安部司さん講演会
昨日のつづきです。今日は、安部司さんの講演会の内容を書かせていただきます

テーマは、『食品の裏側 -食の本当の豊かさとは?-』でした。

安部司さんのお話は、著書やむすび誌の11月号の講演録などで読ませていただいておりましたが、

実際にライブでお話をお聞きするのは、初めてでした。

添加物は好きではないし、できるだけ摂りたくないと日々思っていましたが、

今回のお話は、とても明確な答えを教えていただき、私の中にストンと入ってきました。

簡単、便利と引きかえに、添加物が比例して増えていくということ。

無添加という言葉にだまされていて、ほんとうに無添加なのか、表示の裏も見て、

ふだん自分が作ったときは、こんなにキレイになるのか?腐らないのか?この価格でできるのか?など、

自分が作るときと比べるとわかりやすいこと。

保存剤は使っていなくても、それに代わるpH調整剤を使って、腐らないようにしていること。

それにpH調整剤には、7~10種類を組み合わせてつくる添加物のグループ名ということ。

書きだすとキリがありませんが、この講演をお聴きして自分の中ではっきりしたのは、

今まで無農薬のもの、添加物の入っていないものなどの安心で安全なものを食べたいと思って生活してきました。

そのために、無農薬のお野菜や、添加物の入っていない食材を選んできたのですが、

それは私の中での優先順位で考えればよい。

私は、やはりからだをつくっている食べものだから、簡単便利で安いものもあるけど、

その安全性は今すぐはわからないし、添加物を何種類も食べて安全かどうかも分からない。

それなら、昔から食べてきて安全だったものを食べたいし、それを食べることに、

多少の手間ひまがかかったとしても、それは安全、安心をとるためには仕方がないこと。

私は、その利便性よりも、手間ひまをかけた安全、安心を選んだということなんだってことがわかりました。

なんかそれがわかると、料理をする意味もわかるし、

コンビニやデリカ、冷凍食品など便利なものがあるけど、

何十年後か健康に過ごすために、メリットとデメリットから自分で選んでいるというのが、とても納得でした。

添加物たち (ちょっとピンぼけですが、添加物が並んでいます)
実際に目の前で、60種類ぐらいの添加物を使って、売られているものを実験のように作っていただいたので、

とてもわかりやすく、へぇー、なるほど。なるほど。って思いながら、見せていただきました。

よく、時間がないから、出来合いのもので食事を済ましていると、働いているママが言われます。

これ以上、子育て中のママを苦しめないでほしいとも、言われました。

子育て中のママには、食には興味がないとも、言われました。

そんなとき、私は、そんなこと言ったって子どものからだをつくっている食べもののこと、もっと考えてほしいのにと思いつつ、反論できずじまいでした。

でも今回の講演を聞いてわかりました。そっかぁ、出来合いのものがどうやって作られているか、

添加物の怖さを知らないから、そんなことが言えるんだと思いました。

優先順位で、時間をとるのか、手間をとるのか、健康をとるのかを判断する。

ただ子どもは食べものを選べない、親が選んだものを親の都合で食べさせられているということをもっと知ってほしいと思いました。

デリカで売られているようなものを自分で作ろうとするから、めんどうだし、時間もかかるってことになるけど、

ごはんを炊いて、みそ汁も休みの日にまとめて作っておけば、そんなにめんどうじゃあないし、

なにしろ子どもの健康のためと思えば、ほかのどこかの時間を有意義に回していただけないでしょうか。

そんなことを考えつつ、知らないことで 後で重大なことが起こっても誰も助けてくれないから、

食べものの大切さ、健康の大切さを知っていただきたい、ひとりでも多くの方にお伝えしたいという思いをあらたにした講演会でした

講演会はとても内容の濃いものでした。詳しいことをお聴きになりたい方はご連絡ください。お教えします