インタビューwithキタイ花ん
左:國松恵 右:稲田美紀


高田:そう言えば稲田さんのブログ『ブリの白子の稲田の世間話』 を拝見していると、バイトの電話を掛けようとしたけど緊張して掛けられなかったと、書かれていましたね。


稲田:あれは職種もあるんですよ。夜の蝶になろうと思って、そういうお店に電話をしようとしたんですけど、何せ経験がないもので中々掛けられなかったんです。


高田:ブログで思い出したんですけど、稲田さんのブログ で“痴漢をする男”に対してもいろいろと書かれていましたよね?


稲田:触られたんじゃなくって、露出狂にあったんです。あの記事(痴漢について) で伝えたかったのは、このブログを読んではる男の人は、周囲の男に『痴漢はあかん』と伝えて欲しいと、それが広がっていけば“ミミズ法”みたいに私の考えが拡散していくかなと。


國松:“ミミズ法”って何よ?


稲田:ようわからんけど、あるやんか。どんどん増えていくような言い回し。


高田:もしかしてネズミ算ですか?


稲田:多分それです。


國松:適当やな~。


高田:まだ数分しかお話させていただいていないんですけど、稲田さんはかなり率直な言い回しをされますね。


稲田:オブラートに包むのが苦手なんです。


國松:だから彼女の第一印象って本当に悪いみたいですね。


高田:最初は印象が悪いけど、段々とポイントを上げていくタイプですか?


稲田:そこも半々なんですよね。上がらないままのパターンもあります。


國松:相方は、自分が嫌っている人間が自分のことを嫌っていると知ったら、めっちゃへこむんですよ。


稲田:嫌われるのが嫌なんです。嫌いになった理由を教えてくれって思いますね。きっと私ってあれなんですよ。ほら、めっちゃ臭い野菜ありますやん。


高田:臭い野菜?


稲田:臭いがきっついやつ。あっドリアンです。


高田:ドリアンって果物ですよ。


稲田:そこはどっちでもいいんです。私はドリアンなんです。


高田:体臭が?


稲田:違いますって! ドリアン自体は食べた人から美味しいって言われたいのに、ずっと臭いを発しているって言いたいんです。


國松:どういういこと? その例え合ってる?


稲田:えっわからへんの?


高田:すみません。僕もピンときてないです。


稲田:いっぺんドリアンをウィキペディアで調べてください。ほんなら私の言いたいことが伝わります。


國松:最後はウィキペディア頼みかいな。


高田:國松さんはどちらかといえば優等生タイプですか?


國松:そうですね。生徒会長とかもやっていました。基本的に人間が大好きなんです。どんな人でも絶対良いところはあると思いますし。


高田:おいくつぐらいからお笑いをやりたいと思われました?


國松:小4くらいからやりたいなという気持ちはあったんですけど、初めて人前で何かやったのが中2だったんです。学校の行事の中で舞台に立ったんですけど、そこでハジけたんです。人前で何かするのってこんなに楽しいことなんやって。そこから性格も明るくなりました。


高田:人前で何かするといっても、お芝居であるとか他にも選択肢があったと思うんです。その中でもお笑いを選ばれたっていうのは?


國松:お笑いも好きだったんですけど、子供も大好きなんで教師になりたいという思いもあったので、揺れている時期があったんです。


高田:大学は行かれたんですか?


國松:はい。結果的には行くことになったんですが、高3の時、受験勉強している時にちょっと精神的に滅入ってしまったことがあったんです。その時の記憶ってほとんどないんですよ。


稲田:その話、初めて聞いたわ。


國松:大学受験もあまり手ごたえがなく、受験が終わった後、ふらふらと何も考えずに歩いていたんです。そして気がついたら吉本興業の会社の前に来てたんです。これは何かの啓示かと思いましたね。だから大学は行きましたけど、お笑いの道を志すことにしました。


高田:稲田さんがお笑いの道に入られたきっかけというのは?


稲田:シャンプーハットさんや陣内さんのお笑いブームというのがあって、それがきっかけでお笑いが好きになっていったんです。私は性格的に就職して働くっていうのは難しいなと、自分でも感じてたのでこっちの道に来たというのもありますね。

後編 へ続きます。下記 へ読み進めてください)