インタビューwithキタイ花ん

左:すぐる 右:辻


高田:現在おいくつですか?


辻:僕ら同い年で二人とも26歳です。


高田:コンビを結成されたのはいつ頃でしょうか?


すぐる:今年の2月からなんで半年ほど経ちましたね。


高田:コンビを組もうというお誘いはどちらから?


辻:僕ですね。


高田:もちろん、すぐるさんに魅力を感じられていたからお声をお掛けになったんですよね?


辻:う~ん。まあ、ええ奴やなっていうのが基本的にありました。


すぐる:えっ、なんか芸についての事とかないの?


辻:それよりは、まあ、ええ奴っていうのが大きかったな。お前はええ奴や。


すぐる:もうええわ。


高田:お互いの第一印象を教えて下さい。


辻:怖かったですね。その時は髪の毛が黒やったんですけど、ほんまもんのヤクザの人みたいな見た目をしていたんです。おまけに当時のこいつの相方がスキンヘッドだったんですよ。


高田:見た目のインパクトが凄いですよね。


辻:そうなんです。だから僕もめちゃめちゃ注目していたんですよ。どんな面白いネタするんやろなって。ほんならネタが全く面白くない。


すぐる:(笑)。


高田:逆にすぐるさんからご覧になった辻さんの印象は?


すぐる:これがね。あまり記憶に残ってないんですよ。


辻:それやったら俺がめっちゃ薄いみたいやん。


すぐる:一個だけ言えるは背が高かった事ですね。


辻:そんなんある?


すぐる:それはよく覚えています。


辻:身長以外の情報まるで入ってないやん。


すぐる:まあどうでもいい情報かもしれないですけど、芸は結構、達者でしたよ。


辻:それを先言えよ。明らかに身長の情報よりも優先順位は上になるやろ。


高田:コンビとしての方向性はバッチリでしょうか?


辻:俺たち方向性あるんかな?


すぐる:僕は楽しい空間を作りたいと思っています。


辻:BARの店長みたいな事言うなよ。


高田:ネタはどちらが考えておられるんですか?


辻:僕が考えています。


高田:お二人はずっとコント一本でやられているんでしょうか?


辻:この前、漫才をやろうとしたんですけど、気がついたらヅラをかぶって舞台に出て行っていました(笑)。


高田:なぜそのような事に?


辻:漫才をやると素の部分が出てしまうので照れてしまうのかもしれません。コントだったら色々、自由に発想できますし、多分たまたまそっちの方が僕らに合っていたんだと思います。


高田:平場とかのトークはいかがでしょう?


辻:ゴリゴリに苦手です(笑)。


すぐる:同じくです(笑)。


高田:仲良くされている芸人さんを教えて下さい。


辻:もちろんご存知だと思うんですけど『運転代行』のエハラですね。


すぐる:なんでそのチョイスなん。


高田:すみません。勉強不足で。


辻:じゃあ別の人を挙げますね。NSC32期の同期なんですけど、『おねえちゃん』とは仲良くさせてもらっていますね。


すぐる:それもおかしいって。わざと選んでるやろ?


辻:そんな事ないって。


すぐる:僕も同期なんですけど『武者武者』っていうコンビの杉岡君とは仲が良いですね。


辻:あとはこれ先輩になるんですけど、ガゼル西口さん率いる『ガゼル軍団』というのがありまして、僕はそれの幹部をやらせてもらっています。


高田:幹部としての活動を教えてもらっていいですか?


辻:幹部は大変なんですよ。自分がガゼル軍団の一員だというのを、意識して日々暮らし続けるという激務が続くので。


すぐる:それ全然、大変ちゃうやん。幹部らしい事何もしてへんやん。


辻:8月27日の19時からZAZAで『ガゼル軍団総会』というイベントを行いますので、もし興味のある方はお越し下さい。


すぐる:なんで勝手に告知したん? もっと後でも良かったやん。


高田:ちょっと話は変わりますけど、人見知りはされる方ですか?


すぐる:二人ともしますね。


辻:これ不思議なんですけど、ネタ見ていただいた人に対してはあまり人見知りしないんです。自分らがどんなコントをするコンビなのかを分かってもらえているという、安心感があるからだと思うんですけど。


高田:照れくさい質問で恐縮ですが、お互いが相方に対して思っている、お笑い芸人として優れている点を挙げて下さい。


すぐる:やっぱり僕よりもお笑いの知識がたくさんある事ですね。


辻:優れているところですか? そうですね。やっぱりええ奴ってとこですかね。


すぐる:また、ええ奴出たやん。


辻:見に来て下さっているお客さんも、ええ奴のネタじゃないと見たくないと思うんですよ。こいつがええ奴やからこそ、見てくれるんです。


すぐる:何回ええ奴言うねん。

後編 へ続きます)