■「さよならの朝に約束の花をかざろう」が中国上映!
少なくとも月一ではレポっていきたい中国アニメ映画事情。
2月は、旧正月シーズンということで中国では映画興行が特に活発化する時期なのですが、国内映画びいき気味な時期でもあります。
そんなわけで今月の日本アニメ映画の公開は一本のみという状況に落ち着きました。
そんな一本が、昨年公開された岡田磨里監督の劇場長編作「さよならの朝に約束の花をかざろう」。
中題は「朝花夕誓——于离别之朝束起约定之花」です。
中国オリジナルポスターがオシャレでこっちもいいですよね。
春節シーズンが落ち着いた2月22日に中国公開を果たしたわけですが、興行結果はいまいち。
1500万元をやや越える程度のスコアに落ち着きました。
せめて5000万元ぐらいは越えて欲しいなぁなんて思ったりするんですが難しかったようですね。
劇場オリジナル作品としてヒットをかました「君の名は。」のような流れには残念ながら持っていくことはできませんでした。
ちなみにアニメ映画ではないですが、2月はもう一本邦画が中国で上映されています。
それが「今夜、ロマンス劇場で(今夜在浪漫剧场)」。
こちらはさらに微妙な勢いで1200万元程度の興行成績に落ち着きました。
本数こそかつてに比べるとコンスタントに上映されるようになった邦画ですが、興行としては国内映画やアメリカのビックバジェットの映画に押されて、あまり目立った活躍ができていないのが実情です。
どれもが好成績なんてことは無理でしょうが、たまには「君の名は。」のような中国での大当たり作品が登場して欲しいですよね。
今月は「夏目友人帳」、「マジンガーZ」、そして「僕のヒーローアカデミア」が中国上映を果たします。
果たしてこの中に中国市場に爪痕を残せる作品が登場するのか・・・。
頑張ってほしいです。
もちろん日本ではもうディスクリリース済みです。
本作、美術がすごいのです。
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