1、「諸行無常・・・・おごれる者も久しからず」、「ウサギとカメの競争」について
移民国家だったアメリカは、建国を宣言してから、資本主義と自由主義を導入し、わずか200余年で、世界一、裕福で、豊かな「パラダイス国家」となりました。日本も、戦後、アメリカの占領下のもと、アメリカ指導による政治・政策を遂行してきたので、たった70年で、裕福で、豊かな「準・パラダイス国家」となりました。
しかし、その一方で、アメリカは庶民が「護身の為に銃」を持つことが許され、その政策の結果、銃を持った市民による「乱射事件」が後を断たず、多くの市民の犠牲者が出ているのです。
アメリカでは、「マリファナ」と言う麻薬も、地域経済を活性化させる目的で「娯楽としての嗜好品」として認可されるようになり、最近では次々とアメリカの各州で、マリファナが「合法化」しているのが、実情です。
仏教で言う「諸行無常・・・・」は、平家物語の中で引用され、だから「驕れる者も久しからず」だよ、と後世の日本人のために、うったえかけているのです。今後、50年後ぐらいには、日本と、中国の関係は、全く逆転しているかもしれない可能性があると思います。
皆さんは、「ウサギとカメの競争」と言う「ケニアの昔話」をご存知だと思います。「ウサギ」が日本とアメリカで、「カメ」は中国のように思います。すべての面で、現在は、「負けるわけがないという常識」も、50年後は、覆されるかもしれない、ということです。
日本は、アメリカ同様、「自由で」、「非常に華やかな」資本主義社会です。
その「華やかさ」を作り出している、日本の「テレビ局中心」、「芸能人中心」の社会は、日本独特の、国家社会です。そこで活躍するテレビ局と特定の芸能人や芸能プロダクションが、大きな力を持つようになり、「現代の日本文化を形成」していると言っても過言ではありません。そのおかげで、日本は明るく、活気がある国家なのです。
日本では、その華やかな「テレビ局中心」社会が「常識」であり、当たり前の社会です。中国には、その「常識」と「華やかさ」はありません。
中国には、その常識と華やかさがない分、その時間は、他の部分に力が注がれており、表面化しない「底しれぬ力強さ」を秘めている国家なのです。「カメさん国家」の中国は、「ウサギさん国家」のように、常に、華やかな「浮世の楽しさ」を追い求め続ける国家では無いのです。
30年前に、日本人は、「逆転することは絶対にありえない」と思っていた日本の経済大国の地位も、現在、中国に抜かれて、3位になってしまいました。30年前に、その逆転劇を、想像できた人は、誰もいませんでした。
30年前のジャパンアズNO.1の日本のエコノミストたちの論調に、酔いしれていた時代から、それが永遠に続くと信じて疑わなかったエコノミストたちの熱い思いが、今日まで綿々と続いてきたので、自然と、現在の「反中国」思想を、国家規模で、形成してしまったように思います。
過去における「余計なプライド」に、とらわれ続けた日本は、のろまで、勤勉で、まじめな「カメさん国家」の中国に、経済面では、とうとう追い抜かれてしまいました。
中国人の「心の中身の成長」さえあれば、50年後、すべての面で、日本と中国の逆転はあり得る、かもしれません。
日本に、もっと、その「危機感」を持ってもらいたい、と言いたいのです。
時代は違いますが、昭和初期の日本のように、基本的に、中国は、コツコツと、「勤勉にして、まじめな生活をしなれば、幸せを得られない」、とする国家です。そのような国民の価値観の生活が、変わることなく、今日までずっと続いてきたわけです。
昭和初期の日本のような「勤勉と、まじめさ」だけで生きる、という価値観が今も続いているのが中国です。それでも、中国人の生活は、非常に豊かになり、屈託のない「笑顔」と、温かい「人間関係」と、若々しい「活気」で、溢れているのです。
日本は、その中国全体の姿を、全く報道せず、事件・事故ばかりを強調して報道し、その事件・事故こそが中国であるかのように、中国批判の報道ばかりをしているように見えます。
その「中国の価値観」が、時代から遅れているわけではありません。最初から「異なった社会体制」における「異なった価値観」なのです。大部分の日本人が、日本人に生まれてよかったと思っているように、13億の大部分の中国人が、以外にも中国人に生まれてよかったと思っているのです。
