自分があと少しで76歳になろうとしている身であるのだが、この1年半の間に起こった
体調の異変とその経過は今になれば奇跡に近い流れかもしれない。
厳しい宣告を受けて、もはやこれまでかと何度思った事だったか。
しかし、4回にわたるkougannzai の治療も結果として効果が亡くなり、薬剤による治療は終了した。
それと同時に自分が「介護保険の適用者」になることを知った。
お世話になった病院は日本でも最高の病院であった。
現在できる治療のすべてを私に施してくださったし、担当の先生は本当に親身になって治療をして頂いた。
只々感謝申し上げるばかりである。
有難い事にこれまで私はあまり深刻なhukusayou はなかったが、これでいよいよか・・という状況も
あったがそのたびに回復し、今日にいたるまで、まだ痛みもなく、食欲もあるのである。
10月の初旬に介護の対象になったのだがその後もその度合いの認定に来られた区役所の職員の方も
在宅看護のマネージャーさんも最後に出かけた最終ターミナルのホスピスの面接の先生も
現在の私の状況にちょっとその対象者と違う目線で接して頂いたような気がする。
さて、この様な情況が何時まで続くかは何とも言えず、ちょっとした体の不調があれば、いよいよか・・と思うのである。
この事は最初のお医者さんもお話ししてくれたのだが、ほとんどの患者はそういう心境になるのだと思われる。
願わくはもう少し、時間を頂きたいと神仏に祈るばかりである。
さて
家族以外にも、こんな私を気遣って頂く多くの人々がおられる事は本当にありがたいことである。
大学時代の級友が10月15日に3人も新横浜の駅まで励ましに来てくれたことは最高に嬉しかった。
また、高校の教え子夫妻が忙しい身でありながら、私達夫婦を富士山の見えるドライブに連れて行ってくれた。
11月14日の日曜日であったがその日は天気も最高で山中湖から見た富士山は最高にきれいだった。
五合目まで連れて行ってもらったがそこでの気温はなんと摂氏1度という状況で
地上では17度もあったのでその凄い寒さに驚き、これが富士山の5合目だという体験もさせてもらった。
ドライブも快適でいろいろのことを話すことが出来、私にとってこれ以上の幸せな時間はなかった。
昼食を沼津の漁港付近のお店で頂いたが鮮魚の刺身も美味しかったが何より、鰺のフライは最高に美味だった。
私がこの団地の皆さんに呼びかけて始めた雑学サロンも
この11月28日で88回目を迎えるがその参加者の皆さんにも多くの励ましを頂いている。
この会にご参加いただいている
牧師さんである本郷先生からは「私の命を神様にお祈りして頂いている事」もメールでお伝えいただいた。
看護のケアマネージャーさんとの面談では「一番大事なことは精神的なもので、自分の好きな事をする事と
多くの人達との会話である事」をお話し頂いたが
その事が今は出来ている事を只々感謝申し上げるばかりである。
その際に私も趣味は何かと聞かれて「ピンポンとマージャン」と答えたら「それは大変良い事です!」
と言って頂き、嬉しい限りである。
ピンポンはラージボールをこの団地の人々と200回近く続けてきたが、
最近は左足が弱くなり、歩行もstickが必要となり、大変になったのでもう活動できないが、
マージャンはodaさんのご自宅で月に何度か遊ばせて頂いている。
これは今の私にとって一番の楽しい時間でもある。
今でもこうした人々との交流と楽しい時間を過ごせている事をここに記録して深く感謝申し上げます・