どうも、ねへほもんです。

遂に、遂にやりましたよ・・・!

 

 

【祝】ベスト100 銀アイコン獲得

 

イベント終了1時間前の暫定順位なので確定かは後日判明しますが、63位なら大丈夫でしょう。

と思ったら、51000点ちょいの方でも20位台らしくて、50000点前後に人が密集しているので、油断していると蹴落とされるかもしれません。

まぁ、5万点というキリの良い点から更に上積みできる自信はなかったので、留まって正解だと思います。

 

 

1.本気のシンクロカップ

 

実績ゼロの弱小遊戯王プレイヤーの僕にとって、今回のシンクロカップは銀アイコン獲得のための千載一遇のチャンスだと思っていました。

 

①周りの本気度が低い

 

スネークアイを何度も使い回して練度を高め続けた普段のDCと比べると、1回きりの専用レギュレーションのためにガッツリ練習しようという意欲が湧く人は少ないです。

ましてや・・・

 

 

貴重なカード資産であるURポイントを注ぎ込もうという意欲のある方は少ないはず。

ジュラックってメインデッキやすいな~と思ってたら、EXに専用URが6枚と聞いて横転しました。

元々オディラプターと化石調査を持っていたのが唯一の救い。

 

なので、ちゃんと練習すれば周りとの本気度の差で優位に立ちやすいと思いました。

 

 

②10連休

 

僕の会社は8月9日から本日18日まで10連休で、連休最終日とシンクロカップ最終日が被るため丁度専念できる環境にありました。

何より、普段は金曜スタートだと仕事の疲れが抜けず土曜のスコアの伸びが悪く、日曜から頑張ろうにも伸ばせるスコアに限界があります。

 

今回は完全に休みのため、木曜は自宅でしっかり休息して体力を蓄え、金曜午後から月曜午前まで、丸3日間シンクロカップに専念できました。

後、前回のDCは関西への万博&帰省と被るとか、来月のDCは空の軌跡 the 1stの発売と被るので専念できないという事情がありましたが、今回は完全に予定が無かったのも大きいです。

 

それはつまり、ねへほもんが夏休みに誰かと会う予定が無いぼっちであることを示すのだが・・・

 

 

2.クリストロンの使用理由と強み

 

 

僕の使用デッキはクリストロンで、最終的には「1強」状態となり、ミラーマッチが連発しました。

練習段階及び、シンクロカップ本番の序盤から使い慣れた山が1強のデッキタイプだったのは運が良かったです。

 

まぁ、一応最初はジュラックを使用しましたが・・・

 

 

20戦でクビ

 

結果、全294戦中274戦をクリストロンで戦い抜きました。

コイン表が続きまくった反動で、裏が連発するタイミングで天盃に乗り換えようかと思い、コインの表裏統計は取っていたのですが、あまりハマりそうなタイミングが無かったのでクリストロン1本にしました。

あと、ドロー誘発の通りが悪い分、規制されまくりで初動が細い天盃は安定しないという欠点もあり、コイン裏でも大して勝率が上がらないだろうと思いました。

 

で、クリストロンを選択した理由ですが、このテーマ最強カードの存在が大きいです。

 

 

①のトリッキーなシンクロ召喚効果が本当に好きで、相手の誘発や妨害避けでも、先攻展開の最後に添えて妨害に使う用途でも、使い手の腕が試される所が非常に気に入っています。

 

ミラーマッチではトリスタロスの効果をいかに通すかという勝負になっており、例えば後攻側がトリスタロス単騎を召喚した後、インクルージョンを発動した時に相手がライトニングマスターをチェーンして発動無効にするというシチュエーションはありがちです。

 

この時迂闊にトリスタロスの①をチェーンしてしまうと、相手のクラスターの格好の的となってしまいます。

トリスタロスの①は、シンクロ召喚できる状態でないとモンスターが特殊召喚されないので、特に後攻で捲る側はトリスタロス単騎で使うのは非常にリスキーです。

隣にサルファフナーやサルファドールが居れば、クラスターでトリスタロスが破壊されてもシトリィを出して2+5で7シンクロを出せます。

 