国民全体として、コツコツと「勤勉と、まじめさ」でやる国と、やらない国とでは、今から50年後、結果は、どうなっているのでしょうか、、、、。
中国には、日本のような「テレビ局中心の華やかな芸能界」が、ありません。ですから、毎日、芸能界の話題や、トーク番組に、多くの時間を費やすという国民社会では、ありません。
また、日本国民が多くの時間を費やしている日本のような「競馬・競輪・ボートレース」の公営ギャンブル(賭博場)もありません。「パチンコやスロットル」の賭博の遊戯場もありません。「ゲームセンター」もありません。日本で新設される予定の「カジノ」賭博も、中国の行政特別区である「マカオ」以外には、ありません。
中国は「日本のような風俗店」も違法ですので基本的にありません。「ポルノ」自体を解禁していませんので、普通の週刊誌にヘアヌードが掲載されることもありません。また、普通に、毎日、閲覧する「風俗記事が満載されているスポーツ新聞」もありません。ビジネスマンの社交場の「高級クラブ」もありませんし、日本の政治家が通っていたことから、中国でも大きく報道された「SMバー」もありません。日本の「アダルトDVD業界」もありません。
上記の「娯楽」、「ギャンブル賭博」、「趣味」、「嗜好」、が、13億の庶民の生活では、「一般的では無い」国家社会なのです。
また、一方、日本社会は、性的な欲望を、際限なく増長させる「なんでもアリ」の、アメリカ同様の自由主義の社会ですから、日本の「性的犯罪」は、際限なく増加しているのです。
以前、日本人と親交がない中国人どうしの間で、「日本人は皆、本当にスケベで、まったく、どうしょうもねえな・・・」などと、日本人をさげすました会話(もちろん中国語)をしているのを、街で偶然、聞いたことがあります。その会話の中では、日本と言えば「アダルトDVD」、だそうです。大変ショックを感じた、残念な会話です。
つまり、中国は、「無い無いづくしの社会」、なのです。
基本的に、中国は「勤勉」と「まじめ」を美徳とする人生を送ることしか許されない国家なのです。そのような「カメさん国家」の中国は、「底知れぬ力強さ」を秘めており、今後、50年単位の長いスパンで見れば、いつか、すべての面で「ウサギさん国家」の日本は、中国に追い抜かれてしまう恐れがあります。
先日、私の友人は、日本人の感覚で、中国の大学の学園祭で、「ミスコン」の実施を計画し、協賛してくれる「スポンサー集め」も終わり、大学側に働きかけましたが、計画は消滅しました。日本の学園祭では、当たり前の「学生ミスコンテスト」も、「中国文化に、ふさわしくない、まったく常識知らずの日本人による計画である」と、逆に軽蔑される結果になってしまうのです。
日本から来た若い留学生が、日中友好の演芸会の出し物として、ショートコントで、日本のお笑い芸の一つである「裸芸」をやったとき、ウケルと思ったはずの「裸芸」も、大ひんしゅくを浴びて、「中国人を馬鹿にしているのか!」と、非難が噴出して、失敗に終わりました。中国の国民性に合わないのです。
日本人の中には、中国が全く文化と思想が異なる「異国である」と言う認識もなく、気軽に中国にやってきて、計画がうまく行かなくなると、中国を非難して日本に戻る人がいますが、非常に残念に思います。
2、日本の社会システムの問題点の一つである「日本のテレビ局」について
ところで、日本の社会システムの問題点のひとつは、「テレビ局」、「新聞社」等の「報道機関」に、「スポンサー(企業)」が付かなければ、その報道機関は、「収益」が無くなるので「つぶれる」状態になる、と言うことです。
現在において、日本で言論の自由が無くなった原因は、「スポンサー(企業)」が、必ず「政府与党」を支持しなければならない「社会システム」に変化してしまった点です。政府与党を怒らせる、すなわち、スポンサーを怒らせる発言は、できないのです。
日本は、実権を握る「政府与党の政治家」と「スポンサー(企業)」が、お互いに利益を享受し合う『蜜月の関係』で、結ばれていますから、堂々と、平気で『マスコミを懲らしめろ』と政治家は言い出し、スポンサーに働きかけをしたのです。この事件については、中国でも大きく報じられ、本当に「あきれた政治家がいる国家」との烙印を、押されてしまったのです。とても悲しいことです。
