前回は、こんな話、聞きました!で、講座のまとめ、カルシウムのこと を書きました。
今回は、腑に落ちなかった甘いもの(砂糖のこと)について書こうと思います。
白砂糖がダメなので、黒砂糖やきざら、三温糖はよい。って、
きざらや三温糖は、白砂糖と同じようなものじゃないのって、疑問に思いました。
そこで、少し砂糖について、基本的なことを書いてみようと思います。
砂糖は、さとうきび、さとうだいこん(てんさいorビート)などを原料にしてつくる甘味料です。
砂糖を製造法によって分類すると、含蜜糖と分蜜糖に分かれます。
含蜜糖は、絞り汁をそのまま煮詰めたもので、ミネラルや微量元素などを含んでいて、
黒砂糖がこれに含まれます。
黒砂糖がよいと言われるのは、このためです。
分蜜糖は、糖液を精製して、砂糖の結晶だけをとり出したもので、
ざらめ糖、上白糖、中白糖、三温糖、角砂糖、氷砂糖、粉砂糖などがこれに含まれます。
ざらめ糖は、結晶が比較的大きくザラザラしてかたい感じの砂糖です。
上白糖、中白糖、三温糖は、結晶が細かいので、くっついて固まらないように、
上白糖を塩酸で分解した精製転化糖を加えています。
三温糖は、上白糖より精製度が低いので、色が濃い茶色になっています。
以上より、やはりきざらや三温糖も、製造法は白砂糖と同じなので、好ましくはありません。
なぜ砂糖がよくないのかについては、また書こうと思います。