この旅の最後の二日間はフランクフルトでの宿泊であった。ドイツの、どのホテルでも共通なことは日本の旅館やホテルと違ってフロントでの応対は全くシンプルなものであった。日本では必ず部屋まで案内してくれたり、旅館などではお茶まで入れてくれるのが当たり前である。
改めてその違いをはっきりと知ることができた。家内と一緒の部屋だったため、私が先に入浴した後、妻の番になったらもう湯が出てこなくなったこともある。調べてみたら、部屋で使う湯は一定のタンクに入れられており、日本のように無制限に使えないことも知った。
映画「テルマエ・ロマエ」で阿部寛主演のローマ人が日本の温泉や銭湯に感激するシーンを思い出したりした。何よりドイツの旅が終わって羽田空港に到着後、日本のトイレの偉大さを感じた。このウォシュレットという文化?が日本が開発した偉大な発明であることも実感した。
この新コロナの災厄の中で外国人旅行者は皆無に近い状態となった日本であるが、改めて日本のおもてなしの文化の偉大さを感じた。この災厄を乗り越えたのち、改めて、外国の方々が日本を訪れる時が来ると信じているが、日本人のきめ細かい応接やその優しい心を訴えて
いくべきだとつくづく思った。
↑フランクフルトの居酒屋で・・(最後の昼食)