〜35話感想〜
変わっていく皆んなの模様
※ネタバレご注意!
↓↓↓↓
【35話(4/12放送分)】
江天凌はお付き合いを始めたばかりの華灯坊の女将・折枝さんに何故かマッサージをしていた。恋人になっても生真面目一筋の天凌に不満げな様子の折枝さん。そんな彼女の様子に気がつかない天凌は、折枝さんに読んでほしいと健康に関する本を渡す。
『華灯坊の妓女にも渡して』と更に本を出してくる天凌に、嫉妬か呆れか折枝さんは怒ってその場を立ち去ってしまう。
後日、外に出ていた折枝さんが華灯坊に戻ると、夜の稼ぎ時だというのに客が一人もおらず、閉店後のような状態になっていた。妓女に聞くと、天凌がこの間の健康本を客にも配り規則正しい生活をするよう説いたため、お客がみんないなくなってしまったという。
そこにやってきた悪びれた様子もない天凌。商売にならないと怒る折枝さんに、
「君の生活は不規則過ぎる。客が早く帰ればその分眠れると思ったんだ」
と言う天凌。それに
「華灯坊は夜が勝負なの」
「私は自分で稼いでみんなを養ってる」
「甘やかされて育った貴方にはわからないわ」
と怒る折枝さん。続けて「価値観が違うもの。分かり合えない」と突き放すように言い、『折枝』と呼ぶ天凌を無視して立ち去ってしまう。
あの天凌が呼び捨てしてらあ(゚∀゚)
怒られて帰った天凌は、なりゆきで方雲成に恋愛相談する事に。
「価値観が合わないと言われたんでしょ?」とドンピシャで見抜いた雲成は、天凌に
「女子に共感すること、自分の殻を打ち破ることが大事」
と説く。
そして始まる…
貧乏揺すり講座。
(何故…)
雲成としては真面目な天凌が絶対やらない事をやらせて殻を破らせたいよう。
椅子に座って大げさに貧乏揺すりの手本をする雲成…自動マッサージ機みたい笑笑
天凌も真似をしてみますが
「…これは『共感』ではなく……『共振』では?」
ごもっともなツッコミ(笑)
そんな天凌の疑問をさらりと流した雲成。
お次は
悪態の実践レッスン。
(チョイスが流石だわ笑)
雲成は天凌に『クソ食らえ』と言わせようとしますが、根っから品行方正な天凌は汚い言葉をなかなか言えず『クソ食って…』とか妙な感じになってしまっていた笑
微妙な感じの雲成の講座だったが、最後は「華灯坊にくる客の気持ちがわかったでしょ」とニコニコ良い感じにまとめる。
だが、わかっているようでわかっていない芯から真面目な天凌。『もう寝る時間だ』と夜更かしする事なく去っていく。
流石の雲成もやれやれって感じだった。
一方、怒った折枝さんの方は案外ケロっとしていて、痴話喧嘩の感覚か、あまり気にしていない様子。
(彼女としては言いたい事言っただけ感)
『若様が間に受けるから…』とお付きの妓女が言う言葉を聞き流しながら、楽しそうに部屋の整理整頓をしていく折枝さん。
そんな折枝さんを見た妓女は呆れ顔で『相手を想っているから行動が似るんでしょう』とツッコミを入れていた。
折枝さんが天凌の影響を受けているのが意外だし面白かった(^^)
*****
《馬如龍サイド》
蕭さんはあれから3日も寝ずに薬を煎じていた。よく見張れと部下に命じる馬如龍。
薬が完成するのも近いかもしれない…
《方雲成の恋のゆくえ》
雲成の事が気になってしまう斉徳隆。だが雲成の代わりに新しい化粧品を持ってきた侍女によると、化粧品は届けるが雲成本人はこれからはなるべく斉さんの部屋に立ち入らないと言っていたという。
「この間やっぱり言い過ぎたかしら…」
と気にする斉さんの元に、天凌の父親である叔父さんがやってくる。
叔父さんは高価な腕輪を、天凌の婚約者である斉さんに渡したいと言う。妻の形見で、天凌の想い人に渡してと遺言にあったからだそう。断ろうとするが、これから家族になるのだから水臭いと押し切られ渡されてしまう。
一方の雲成は若様・江白玉に失恋報告。
「この間強く言われて、斉さんに尽くしても無駄だとわかりました」
「恋は先着順だ」
と言う若様。それに納得したような雲成は「若様と水さんが羨ましいです」と笑う。
それに対し若様は「お前に縁談を世話してやる」と言い、続けて「斉さんの父親が縁談を破談にしたら斉さんと距離を置く。それがお互いのためだ」と雲成を慰めた。
*****
**水無瑕の恋の悩み**
若様・江白玉への気持ちを自覚したばかりの水無瑕は、少し触れられるだけで意識して挙動不審になってしまっていた。
若様はそんな無瑕のために、影絵芝居を見せてくれ、笑顔になる無瑕。
楽しそうで、いい感じの雰囲気(*´∀`*)
後日、無瑕は妹分の八喜と、地震で半壊してしまった八喜の賭場の新しい場所を探すため空き店舗を巡っていたが、考え事に囚われ突っ走り八喜を置き去りにしてしまう。
無瑕が気を取られているのは、江白玉と沈青鯉の事だと察した八喜は、
「恋は先着順なのに、江白玉が好きになったの?」
と問いかける。それに、江白玉を好きになったのは些細なことだったと言う無瑕。
「街を案内してくれて、朝はハト麦茶を淹れてくれる」
「月が怖い私に千里鏡をくれた」
「地震の時には庇ってくれた」
と、若様の優しさを上げていく無瑕。
そして好きになった決め手は
「不真面目だけど、常にそばに居る」
事だと言う。『今はあの部屋が私の家だと感じる』と江白玉への想いを語る無瑕。
一方、沈青鯉については、『一緒にいると楽しいけど、距離を感じるの。何を考えているのか分からない…』と俯く。
「だけど、変だと思うけど…二人はどこか似ていると感じるの」
と、訝しげに呟く無瑕。
(気づきそう。直感が確信に迫ってる)
八喜は「一時の快楽をくれるのは沈青鯉だけど、ずっと傍にいてくれるのは江白玉ってわけね」と無瑕の気持ちをまとめていた。
なんか、無瑕の若様への想いが聞けて嬉しかった。一見すると分かりづらい若様の優しさをちゃんと受け取っていたのが、ここまで見てると感慨深くなるところだわ(*´-`)