現在、放送されているNHK朝ドラ「お帰りもね」について一度ブログで触れたことがあった。

その時はネットで素晴らしいブログで紹介されたことを引用したが

特に「お帰り」の意味が山と海と空の循環だという指摘に共感したものだった。

そのブログは気仙沼に関係する方のgoo blogであった。以下その一部を引用させていただく。

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 5月26日(水)放送の山のシーン。地元の小学生の野外体験の様子、実際に一本の杉の間伐を見せていた。子役の子一名と、他はエキストラの地元の小学生であろうが、おお、と目を見張っている様子、これは演技ではなく、実際にチェーンソーで木を切り倒すありさまを見るというのは、都会のみでなく、地元の子どもたちの人生において大きな体験だろうなと思わされた。

 その後、広葉樹の植樹体験を行う。林業組合の課長役の浜野謙太が、山に広葉樹を植える意義について熱く語る。山と川と海の連携の話である。

 場面は展開して、モネの幼いころ、妹や祖父の藤竜也とともに、山の斜面で広葉樹の植林をするシーンとなる。海を見下ろす山の上に立ち、藤竜也が、モネと妹に、海の牡蠣漁師が山に木を植える意味を語る。フラッシュバックするように短いコマの連続で、小学生の頃、中学生の頃、そして高校生の時と、このシーンは繰り返される。

 モネと妹は、毎年繰り返し、植樹をしながら森と川と海の連関について聞かされて育った。

 こうなると、どこにも何も明示されていないけれども、藤竜也演じる牡蠣養殖業の祖父とは、畠山重篤のことでしかない。

  

すなわち、「森は海の恋人」の運動の主唱者そのひとである。

畠山重篤氏の本拠とする舞根の海、唐桑の海は、言うまでもなく同時に大島(ドラマの設定上の亀島)の海でもある。・・・・・・・・

「おかえりモネ」は、気象予報士を目指すということで、実は、空に焦点化された物語である。一方通行と捉えられかねない森と川と海の連携に、「空」をはめ込んで、循環を完成させる。ミッシングリングを完成させる物語である。

 おかえりモネのおかえりは、循環を表す。

 百音(ももね)、愛称モネは、当然に、重篤氏の水山養殖場が立地する唐桑町舞根(もうね)を連想させる。

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この朝ドラをこのブログで見た時その展開にかなり期待していた。

しかし・・・・・・・・・・・・・・

10月29日が最終回だというこのドラマはその後、

私にとって何か、訳の分からないもやもやとした思いを毎回抱かせる内容が続いた。

もしかして、私が本当に高齢化してこうした若者のドラマの展開についていけない

最悪の状態になったのかと悩むこともあった。

だから、この朝ドラの視聴率はどのくらいかという思いでネットで検索してみた。

そして驚いた・・・。こうした感想は私だけのものではなかったのである。

だからその一部をネットから引用して記載してみる。

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おかえりモネ、って打ったら おかえりモネ つまらない って出て来た 

そう思ってるの、私だけじゃないんだね。

 主役が感情が、嬉しいのか悲しいのか怒ってんのか何にも変わらない。

 のんびりがいいのかもしれないけどテンポ悪すぎ。 

音楽も眠くなる。 いつかおもろくなるって思って…観てる。

《展開が読めすぎてつまらない。

全てはヒロインの都合の良いように動く。主演の表情や台詞回し、良くなる気配なし。

もう熱心に見ているのは中の人たちのファンくらいだろう》
《朝ドラは見続けてたけど、おかえりモネは見るの止めようかなと思ってしまうレベル。

内容がつまらないし、主人公もいまいち》
《悪いんだけど、おかえりモネは、つまらない展開になりそう。

あの車椅子の女の人、うるさすぎ》
《おかえりモネは、脚本が下手なのか、監督が下手なのか》
《五輪期間中に見なくなってたおかえりモネをまた見てるけど、相変わらずつまらないな》

脚本にキレてしまいました。

今日のモネの言動は、イライラすることの連続で、頭の血管が切れそうです。 

モネよ、今の仕事を投げ出すのか?東京から逃げ帰るのか? 

まだ、気象予報士として、何もたいしたことはしていないぞ。成長もしていないぞ。 

何の具体的な計画もないのに、ただ帰りたいという理由だけで、帰るのか。 

モネよ、妹に対して、聞き方が卑怯だぞ。

いやなら帰らないという聞き方では 今更ノーといえないだろうが。 

家を本当に守ってきたのは両親であり、祖父なんだぞ。 

妹にだけ話すのは礼節を欠いているぞ。 

モネよ、宮田さんがわざわざ話しかけてくれているのに、 なぜ、しゃべらない?

会話に加わらない? 表情で会話してるつもりなのか?

宮田さんは超能力者ではないぞ。 とにかく、何かしゃべれよ!

相槌の一つも打ってくれよ。 朝ドラ史上、最悪の脚本と言わざるを得ない。

毎回毎回、謎だらけ。。。

うーん、、、なんで地元に帰りたいのか、全くわかりませんでした。みんなわかるのかな???居場所ないですよね?東京に居場所ができたなら、そこでしばらくがんばればいいのに。

3,4年ですっかり一人前のつもりなのも、気象予報士に失礼だし。。。 

そして、、、ピンポイントで竜巻おこることを、牡蠣だな撤去可能な時間に予測することは現実的ではないのでは???

危険がせまっていますと大騒ぎして空振り、、、おおかみモネになりそう。。。

 たぶん、、、企画は通るんだろうと思われますが、、、採算性などなぞだらけ、、。

地域密着型って密着した地域に利益をもたらすから成立するんですよね?

じぃちゃんやその他住民から自分の給料分の事業費巻き上げるつもりでしょうか???

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これらの感想は全く私と同感であった。視聴率も最低に近いことがわかった。

やはり、視聴者の多くがこのドラマに私と同じような不協和音を抱いていたことがわかった。

ああ、私の神経もまだ大丈夫だったとネットの有難さをかみしめた瞬間だった