前回は、こんな話、聞きました!(カルシウムのこと その1)で、講座のまとめを書きました。
今回は、カルシウムと牛乳のことから、牛乳以外のカルシウムについて書こうと思います。
やはり、牛乳は、牛の赤ちゃんのための飲み物です。
骨粗鬆症の予防のために牛乳を飲むっていうのは、違うと思います。
ほとんどの人は牛乳を飲めば骨が丈夫になると思っていますが、
もともと日本人には牛乳を飲む習慣はありませんでした。
カルシウムは牛乳だけに含まれているのではありません。
小魚や小エビ、小松菜
やほうれん草
などの野菜にも含まれています。
牛乳を飲んでいなかった昔に、骨粗鬆症はあったのでしょうか?
牛乳など飲まなくても、骨は丈夫だったのです。
牛乳を飲んだからと言って骨が丈夫になるわけではないし、
牛乳を飲まないからと言って骨がもろくなるわけではありません。
では、牛乳からでなくカルシウムをとるには、どうすればよいでしょうか?
牛乳のカルシウムは、100gあたり110mgです。
ひじきは、100gあたり1400mgで、牛乳の13倍。
わかめは、100gあたり780mgで、牛乳の7倍。
昆布は、 100gあたり710mgで、牛乳の6.5倍。
切り干し大根は、100gあたり540mgで、牛乳の5倍。
大根葉は、100gあたり260mgで、牛乳の2.6倍。
小松菜は、100gあたり170mgで、牛乳の1.5倍。
また、スプーンで計ると、
大さじ1杯のごまは、カルシウムが108mgで、100mlの牛乳に相当します。
大さじ1杯の練りごまだと、カルシウムが180mg。
大さじ1杯の桜エビだと、カルシウムが44mg。
大さじ1杯のちりめんじゃこだと、カルシウムが36mg。
大さじ1杯のきなこだと、カルシウムが18mg。
また、大豆はカルシウムを多く含むので、豆腐やがんもどき、生揚げ、高野豆腐、納豆、油あげなどもよいです。
あげればきりがありませんが、昔ながらの日本の伝統食で、十分、カルシウムが摂れるということです。
みなさま、今一度、食生活を見直してみませんか?