私は『ひとりBAR』が好きだった。。。
確か20歳くらいから23歳くらいまで、よくひとりでBARに行った。
友達と行くこともあったけど、基本的にBARで飲むのは割高だし、
騒げないので、友達と飲みに行く時は居酒屋が多かった。
なので、居酒屋の帰りにひとりで・・・とか、
バイト帰りにひとりで・・・とかが多かった。
なんせ家は、歓楽街のど真ん中だったし、
何のために、ココに住んでんの!?
ってなわけで、夜な夜な出歩いていたと思う。。。
『ひとりBAR』は少し緊張するが・・・
行き着けのBARにはない、そのちょっとした緊張感が好きだった。
何を求めていたのか・・・?
出逢い?ではない・・・知らない客と話すのは嫌いでは
なかったけど、その後に「携帯番号教えて」
とか、そういうことは面倒臭かった。。。
その場だけの会話でいい・・・
たわいもない話でいい・・・
誰とも話さないでもいい・・・
ただタバコをふかしながら、おいしいお酒を飲みながら、ボーっとするのが好きだった。。。
行き着けのBARではいつも読書をしていた。
そうしていれば、誰も話しかけてこないし、
おいしいお酒に、大好きな本を読みながら
タバコをふかす。。。
今思い出してもウットリするような時間だ。。。
なぜ行き着けでしか、読書をしないかというと、
店の人に変人に思われるから・・・
とりあえず、私をよく知らない人に
『変人』扱いはうけたくないので遠慮しといた。。。
『ひとりBAR』をやめたのは、自分自身がBARの店長になってから。。。
夜が仕事で飲みに行けないのも、もちろんあったが・・・
何よりも、飛び込み新規で『ひとりBAR』をやられたら
こっちが困るからだ。。。
どうしたのこの人?何でこの店知ったの?
初めての客よね?何喋ろう・・・
頭がフル回転する。。。
困った、困った、と慌てながら接客はアルバイトにとりあえず任せる。。。
アルバイトがある程度、情報を聞き出し、打ち解けたくらいに
自分も輪に入る。(セコ!!笑)
「あ~私もこうやって、店員泣かせなことをしてきたんだな・・・もうやめよう・・・」と反省した。。。
『ひとりBAR』はカコイイ、とか思っていたけど、
実はアレ、全然カッコイクないし、ただの変人が
やることだと、BARで働くようになってから知った。。。
(とりあえず私の偏見だけど・・・)
まあひとりでBARに来る人はたいてい変わってる・・・
恋人いない人9割・・・
友達いない人3割・・・いや、5割・・・
(とりあえず私の偏見です・・・)
なので、BARへは、最低でもふたりで行きましょう