「今はいい時代になったもんだ」と老いぼれ達に言われるのはウザい!!
・・・のではあるのだけど、
確かに「今、いい時代なんだな」と最近思うことがありました。
「王と鳥」というアニメ映画があります。
この映画は、ジブリがいっぱいシリーズとしてDVDも出ているので
GEOさんやTSUTAYAさんでレンタルできる作品です。
で実はこの映画
作者が昔作った「やぶにらみの暴君」という映画の改訂版なんです。
「やぶにらみの暴君」は公開当時、制作国のフランスをはじめ
各国で賛否両論を巻き起こして、大きな評価を得た作品です。
すごい評判を得た作品なのですが、作者は意に添わない出来だったようです。
というわけで、作者であるポール・グリモー監督は
自主回収して、「やぶにらみの暴君」を封印してしまったのです。
そして、新カットや描き直しを加えて「王と鳥」として再公開させました。
「やぶにらみの暴君」→監督が回収して再編集→「王と鳥」
・・・「王と鳥」はそれなりに評価はあったものの、
「やぶにらみの暴君」の方が良い、という人が多いのも事実でした。
『映画遺産オールタイムベスト』で4位にランクインしたのも
「王と鳥」ではなく「やぶにらみの暴君」でした。
今となっては幻の作品となってしまった「やぶにらみの暴君」・・・。
どうにか見たいなぁ・・・と思いを馳せていました・・・。
なんてネットサーフィンをしていた矢先です・・・。
Youtubeにありました。
なんと、ようつべさんにてダメ元で検索してみたところ、
有志の方がアップしてくれてるんですよね。
しかも字幕まで入れてくれてる親切。
素晴らしい。
まさか、幻の作品がこんな身近なところに転がっているなんて・・・。
そう思うとやっぱり
「今はいい時代だと思います。」
この場を使い、「やぶにらみの暴君」をアップしてくれた方に
感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。
王と鳥 スタジオジブリの原点
↑ただ、私は「王と鳥」の方が好きかな・・・。またその話もいずれ。