【カーズ/クロスロード】の感想。キッズ映画の顔をしたとんでもない大人泣かせ映画だ! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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ポケモンとはまた違った方向ですごい映画でしたね。

 

 

 

 

カーズ/クロスロード

を観てきました。

公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/cars-crossroad.html

 

 

 

ディズニーのPIXARチーム最新作にして「カーズ」シリーズ第3作。

監督は、今作が初作品となるブライアン・フィーさんです。

 

 

実は私、「カーズ」シリーズはいずれもそこまで好きではなく、特に「カーズ2」に関してはかなり印象が悪めだったりします。なので、今回も楽しめるかどうか、やや不安ではありました。

 

 

 

 

 

そんな事前印象の中、本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと

 

 

 

 

すっごく良い

 

 

 

 

というシリーズ屈指の名作でした。

いやー、良かったです。

もうちょっと詳しい感想を書いていきます。

 

 

 

●子供向けの顔した完全大人泣かせ映画

 

「カーズ」シリーズといえば、数少ないディズニーの男児向けブランドの印象が強かったのですが、今年の「カーズ」はまさにそんなイメージを払拭するとんでもない映画でした。

 

もはや完全に大人向け。

 

というとさすがに語弊があるのですが、作品のテーマとして描かれていることは、人生も半ばを迎えた以上の大人が直面する、“現役を引退するかどうかという時期の物語”。特報やポスターですでに印象的な、事故を起こすマックィーンのシーンで示唆されているので、事故系のリタイア話かとも思っていたのですが、物語は完全に事故だけでなく、「時代」といった要因ともどう向き合っていくかという展開になっていきます。

 

そのテーマ自体が大人向けでもあるのに加え、さらに終盤、マックィーンはある決断をするのですが、これがまた非常に『大人な選択』となっていて、キッズにはちょっぴり残念に思うかもしれない展開になっています。ある世代には痛烈に響くような内容でしょうけど、30代を目前に控えた私ですら、まだ実体験的な共感には達しない内容なので、

 

 

PIXARすっげー冒険したな。

 

 

と思わされる映画でした。「2」ではやや幼稚すぎる印象を与えた「カーズ」で、まさか今度は逆方向にハンドルを思いっきり切った物語をやるとは思いもしなかったので、衝撃は余計大きいです。

 

 

よくよく考えると、車の型的な老化はあれど、しわや白髪などの老化を見せない「カーズ」だからこそ出来た物語ではありますよね。

(ただPIXARは「カールじいさん」もあるし、やろうと思えばガチのおっさんキャラでも描けたのかも)

 

 

やっぱりこれが最終作になっちゃうのかな。マジで「じゃあな、おっさん」だ。

 

 

 

 

 

 

●激推しクルーズ・ラミレス

 

 

新キャラクター話もひとつ。

 

 

「モンスターホテル」の好印象があったので、オリラジ藤森さんのジャクソン・ストームの活躍に期待していたのですが、いざ蓋を開けてみると、圧倒的な印象を残すキャラクターは松岡茉優さんのクルーズ・ラミレスの方!

 

 

 

予告編で勝手に、新世代の指導者としてマックィーンをリードしていくキャラクターだと思っていたのですが、ドジっ娘で割とダメな子。・・・なんだけど憎めない、すっごい良いキャラクターだったのです。

 

世の中には車に性的興奮を感じる人もいるみたいですが、その域までには達しないものの、私も人生初の車萌えを感じることのできた映画でした。クルーズ・ラミレス、すっげー大好きです。

 

子供人気はどうかわかりませんが、大人程、気にいること間違いなしのナイスキャラクターです。

 

 

マックィーンと思わぬ化学反応を見せる好キャラクターでした。

 

 

 

 

 

 

●主題歌『エンジン』は適格な起用でしたね

 

 

このブログでも以前言及しましたが、日本版主題歌が奥田民生さんっていうのはシブすぎないか・・・、と思っていましたが、いざエンディングで流されると、『やっぱりシブい!』んだけど、かなり作品に合っていましたね。

 

 

派手でもなければ、物語の展開も見方によっては苦い物語となっているので、奥田民生さんの歌う『エンジン』の、ある意味華のない感じが絶妙な相性を発揮していました。

度々ディズニーのマーケティングには文句を言ってきましたが、今回の奥田民生さんの起用は、マーケティング的にはどうかと思いますが、作品としては大正解だと思いました。素晴らしいです。

 

ありがとう、ディズニージャパン。珍しく支持させていただきます。

 

 

当初は血迷ったのかと思いました。(失礼)

 

 

 

 

 

 

そんな感じで、今夏のアニメ映画の中でもかなりの優良物件です

PIXAR節をすっごい方面に尖らせた脅威の一作、是非見ておいて損はない映画です。

多分、キッズや私ぐらいの世代も、十数年先に思い出すことになる映画だと思います。

 

 

 

 

あと、同時上映短編「LOU」もすごく良かったのですが、それはまた別の記事で改めて紹介しますね。

 

 

 

 

 

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