのでお帰りくださいと頼む雲成。斉さんは何か言いたげな表情で部屋を後にする。
去っていくその後ろ姿を、雲成は目に焼きつけるように見つめていた。
切ないッ!!
。・゜・(ノД`)・゜・。
雲成なりの前を向くための決断だよね。
斉さんはまだ江府で侍女を続けるみたいだし、ずっと片想いの相手と顔を合わす環境ってしんどいだろうしね…
まだ辛そうだけど、決意を固めて踏み出して行こうって感じの雲成だった。
*****
馬如龍と側近みたいな手下の元に、"ご主人様"と呼ばれる謎の男がやって来て『10日で薬を完成させろ』と命令する。
その要求に流石に『それは無理でしょう』と返す馬如龍。蕭さんは既に感染者の血を自分の体内に入れているし、命は惜しくないでしょうと反論していた。
一方、馬如龍たちもご主人様に内緒で『鴉毒(あどく)』という別の薬を作っているが、上手くいっていないよう。蕭さんに助言を貰っては?と手下に進言されるが、馬如龍は助言を貰うつもりはない様子。
蕭さんに薬を作らせておけば、ご主人様は何も言ってこないだろうと返していた。
というか、
ご主人様…
なんか見覚えのある髭。
こういうのって、絶対知ってる奴が黒幕だったりするでしょ。どうしよ…髭面男性陣がみんな怪しく思えてくる。(まあ、今んとこ髭面さんは叔父さんと講師の先生くらいしか覚えはないけど…講師の先生だったらヤバいわ)
それと、兄上の名前が『蕭開楨』と判明!
(フルネ-ムがやっと読み取れた!!)
*****
夜。一人、部屋で同窓録に書き込みをする無瑕。兄を探し出したら、若様と二人で会いに行きたかったと呟く。その呟きを若様が部屋の扉の前で聞いていた。
そこに使用人が無瑕宛の手紙を持ってくる。若様が勝手に中身を見ると、手紙は八喜からのもので兄の居場所が書かれていた。使用人に賄賂のお金を渡し、無瑕には明日手紙を渡すように言い出かける。
一方、馬如龍の手配で寂れた道観で一人過ごす蕭さん。自身も筋肉の病にかかり辛そうな様子で『江兄貴の処方箋は…』と呟きながら、例の"針"の先を湯に入れていた。
装飾品みたいに腰に下げてたけど、温度計?というか『江兄貴』って親しげな呼び方だから若様の父上は蕭さんの兄貴分だった??
そこに沈青鯉がやってくるが、前触れなく蕭さんの首筋に刀を当てる。
お前に恨まれる覚えはないと言う蕭さんに、
沈青鯉は仮面を額に上げて正体を明かした。
「お前が江白玉だったのか」
と驚き喜ぶような反応をする蕭さん。だが、若様は固い表情のまま刀を下ろさず、自分の父親を殺したのはお前だろうと詰め寄る。
それに『何故私が江兄貴を殺したと思っているんだ?』と困惑する蕭さん。
「私はお前が父に刀を向けたのを見ている」
と言う若様に、
「あれは江兄貴を助けるためだった」
と返し『父親を殺されて気を失ったお前を自分が運んだ』と続ける蕭さん。
(助ける為ってどういうことかね…?)
まだ蕭さんの潔白を信じない若様に『ヒントを残して自分の元に辿り着いてくれれば、一緒に下手人を探せると思っていた』、『これ以上疑われても、何も言えることはない』と言う蕭さん。
その言葉に、若様はやっと刀を下ろす。
「疑いが晴れたわけじゃない。
…無瑕のためだ」
と言う若様。『無瑕』と聞いて喜ぶ蕭さん。
(めっちゃ蕭さんのテンションが上がってた)
そして『逃げ道はある。三里先で合流を』と逃亡について話す若様に『最初から助けるつもりだったな』と蕭さんは驚く。
(若様!!(゚∀゚*)) ※仮面戻して沈青鯉。
二人で逃げようとするが、病の症状のせいで動けなくなってしまう蕭さん。沈青鯉が肩を貸そうとしたところで、黒服集団が踏み込んで来て狭い小屋の中で大乱闘になる。
そこに遅れて馬如龍もやって来て、蕭さんを人質にとられてしまう。だが、騒動の合間に炎が小屋の中の何かに引火。
『爆発するぞ!』と言う蕭さんの言葉に、蕭さんを人質にした馬如龍らも、沈青鯉も慌てて小屋を飛び出す。
💥大爆発。
とりあえずお兄さんには絶対に死なないでほしいと思った。ハラハラするわ。
無瑕と再会して若様との結婚式(希望)に親族として参加してくれ!!アルマゲドンみたいに『空から見守ってます』みたいなのは嫌だよ!!
家族みんなの笑顔なハッピーエンドを求む!!