30年代後半どうしちゃったの | 久蔵

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落語と歴史のブログ

戦国時代や幕末・明治維新の物語よりここ数年は昭和戦前史がブームなんだとか、特に1930年代後半

 


1930年代


現在のアジア情勢に酷似し大陸の権益と地図が塗り変わった時期だからだという

今から百年~八十年前のこと

 


軍部政治に反発する要人の連続暗殺事件や紛争が頻発した
・張作霖爆殺事件
・神田事件
・中村大尉事件
(柳条湖事件)⇒満州事変
・第一次上海事変
・血盟団事件
・五・一五事件
・相沢事件
・二・二六事件
(盧溝橋事件)⇒支那事変(日中戦争)
・第二次上海事変
・南京事件
・ノモンハン事件
(第二次大戦勃発)⇒大東亜戦争(太平洋戦争)

 


かつてあらゆる国家の侵略を許していない日本と同盟を組んだ英、ナポレオンをも退けたが日本には敗れた露

に侵攻するのみとなったナチス独ヒトラー、欧州の混乱はこれを機に国力を蓄えるのは米ソ日

 


後に独は英へ侵攻しきれず断念し、独ソ不可侵を破棄してソビエトに侵攻するが力尽き連合国軍に降伏した

古今東西、敗戦国は飛躍的に復興し戦勝国は低迷していくことは繰返し歴史が証明している

 

 

20世紀初頭どうしちゃったの日本

政治経済面
・第二次山県内閣の軍部大臣現役武官制

・第二次大隈内閣の対独対中政策

・寺内内閣の対露政策と国内米騒動対応
・徳川から薩長に変わっただけの明治期の政治
・政財界の癒着、薩長内閣・陸海軍部の汚職
外交面

・日朝修好条規やハーグ密使事件での朝鮮半島の扱い

・朝鮮半島とフィリピンの桂タフト日米支配協定
・南満州鉄道の桂ハリマン日米共同経営覚書破棄

・日露満蒙分割策と韓国併合
・米のハワイ排日移民法と日本のサイパン統治

 

 

このあたりで教科書からでもおかしな関連性に気づく

・独ソ関係:両国とも労働者党独裁政権なのに敵対した(ふり?)

・日露関係:日露戦争で闘ったが前後の日本は親露政策(ふり?)

・清国とロシア:同時期に革命で社会共産主義国家誕生(事実)

・日ソ関係:日ソ中立したり破棄したり、戦後国交は回復(ふり?)

・日独関係:反共の理念で軍事同盟したが共同戦闘はなし(ふり?)

 

1940年代

 

戦後の日本は米単独統治により西側陣営だったが親中ソのようにもみえる、教科書では触れてはいない