特に、莫大なお金が動く「日本のテレビ局」は、収入源の「スポンサーの降板」が怖くて怖くて、どうしようも無いのが実情です。
日本の評論家の中には、日本のNHKも、今は完全に「政府のための放送局」になってしまった、とおっしゃるかたが多くおられます。本来、公平性が求められる公共放送であるはずのNHKも、現在は公平性を失ってしまったようです。
「NHK会長」と「政府」が、個人的にも「あ、うん、の呼吸」の信頼関係にあり、非常に蜜月の関係となってしまったため、NHKの独立性、公平性は、根本から崩れてしまったように思います。その結果、NHKと言う公共放送局に対しては、年々、多くの国民が「疑問と、不信感と、嫌悪感」を、募らせてしまっているように見えます。
昔のNHKは、本当に素晴らしい放送局だったのに、、、、、非常に残念に思います。
前の「世界大戦の戦時下」の世論形成と同じように、公共放送も、政府寄りの放送内容に徹して、巧みに世論を形成していると、評論家の方々は言っているのです。
その証拠として、ロシアのシリアの爆撃について、「日本政府とアメリカが喜ぶ」ように、放送局は「ロシアは悪い国家」である感覚を植えつけられるような報道ばかりをしています。
一方、「アメリカの爆撃」や、「アメリカによる国境なき医師団への病院誤爆の事件」の報道に対しては、一応報道することはしても、アメリカを非難する報道は、まったくありません。ですから、地球規模で、世界的、客観的に、冷静に見ても、公平性に欠けている状態である、と言えるのです。
日本の報道は、すべて「ロシアが悪」と言う原稿を書いて、その原稿通りに報道されています。
そして、すべて「アメリカが善」なのです。
そうではなく、地球規模で、世界的、客観的に、冷静に、公平に見て、ロシアには悪と善があり、アメリカにも悪と善があると言うことを、公平な立場に立って、議論を重ね、最終的には、ロシアとアメリカに中国を加えて、世界の3大国で「安全保障条約」と「経済協力条約」を結び、一日も早く、世界各地の紛争を終結させ、世界平和に取り組んで戴きたい、と思います。
現在のアメリカとロシアの冷戦において、日本は、火に油を注ぐように、口舌戦に参加をしてしまっている感じです。口舌戦において、ロシア批判に傾倒し、アメリカの片棒を担いでしまっているように見えるのです。もっと、公平な立場にたって議論をして戴きたいと思います。
ロシアは、「日本の言論・報道」をしっかり見て、研究しているわけですから、「北方領土返還」などは、「夢のまた夢」の結果となってしまった、ように見えます。
日本は、政府と報道機関の「暗黙の了解」による「世論に対する制御機能」が働いていますから、「ロシアの悪いところだけを報道し、良いところを報道すると言うことは、絶対に無い」のです。中国に対しても、まったく同様の報道が、されているのです。
先日、日系企業が集まる会議に出席をしました。会議終了後の懇親宴会において、中国に赴任して間もない2人の若い青年がいましたので、私は、良い機会だと思い、質問をしてみました。
「皆さんは、中国に来る前、中国のイメージは、どういうイメージだった?」と聞いてみました。すると、彼らは2人とも、「自分たちは、中国の悪い情報ばかりを、日本のテレビで、見てきましたから、悪いイメージだけです。」と、答えてきました。
そして彼らは、「しかし、実際、中国に来てみると、聞いていた悪いイメージは消えました。そのことは、日本にいる友人・知人にも、今後、伝えていきたいと思います」と、自ら言葉を付け加えてきたのです。
日本人が、中国に対する悪いイメージを形成しているのは、「テレビの影響力」が、一番大きいことが、彼らの発言からも、良くわかります。
<私は、日本人の未来のために、と思って、中国から、世界的、客観的な視点で、冷静に、日本人に情報を発信しているのですが、日本にいる日本人には、あまり支持されないブログのようです。ブログを書くのは、今回を持ちまして、当面、お休みとさせて戴きます。>
今まで、ご覧いただきまして、本当にありがとうございました。感謝。
筆:ネイトン
