自分が余命が少なくなっていることを知って考えることがある。

それは私の命はこれまで、ご先祖から受け継がれてきた物であり、これから更に子や孫に続いていく事である。

私には明治生まれの両親から生まれた4人の兄姉がいたが長兄と次姉は亡くなり、

長姉は記憶を失い今は施設で暮らし、面会もままならない。

7歳上の盛岡在住の姉様は極めて元気で1か月前に帰郷して2年ぶりに再会した時その元気さに驚いた。

もう、我々姉弟二人だけになったのだから、もう少し長生きしたいものと願っている今日この頃である。

さて、私は70近くになってから有難い事に二人の孫に恵まれた。

一人は岩手に帰郷して2年ぶりに再会できた小学2年生の女の子(帆乃美ちゃん)である。

初孫であるのでこれはもう本当にかわいいという思いしかない・・・。

でも、自分たちが横浜に出てきてしまっているので会うことは1年に1度くらいしかなかったし、

このコロナの中では2年も会えなかった。

それでも10月24日からに再会した時はこれ以上ないくらい楽しい時間を過ごすことが出来た。

自分が70歳くらいになるまで孫に恵まれない時代は小さい子供を見てもカワイイと思う気持ちはあまり湧かなかった。

しかし、現実に孫が出来てみると人間はこんなに変わるのかという思いになった。

学校の教員の中でも子供がいない同僚があったが生徒にとても厳しい人だった。

ところが40歳くらいになって彼に子供が生まれるともう、本当に優しいおじさんになってしまったのであった。

これが人間かと、つくづく、考えたものである・・・。

嬉しい事に私には75歳近くになってもう一人の孫が出来たのである。

これは男の子でこの11月7日に3歳になった。娘の子であるが歩いて10分くらいの近くのマンションにいるので

このコロナの中でも毎日会える。私のマンションの隣に祖の孫は通う保育園があるのでこれまた有り難い。

この子が今は知恵がつく時期なので余計かわいいと思う。

近くにもう一人の孫がいる事はこのコロナの時代に奇跡的に嬉しいことである。

もう2年以上たつがこの家族写真は永久保存版と言えよう。

只々感謝の藻である・・・。