左:中島圭太 右:りご
高田:ネタはどのようにして作られていますか?
中島:二人で作る感じです。
りご:先輩方のネタの作り方などを参考にしながら、話し合って作っています。
中島:りごのことは大っ嫌いで死んだらええと思ってますけど、ネタ作りでワイワイ盛り上がっている時だけは、『死んだらええ度』が若干下がりますね。言うときますけど少しだけですよ。でも基本的に死んだらええとはずっと思ってますんで、その辺りは誤解せんといてくださいよ。
高田:憧れの芸人さんを教えてください。
りご:千鳥さんです。
中島:はんにゃさんです。
りご:ほんまに? そんなん初めて聞いたわ。
中島:あんまり掘り下げられたくないので、次の質問にいってもらっていいですか?
高田:わかりました。お笑いをやられていることに関して、ご家族はどのように思ってらっしゃいますか?
りご:僕はおかんにしか言うてないですね。親父はいないんで。
中島:いてるやんけ。
りご:いてるけどいないようなもんなんです。
高田:どういうことでしょう?
りご:30万円ほどお金は振り込んでくれるんですけど、姿を見せないんです。だから親父と顔を合わせることは、なかなかないんですよ。かなりのレアキャラですよ。
高田:お母さんは、お笑いをやられることに対してどのように思われているんでしょう?
りご:それまではニートで引きこもってたんで、「外出て何かやるようになったんはいいんちゃう」って思ってくれていますね。
高田:中島さんのご両親はお笑いをやられていることに関して、どのように思われています?
中島:まずその前にね。僕の両親は美男美女なんですよ。
高田:僕の質問に答えていただいたいんですけど。
中島:焦らんと聞いてください。
高田:ご両親のルックスが良いと?
中島:そうなんです。で、どう思います?
高田:何がですか?
中島:僕のルックスについて。
高田:遺伝の欠片もないですね。
中島:はっきり言うたなあ。
高田:だって聞くから……。
中島:まあいいですわ。だからどう考えてもおかしいんですよ。本来なら僕はもっとシュッとしているはずなんです。「なんで両方の遺伝子から避けられてんねん!」と「遺伝子受け継がせたくないほど嫌いなんか!」と、両親を恨んでいる部分はあります。
高田:完全に逆恨みですね。
中島:そんなことないです。
高田:さっきの質問には答えていただけてない気がするんですが。
中島:気のせいでしょう。
高田:まあいいです。今、これが楽しいっていうのを教えてください。
中島:パチンコですね。舞台の直前もパチンコ行ってますから。
りご:僕もパチンコです。
中島:なんで一緒やねん。俺がパチンコ言うたら、お前は別の答え用意せなあかんやろ! 基本的なこと言わすな。
りご:だって先言うねんもん。
中島:なんか別のこと言うとけや。
りご:舞台ですね。
中島:舞台前、いっつも死ぬほど緊張しとるがな。
高田:逆に苦痛なことは?
中島:家族で正月にボーリング行くことですね。
りご:めっちゃ仲ええやん。そんなんしてんの?
中島:俺は行きたないけど無理やり連れていかれるんじゃ。家族の中で俺だけ違う顔立ちしてんねんぞ。地獄の正月や。
高田:りごさんは?
りご:舞台ですね。
中島:そんなに嫌やったら辞めてまえや。
りご:僕ね。凄く緊張するんですよ。だから舞台は楽しい反面まだ辛いところもありますね。
高田:最後の質問になりますが、今後の目標をお願いします。
りご:売れたいですね。心底そう思います。
高田:中島さんは?
中島:将来的には宗教開きたいですね。やっぱりそこですよ。
高田:風貌が麻原彰晃に似てますもんね。
中島:高田さん。最後に初めて良いこといいましたね。
高田:そうですか?
中島:ところで梅田でよう出るパチンコ屋って知ってはります?
高田:いやあ、存じてないですね。
中島:まあ自分で探すんでいいですわ。ほなパチンコ行きたいんでインタビューはこの辺で切り上げてください。
写真・文 高田豪