タイトルの「見るのだ」は
バカポンのパパぐらいのニュアンスで読んでね。
アイドル戦国時代と呼ばれ始めて数年・・・アニメ映画界も同じく
今月の新作映画２作がどちらもアイドルアニメ映画という
極めて異例な月となっております。
そんな
い ま こ そ
見るべきアイドル題材アニメ映画があるのではないでしょうか。
というわけで
「パーフェクトブルー」
（PERFECT BLUE)
をご紹介させていただきたく思います。
1998年上映の日本アニメ映画。
現在でいうアイドルをテーマにしたアニメ映画としては
初めての作品であり最高傑作なのではないでしょうか。
監督は今は亡き今敏（こんさとし）監督。
今敏監督作品は例のごとく
日本では知名度が低いのですが
海外ではオマージュ作品が多く見られます。
（自分で述べている物から、監督は違うって言ってるものもありますが）
公認「レクイエムフォードリーム」と非公認「ブラックスワン」この映画の切り口としてはホラーだとか、手法だとか
いろんな部分から見る事ができるのですが
“アイドル”という視点として見ても非常におもしろい！！
アイドル自体は昔からある文化なのですが
20世紀末という丁度パソコンが家庭に普及し出した時代に
いち早くインターネットという題材が本作にも
使われており、より近代的な物語に感じられます。
アイドルとアイドルファンの間のギブアンドテイクの関係は
今でもブラックな部分が大きく昨今では
（ファンが検索してきてあれこれ言われたくないので誰とは言いませんが）
恋愛問題にてYoutubeで坊主謝罪するというニュースもありました。
あれは結局アイドルファンがさせているも同然だと思うわけで。
ファンはどれくらいアイドルの人生を
背負う覚悟があるのか！！
もしくは
アイドルは何のためにアイドルになるのか
ということを改めて考えさせられます。
華やいだステージの背後で
まだまだ黒いニュースの絶えないアイドル界。
このテーマについて考える時に今作も参考にしてみてはどうでしょうか。
「Wake up Girls!」について
ヤマカンこと山本寛（やまもとゆたか）監督が
アイドルの黒い部分も描写していくと
どっかでコメントされていましたが
「パーフェクト・ブルー」越えぐらいを目指した
長い時を経ても視聴に耐えうる作品を目指して欲しいと思います。
スタッフ足りてないみたいだけどさ・・・。
・・・ま、こんなこと言いつつ「WUG」
見てないけど。
◆関連記事◆
2014年1月公開の新作アニメ映画リスト
クリスマスオススメのアニメ映画
【とある魔術の禁書目録エンデュミオンの奇蹟】の感想