「お弁当の日が教えてくれたもの~生きる力~」と題して、比良松道一先生のお話を聞いてきました。

大学生たちの食事の状態を知ってびっくりしました。

清涼飲料水にお菓子。

料理がつくれないから、お金で解決すればいいと、外食で済ませている。

これが食事なんて考えられないですが、これが現状のようです。


小中学校でのお弁当の日の取り組みは、とてもすばらしいと思いました。

「お弁当の日」をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

2001年、香川県の滝宮小学校校長だった竹下和男さんが、

子どもが育つ環境に「くらしの時間」を取り戻すため始めました。

お弁当のメニュー作りから子どもたちが自分で行い、料理を作り、お弁当箱につめ、片づけまで自分ですることがルールとのことです。

子どもたちのお弁当の写真を見ると、子どものもっている力や感性に感心いたしました。

このお弁当の日の取り組みを通して、

食事を作ってくれる人への感謝の気持ちが芽生え、給食などで残すことが減ったそうです。

お弁当を作ることによって、親子の会話も増えるなどのきっかけにもなったようです。

2009年10月12日 現在 36都道府県 544校 で行われています。

もっと、いろいろな学校でこのお弁当の日の取り組みがひろがっていけばいいなあ、と思いました。

あらためて、食の大切さを伝えていきたいという思いを、強くした講義でした。