という感じの読み合いを延々と続けるので、延々とミラーマッチを続けるのは骨が折れました。

トリスタロスを使う側としては、先攻展開での相手の誘発や後攻捲りでの手数としてトリスタロスをいつ盤面に添えておき、どう使うかを考える必要があります。

トリスタロスを敵に回す側だと、こちらがカードを発動しようとする度に、「相手のトリスタロスに邪魔されないか?」と考える必要があります。

 

僕は学生時代将棋ガチ勢だったので、こういう相互に一手ずつ繰り出す戦い方が性に合ったのだと思います。

とまぁ、誘発避け等でトリスタロスが強いのは当たり前の話なのですが、実際に使ってみると他にもクリストロンの強みだと感じる点が2つありました。

 

 

①意外と安定性が高い

 

前回DCでは千年との組み合わせで大暴れしたクリストロンですが、今回はシンクロオンリーのため、ジアンデッド・クロックワークナイトといった初動の補助要員は使えません。

 

千年は原人・ゴーレム・神殿の全てが1枚初動としてジアンデッドに至りつつ、不要な手札を墓地に送れるという奇跡の噛み合いを見せていましたが、それに比べるとタイダル・エジルラーン・勇者は手札を捨てる手段になるものの、クリストロンパーツとセットで引く必要があって単体のカードパワーが低く、頼れる初動札に乏しいため評価を落としていました。

 

とはいえ、千年には及ばずとも、シンクロカップという狭い世界ではタイダル・エジルラーン・勇者でも十分優秀な初動でした。加えて、これらの2枚が1枚初動であることに気付いたのが、僕がクリストロンを本命デッキに位置付けた最大の理由でした。

 

 

当初、こいつらは何らかの手段で墓地に送らないと全く役に立たないと思っていました。

勿論②の効果の使用頻度の方が多いのは事実ですが、①の効果も想像の500倍使いました。

どういうことかというと、

 

「このハンドじゃ展開できないなぁ~~~スモーガーを召喚。①効果でトリスタロスに変換。素引きした墓穴や泡を伏せてエンド。」

 

はい、これで十分なんです。

いや、十分じゃない試合も多いけど。

 

そもそも初動が細いと頭を抱えるのは、デモンスミスやライゼオル等の手数マシマシ環境に比べて低速環境であることが原因で、相手も同じ事情を抱えています。

相手の手札が過度に強くなければ、トリスタロス+伏せた墓穴・泡+手札誘発で3,4妨害でも十分耐えきれる可能性があります。タイダル・エジルラーン等の展開札を引けていないということは、残った手札が泡や誘発等の軽い妨害である場合が多いですからね。

 

で、こういう軽い展開で切り上げた時にクリストロンが輝くのが先攻2ターン目です。

トリスタロス+伏せた墓穴・泡+手札誘発という軽量妨害の束で相手の展開を何とかしのぎ切った後、妨害で消耗し過ぎて後続が無いというのはよくある話です。

が、クリストロンは違います。

墓地に何か居ませんか・・・?

 

 

はい、今度は②の効果で初動として使えます。

1ターンの中で2つの効果のうち片方しか使えないという仕様がシンクロカップの低速環境に絶妙にマッチしました。

僕はスモーガー3枚、シストバーン2枚採用でしたが、この5枚も実質初動みたいなものと思うと、安定感が高く感じられます。

 

 

②先攻2ターン目のリソースの太さ

 

これも先ほどの話に関連しますが、先攻2ターン目のリソースの太さも強みの1つです。

僕自身使っていて、またミラーマッチで対面して感じたのが、「相手が無駄な誘発を投げなければ、フル展開を通しても返しのターンで盤面を捲られることが意外と多い」ということです。

 

クリストロンは引きが強いと、トリスタロス+インクルージョンのように、うららや泡1枚を投げてもトリスタロスの①のシンクロ効果で華麗にケアされてしまいます。

一方で、最終盤面自体は盤面だけで4妨害程度と、ライゼオルやM∀LICE等の現代の代表格と比べると見劣りします。

しかも、盤面に立つ妨害要員はトリスタロスやライトニングマスター等、うららや泡といって汎用札で無力化できるものが多いです。

 

