インタビューwithキタイ花ん

左:梶原 右:西島


高田:仲の良い芸人さんを教えて下さい。


西島:同期なんですけど、キタイ花んセカンドとかに出ている『ZUMA』ですね。


梶原:私はいないんです。相方の方が社交性があるんです。


西島:梶原さんは心を閉ざす悪い癖があるんです。飲み会に誘われても私がいないといなかったりしますから。


梶原:人見知りなんです。


西島:そのくせ、誰かのところに人気が集中すると後から不満を言ってくるんです。


梶原:かなり面倒くさいんです。私(笑)。向こうから構ってきて欲しいんです。


高田:兄弟構成をお聞きしてもよろしいですか?


梶原:三人兄弟の真ん中なんです。あまり愛されていないんで、構って欲しいんです(笑)。


高田:学生時代はクラスでどんな存在でした。


梶原:私は友達がいなかったです。


西島:私は学校にほとんど登校していなかったんです。


高田:それはなぜ?


西島:中学とか高校とかの4月頃って、まだグループができていませんよね?


高田:はい。


西島:あれが嫌で登校しなかったんです。


高田:なぜにグループができてないのが嫌なんですか?


西島:う~ん。嫌なもんは嫌なんです。だからグループがようやくできて、クラスの派閥が安定してきた頃、ひょこっと顔を出していましたね。


梶原:それかなり変な奴やな。


高田:グループができてきたら、どこかのグループに属するというのは?


西島:それはなかったです。お弁当の時間とかは、ローテーションで色んなグループを渡り歩いていましたね。「今日はここで食べなよ」って感じで声を掛けてもらったりとか。


高田:では孤立していたわけではなかった?


西島:そうですね。孤立していたのは梶原さんの方だと思います。


梶原:うるせーよ。


西島:浅い関係の友達が多かったので、中学高校を合わせて今もまだ付き合いのある友達は4、5人ですね。 少ないんですけど。


梶原:それ多いよ。


西島:聞いた話ですけど、梶原さんはギャルだったらしいですよ。


梶原:クソギャルでした。


高田:クソギャルって何ですか?


梶原:クソみたいなギャルです。


高田:なるほど。


梶原:ちょっとイジメられていたりもしたんで、本当に友達はいなかったですね。


高田:ネタはどちらが考えられていますか?


西島:梶原さんですね。最初の根本となるところを梶原さんに考えてきてもらって、私がそれを整理するという感じです。


梶原:私は構成がスゴイ苦手なんです。だからそこは相方にお任せしています。


高田:ご家族は応援して下さっていますか?


西島:温かく見てくれていると思います。NSCに入るお金も自分で貯めましたし。


梶原:私もそこは同じで、自分でお金を貯めて入ったので、反対はされなかったですね。頑張って生まれ故郷の大分で100万円貯めました。


西島:どれくらいで100万貯めたんだっけ?


梶原:4年間。


西島:あんまり頑張ってないね。


梶原:うん。ちょびちょび貯めたからね。今思うと、まつ毛を買いすぎたかなって思うね(笑)。


西島:どんだけ買ってんだよ。


高田:西島さんのご出身は?


西島:熊本です。


高田:大阪にはすぐなじめましたか?


西島:そうですね。まず人が多すぎることにびっくりしました。


梶原:みんな歩くの早いね。


西島:早いね。本当に早い。


梶原:凄く早い。それに夜はにぎやかだしね。


西島:地下鉄とかも次から次に来るでしょ?


梶原:うちの田舎なんか電車は1時間に1本だったよ。


西島:うちは2時間に1本。


梶原:ああ、クソ田舎だもんね。


西島:やめてやめて。


梶原:終電なんか夜の8時だったし。


西島:ふざけんなよ。一緒にするなよ。うちは10時だから!


梶原:なんか悲しくなってくるね。


西島:本当だね。


高田:大阪は好きですか?


西島:大好きです。


梶原:私も好きなんですけど、あまりにセカセカしているんで、住むよりも旅行で来たりした方が楽しい土地なのかなと思います。


西島:じゃあとっとと帰れ。


梶原:帰らんわい。


高田:最後に今後の目標をお願いします。


西島:そうですね。まずキタイ花んで優勝して2万円もらって、サードバトルに行って、セカンドバトルに行って、ファーストバトルに行って、その辺りで東京へ行けるようになって、テレビに出られるようになりたいです。


梶原:最後の最後に、てめえの人生計画、事細かに喋ってんじゃねーよ。

                    インタビュー・文 高田豪