長袖暑くないの?

っていう質問に、

日焼け防止です

そう言って誤魔化すのが当たり前になってて

聞かれたらこうやって返すぞ
不自然にならないようにって
頭の中でシミュレーションして

いつからそんなことが
当たり前になってしまったのか

初めは赤いペンからだった
「いつか本当に傷つけてしまわない?」
誰かの声が聞こえたのも覚えてる

「大丈夫だよ、真似だけだもん」
そう言って笑った。

本当に血を流したのは
工作用のはさみ。

細い細い3本。

そこから、カッター、包丁

カッターは錆びてて使いにくかった
包丁は大きく傷つけれたけど
菌がつかないか心配だった

しっくり落ち着いたのがカミソリ。

皮膚がプチプチ裂ける感覚
流れる赤が多いほど、落ち着いた

血が誤魔化せなくなったカミソリは
駅のゴミ箱に捨てた

いつからこんなふうになったのか
何が悪かったのか

生まれたことが悪かったのか

だったら消えたい



君の言葉を信じられなくてごめん。
もうずっと、ずっとずっと疑ってる、諦めてる。

大きめのシュシュを買ったよ、
半袖を着ても傷跡を隠せるように。
話したかったけど言えなかった。

会えて嬉しいのに、どこかずっと怖かった。

手をつないで、キスをして、それでも怖かった。

それでも君が、私の手が温かかったって言ってくれて
居てもよかったのかなと思って少し泣いた。

約束ができない。
できたらいいね、都合が合えばいいねって。
約束をして、果たせなかったら君が傷つくかもしれない。

体を重ねてれば、恋人として関係が続けられるかもしれない。
体を重ねなくても本当に私と居て楽しいのかな。

好きだけど、好きでいてくれるのかな。

疑ってごめん。でも分からない。
私とじゃないほうが笑っていられるかもしれないのに。

また、離してほしいって思ってる自分がいる。

こんな方法でしか伝えられなくてごめん。

誰よりも私が傷つけてる。
きみの「好き」が信じられない。

いつの間にこんな壁を、私は造ってしまったんだろう。



ひたすら不安で不安で、
どこに行けばいいかわからなくて
自分が逃げるための壁を泣きながら造ってる。

せっかく君が甘えてもいい場所をくれたのに
怖くて怖くて、また本音が話せない。
喉まで出かかって、いつも飲み込んで。

もう、どこか諦めてる。

きっとずっと普通になれない。
またこうやって沈んで、自分が嫌いで、愛してあげられなくて。

一時的に引き上げてもらっても、
またどうせ一人で勝手に落ちていく。

それなら独りでいいよ。

もういっそ、独りで落ちて落ちて、叩きつけられてしまえばいいのに。

今この瞬間、信号無視の車が突っ込んでくれたなら。
今この瞬間、誰かが私を駅のホームに突き落としてくれたなら。

そんなことを考えながら、朝も帰りも。

くだらないことばかり考えて、自分独りで死ぬ勇気もないくせに。
意気地なし。はやく死んじゃえ。
私は誰よりもお前が嫌いだ。