神田連雀亭 | 久蔵

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落語と歴史のブログ

親子三代の本物の江戸っ子がいるとしたら、神田明神や湯島聖堂があるこの近辺だろうか


いつも仏頂面の歌太郎さんは着物姿の方がよい

 

将来有望な二ツ目さんだけの神田連雀亭の会に月一・二回、近年高学歴の若手噺家さんが増えているらしく女性比率も上昇しているという

 

普段からよく喋る女性の方が噺も上手い?我が家も寡黙なチーム男子よりチーム女子は朝から寝るまでよく喋っている


 

話が上手なら新卒でアナウンサーになるより噺家に就職する選択肢もある、しかし落語は話ではなくて噺、就職ではなくて入門

 

さらに研修や効率や残業なんかで成果が評価されるものではなく、日々の修業と稽古、ファンの取込みそして師匠に認められなくては成り立たない世界


 

落語界は少子高齢化社会に逆行しているという、超高齢化は早く来過ぎて他界し入門者が増え奇麗なピラミッド構造になってきているとか

 

世間は落語ブームでファン層が若返ってきているものの、神田連雀亭では二ツ目さんの高座は孫世代という客層で本物の江戸っ子がいるかも知れない

 

 

噺の善し悪しは爆笑できるとか面白いとかではなく、うとうとと心地よくうたた寝ができるかどうかが私の基準

 

観聴きしたことは五感に染み込み記憶には残らず忘れること、脳を疲労させないのがよい

 

更科蕎麦

 

クスッとくらい笑えて軽く食べられるくらいにお腹がすいて、その後はよく眠れるのがほどほどと想う

 

現代の芸能お笑いにはこういう要素の継承は皆無、下手すれば雑音、しかしクラシック音楽や能楽には快適な安眠の要素マックス

 

 

この界隈、神田駅ではなく秋葉原が最寄り駅、現在も同じ場所にある神田明神と湯島聖堂