38話『江白玉の葛藤』



ネタバレご注意!

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38(4/17放送分)

冒頭。沈青鯉が仮面を外す〜から始まった水無瑕とのハッピーエンドな流れは、正体をバラして上手くいく




妄想オチ。

(オイ。)


上手く行き過ぎだと思いましたƪ˘)ʃ



沈青鯉が仮面を外して正体を明かそうと考えているなど思いもよらない無瑕は、沈青鯉が切り出す前に、気にしている兄について話し出す。

その話の中で、若様・江白玉や沈青鯉と出逢った時に、自分が手に入れようとしていた""という腰につける装飾品について


「針は兄さんのものなの」


と何気なく口にする。その言葉に表情を固くする沈青鯉。蘇る記憶の中で、父親を殺した犯人が針を身につけていたのを思い出し、動揺したまま無瑕を置いて立ち去ってしまう。

(なんか沈青鯉との逢引きの時、どっちかが立ち去ってばっかだな)



——仮面を外した沈青鯉、もとい江家の若様・江白玉は、深夜で消灯し誰もいなくなった華灯坊に入り込み、一人床の上に座り込んでやけ酒をしていた。そこに一人やってくる折枝さん。若様はポツリと話し出す。


「父が死んで7年だ」


「自分の手で敵を取れば、江白玉に戻れると思っていたのに。



なのに、なぜ





敵の妹が水無瑕なんだ」




嘆く若様に『どんな選択をしても協力するわ』と静かに言う折枝さん。だが、それに


「どんな選択をしても間違いだ」


と返し、若様はそのまま意識を無くして床に倒れ込む。



翌朝、酔い潰れた若様は、使用人に担がれ部屋に戻る。意識のない若様を心配して介抱をする無瑕だったが、目覚めた若様は無瑕を見て慌てて距離を取る。

すっかり当たり前に距離が近くなっていたので、どこか素っ気なく避けるような態度を取り始める若様に、当然戸惑う無瑕。

酔い潰れた理由を聞くと、試験が近くて天凌の方が先に進んでいるから焦ってヤケになってしまったと言う若様。それならばと『貴方はちゃんと進んでいる。不安なら復習しましょう』と励まし勉強に誘う無瑕だったが、若様はそんな無瑕に背を向け寝てしまう。


(若様は自分の気持ちに整理がつかない様子。若様も気の毒だし、無瑕はひたすら可哀想…)



夜になり、まだ一緒にいる事を避けようとする若様を、無瑕は桃の木の庭に連れ出す。満開のピンク色の花が咲き乱れる庭で、無瑕は

『私が目が見えなくなっている時に連れてきてくれたでしょ?』と微笑んだ。

ぎこちない理由を『何でもない』と返すだけの若様に、近づく試験で不安なのだろうと思っている無瑕は



『お父上も見守ってくれている』



と励ます。それに表情をハッとさせる若様。

(若様は、無瑕の言葉がいい意味で胸に刺さった様子だった)


そして無瑕が若様を誘い、二人でかつての日のように草の上に向かい合って横たわる。笑顔の無瑕を見て、固い顔をしていた若様もやっと少しだけ笑みを浮かべたのだった。



珍しく一貫してシリアスな若様回だったよ

(Д`)



*****


《馬如龍&蕭さんサイド》


馬如龍の部下達によって、人気のない道観に連れてこられた蕭さん。

部下のうち側近のような男が、開発中の薬の水蒸気をかいだ手下達が興奮状態になったと馬如龍に報告していた。

(ヤバい薬っぽい)

そんな中、蕭さんは自分を実験体にするために、腕にわざと傷をつけ何かを擦り付ける。



「この病の者の血が入ると、すぐに筋力が低下する」



と言う蕭さん。

(擦り付けたのは血?!ヤバッ)

これで自分の命が惜しくば、必ず新薬を開発しなければならなくなった蕭さん。



その後、馬如龍は側近の部下と二人きりで内密な話をしていた。

馬如龍によると、馬府が崇安で基盤を築く際手伝ってくれたのが蕭さんだったという。

馬如龍は「やろうと思えば(自分の事など)どうとでもできるだろうに…」と呟き、続けて


「新薬を開発すれば私の利用価値はなくなる」と零す。


(利用していたのは蕭さんの方だった?どういう事かわからん??)


それを聞いた側近の男が『完成した新薬を横取りしましょう!』と提案。だが、馬如龍は『新薬を必要とする者は少ない』と言う。

だが、すぐさま『それよりも蒸気を嗅いだだろう?中毒性が強く、これを利用する方が稼げる』とニヤリ。



麻薬みたいに売るのか?薬に関しても、思惑も謎ばっかだわ。わからん!٩ )و



*****


《江天凌&折枝さんサイド》


罰としてずっと床に跪いてる江天凌は、姑息な真似はしたくないと、膝の手当ての薬や敷物も受け取らず、使用人達も困っていた。

その報告に『天凌め、本気で私に反抗するつもりか』と怒る、天凌の父である叔父さん。そんな叔父さんの元に『大変です!』と使用人が飛び込んでくる。

叔父さん達が街中に向かうと、大量に撒かれたビラが空を舞っていた。その内容は



【江家による詐欺行為。家柄が釣り合わないと琅琊閣の侍女は捨てられた。斉徳隆の父】



というもの。叔父さんは驚き当然激怒。

同じ頃、ビラを拾った折枝さんも天凌の相手として名を出されており、



「名誉毀損にも程がある!」



とお怒り。そんな叔父さんと折枝さんがちょうど街中で行き合い、因縁のある両者は話し合いの場を設ける事に。

(両者共に使用人と妓女を引き連れていて、話し合いの場でもそれぞれ背後に控えさせてるから、圧がめっちゃやばい会談になってる)



ビラに関して『私は引き合いに出されて名を汚された』と江府の叔父さんに訴える折枝さん。そして話題はビラの件から天凌の話へ。

未だに固い床に跪かされているという天凌を思い、


「罰を今すぐやめて。無理強いすれば遺恨を残す」


と訴える折枝さん。案の定、叔父さんと口の達者な折枝さんは言い合いに発展。

叔父さんはやっぱり十歳近く歳が離れているところを気にしているようで、なんとか折枝さんに天凌を諦めて欲しい体で話す。

『天凌は自制が効くが、折枝さんは型破りだ』と性格の違いを説こうとする叔父さんに

『この人形を見てください』と、折枝さんは天凌からの手づくりの贈り物を見せる。



それは、めっちゃ可愛いおそらく折枝さんを模した人形だった。

(マジで可愛くてクオリティ高いマスコット。天凌、お土産屋さんのグッズ作れるわ)



「彼は快活で可愛らしい方です。一面しか見えていないくせに、人生を決める権利があると?」



と強気で言い放つ折枝さん。可愛らしい贈り物に、息子の知らない面を見せられ唖然としていた叔父さんは『口では敵わん。勝手にするといい』と言い捨てて去る。その背中に



「私は絶対に諦めません!」



と強く宣言する折枝さんだった。





頑張れ!!u(ò_óˇ)u

(サマーォーズ風)