寝ない息子と私の話⑤ | 赤ちゃんの眠りの専門教室『ニコルの家』

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寝ない息子と私の話

寝ない息子と私の話②

寝ない息子と私の話③

寝ない息子と私の話④

の続きです

 

昼に泣かれることには慣れてきた私ですがどうしても夜だけは慣れることができませんでした

夜に泣かれると胸がザワザワして強い不安感が襲ってきました

だから毎日夜がくるのがとても怖かったです

そんな恐怖から逃げ出したくて私は間違った選択をしてしまったのです

「真夜中のドライブ」です

家の中で泣き叫ばれることにどうしても耐えられなかった私は息子を連れてドライブに行きました

車を車を走らせていると息子の泣き声はそこまで気になりませんでした

息子はチャイルドシートで泣いていましたが私はひたすら車を走らせ続けました

2~3時間走ると息子は泣き疲れて寝てくれました

息子が寝ていることを確認して家に戻りました

眠っている息子を起こさないようにゆっくり静かに家に戻りソファで抱いたまま眠る

これのどこが間違っていたのかというと

夜はドライブでしか寝かしつけることができなくなったのです

毎晩毎晩2~3時間のドライブはかなり辛かったのですがこれ以外に方法がなかったのです

でもこれではおっぱいの時と同じことの繰り返しなのです

おっぱいじゃないと寝ないがドライブじゃないと寝ないに変わっただけです

しかしドライブに完全に頼っていた私はそのことに気づくにはかなりの時間が必要でした

 

「真夜中のドライブ」生活が始まって1ヶ月くらい経ったとき私の気持ちが救われる出来事が起こります

それはお隣さんとの会話です

今までお隣さんとは会ったときに挨拶を交わす程度の関係でした

お隣さんは40代くらいのご夫婦で2人暮らしのようでした

ある日いつものように息子を抱いて真夜中のドライブに行こうとしていたときお隣の奥さんとアパートの駐車場で会いました

「こんばんは。いつも息子がよく泣くので泣き声うるさいですよね。夜泣きもひどくてすみません。ご迷惑になっていませんか?」というと

お隣の奥さんは「泣き声全然聞こえないよ。夜泣き大変ね。うちは全然気にならないから頑張ってね」と言ってくれたのです

その日ドライブをしながら私はボロボロ泣きました

息子と一緒に泣きました

泣いて泣いて 自分の泣き声なのか息子の泣き声なのかわからないくらい泣きました

 

その時わかったんです

なぜ昼に泣かれるのは大丈夫で夜に泣かれると辛いのか

「お隣さんの目を気にしていた」からです

泣き声が迷惑になっていないか気になっていたのも本当ですが、本当のところはお隣さんからダメなお母さんだと思われたくなかったのです

赤ちゃんを泣かせるダメなお母さんだと思われることが怖かったのです

だからお隣さんが仕事でいないお昼は平気で、お隣さんが帰ってきてからの夜は辛かったのです

 

真夜中のドライブにも限界を感じていた私はこの時やっと気づくのです

このまま毎日ドライブしていたらいつまでもドライブしないと眠れなくなってしまうと

今思えば遅すぎですよね

でもこの時の私は本当にどうかしていて目の前のことしか見えていなかったのです

冷静に考える時間と余裕がまったくありませんでした

 

さっそく次の日から「真夜中のドライブ」をやめました

ドライブのなくなった私には泣かしつける方法はありません

ではどうしたのか?

ひたすら泣かせました

ここで何か新しい方法で寝かしつけをしたとしてもおっぱい、ドライブの次を作るだけです

またそれなしでは眠れない息子を作るだけです

だからひたすら耐えました

添い寝をしてひたらすら「大丈夫だよ~眠れるよ~怖くないよ~ママはここにいるよ~」と繰り返すだけ

トントンもしないなでなでもしない

ただ寄り添うだけ

もちろん息子も必至に抵抗します

泣き声はどんどん大きくなるし泣き止む気配もありません

でもここで心折れてしまったら泣かせた分だけ息子がかわいそうです

決めたからには最後までやり遂げないとと自分に言い聞かせました

息子は息子でここで負けてたまるかとますます頑張って泣きます

 

寝ない息子と私の最後の戦いです

 

本当は今日で終わりたかったのですがまた長くなってしまったので

続きはまた明日

きっと最後なので読んでいただけると嬉しいです