「ジョンウィック:チャプター2」の感想。痛みを伴う苦くて辛い殺し屋物語・・・最高! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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わたし、「ジョン・ウィック」大好きなんですよ。

 

 

というわけで

 

 

 

 

 

ジョン・ウィック

チャプター2

を観てきました。

公式サイト:http://johnwick.jp/

 

 

 

「ジョンウィック」「1」は、映画館上映を逃してホテルのサービスで鑑賞しまして、めっちゃ大好きになった作品です。今回は初の劇場鑑賞ができるということで楽しみにしておりました。

 

 

 

 

 

 

観てきた感想をざっくり一言で言うと

 

 

 

 

思ってたのと違うけど

 

良い!!

 

 

 

という感じで、予想していたものが出てきたわけじゃないけどこれはこれで好きな映画でした。

もうちょっと詳しい感想を書いていきます。

 

 

 

 

●リベンジムービーでもワン子ムービーでもない!

 

 

前作「ジョン・ウィック」が、 亡くなった妻の愛犬を殺したやつ許さねぇ!と怒ったキアヌリーブスがマフィアの一団を潰す・・・ っていうリベンジムービーでして、犬好きにもガンアクション好きにも非常に心に来るものがある映画となっておりました。

 

今回は事前情報で『今度は家が燃やされるぞ!』という話だったので、なるほど、今度は家燃やしたやつ許さねぇ!と怒ったキアヌリーブスがまたもっと強いマフィアの一団を潰す感じかな・・・と予想したのですが、

実はそうじゃなかったですね。

 

確かに家は燃やされるのですが、リベンジムービーというよりも、ジョン・ウィックが殺し屋稼業のしがらみから逃れたくても逃れられないというような、世知辛さを描いたような映画でした。リベンジムービーとしても見ることができる側面はあるものの、「1」のように『悪い奴やっつけて気持ちいー!』みたいな後味ともちょっと違った余韻の残る映画でした。

 

ここが事前に思っていたものとは違ったところです。

 

 

 

ワンコはちゃんと出るんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●この苦い余韻が染みる・・・良い!

 

 

そんな思っていたものと違った感触の映画で、直後やや首を傾げる感じはあったものの、よくよく考えると『これはこれで「ジョン・ウィック」らしい続編なのかな』と腑に落ちた感じがありました。

 

 

『悪い奴やっつけて楽しー!』みたいな作品は「トリプルX」とか「ワイルド・スピード」などでも感じてきましたが、「ジョン・ウィック」とは似て非なる作品でした。一発撃ち込んで、わざわざもう一発頭に撃ち込むジョン・ウィックは、明らかに誰かが死んだと分かるようになっていて、前述の作品よりも圧倒的にシビアに殺しを描いていました。辛辣さや苦みを伴う殺しのアクションがまさに「ジョン・ウィック」なのですよ。

 

 

もちろん派手なアクションでグレードアップさせるという方向もあったとは思うのですが、それよりも、苦みのある殺しの方にグレードアップさせた方が、より硬派な「ジョン・ウィック」らしいです。そう考えると、首を傾げた部分がむしろこれこそジョン・ウィックらしいな、と改めて考えなおしました。

 

 

気持ち良さもワンちゃん愛も「1」とはまったく異なる作品ですが、そこじゃない「ジョン・ウィック」が抽出されている素敵映画でした。

 

 

あの裏世界描写もアガるし、それらが生きてくる展開ではあります。

 

 

 

 

 

●アクション要素はしっかり面白い!

 

 

派手なアクションでのグレードアップじゃない・・・とは言ったものの、アクションに関して突き詰めたグレードアップはされていました。

ジョンがやたら車に轢かれたり、鉛筆を消すマジックを披露したり、人混みの中で内緒の撃ち合いを繰り広げたりと、みんなで語り合いたい殺しのアクションが満載でした。

 

前作、ガンフーなんて言われてましたが、殺しまくりアクションの体はそのままに、今回はカーフーなりナイフ―なりと幅を広げていく方向にグレードアップしてくれていました。アクションは逐一楽しかったです。

 

 

ジョーカーの鉛筆を消すマジックは「ダークナイト」参照。

 

 

 

 

 

「1」に馴染みがある人ほど、モヤッとしたものは生まれてしまうのかもしれない映画ですが、これはこれでジョンの選んだ道と思って、その苦みを味わうのみです。苦みとしては最高の苦みではないかと思うのですよ、私は。

 

「チャプター3」が作れそうなラストだっただけに、「3」こそ本当に楽しみです。ジョンの今後に幸あれ。

 

 

 

 

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