結果として、相手が手札をガメて、後攻1ターン目の6枚を総動員することでこちらの妨害を全て突破される事態も時々生じました。

が、妨害を突破されることとクリストロン側が負けることはイコールではありません。

 

これもシンクロカップ特有の事情ですが、千年・デモンスミスのような打点や展開力の面でのぶっ壊れ要素が少ないため、クリストロン側の妨害でじりじり消耗した上で、最後8000ライフを削り切れるデッキは少ないです。

となると、高確率で先攻のクリストロン側に2ターン目が回ってくるのですが、その場合は墓地のクリストロン達をリソースとして活用できます。先攻展開で手札を使い切るのは他のテーマと同様ですが、2ターン目も墓地からリソースとして使える、だからこそ盤面を返された位では負けないというのも、クリストロンの大きな強みだと感じました。

 

クリストロン側は先攻を取ると、

・先攻1ターン目のそこそこ堅い盤面を突破されずに勝ち

・後攻1ターン目に盤面は突破されたものの、相手のリソースを消耗させたため墓地から再度展開して、2ターン目に押し切って勝ち

 

という二段構えの勝ちプランが存在します。

現代遊戯王の環境トップは先攻展開でガチガチに固めることが多く、後続のリソースへの意識が下がりがちですが、低速なシンクロカップでは重要度が増してくる。

結果として、先攻展開の盤面強度は他のテーマと変わらずとも、蓋を開けるとクリストロン1強になった、ということかなと考えています。

 

本来、こういう継戦能力をウリにする山が台頭すると、捲り札を連打してワンキルする天盃龍が天敵になるのですが、テーマカードの大量規制により安定感が落ちたことで、盤面は全部除去したが天盃龍が立たない or 唯一のサーチ手段をうららで潰されて負ける事態が多く、あまり大暴れしなかったものと思います。

 

天盃自体、ワンキルをチラつかせて相手の防御リソースを消耗させ、最後に高打点のティフォンでビートするとか、天球やリトルナイトといった障害物を置いて1ターン稼ぎ、フィールド魔法のサーチ効果で第2波を叩き込むという柔軟性も強みの1つなので、シンクロオンリーでワンキル特化にならざるを得なかったというのは弱体化ポイントかと思います。

ワンキル手段へのアクセスという面でも、閃刀ギミックのドローやヒータ自爆特攻が使えないのも痛いです。

 

 

3.シンクロカップの心構え

 

続いて、今回のシンクロカップの3日間の振り返りへ。土日の2日間を走り切ったことはあるのですが、金曜や月曜もガッツリ走ったのは初めてで、早期にバテないようにペース配分等に苦労しました。

メンタル面で僕が一番意識したのは、

 

「自分との闘い」

 

だということです。

当然対戦ゲームで相手が居るものではあるのですが、意識を相手に向けてしまうと、「引き強すぎぃぃ」とか不満を抱えてしまいがちです。

 

店舗での紙の大会だと、目の前に相手が居て、たった数戦で予選から優勝まで決まってしまうので、どうしても対面との相性や引きといった運要素で愚痴りがちです。一方、DCやレート戦の形式だと、大量の試合をこなして最後の勝率が問われるため、先攻後攻や引きといった運要素は最終的に収束するはずです。

 

そのため、「自分がベストを尽くせば勝てるゲームを落とさない」「プレミ以外の負けは割り切る」という考え方で毎試合を戦うという姿勢が重要だと思いました。具体的には、毎試合を以下の5段階くらいに分類して戦いました。

 

Lv1(楽勝):こちらが完全に展開を通し、相手の手札があまり強くない場合→普通にやれば勝つので、とにかく操作ミスをしない。

Lv2(多分勝つ):こちらの展開は完全に通ったが、相手もある程度の手数を出せる手札の場合→ミスなく妨害できれば勝てるので、丁寧にプレイする。

Lv3(勝負所):先攻側の展開が誘発等で中途半端に止まる等により、どちらが勝つが分からない場合→最終順位への影響が最も大きいゲームであるため、本気で戦う。

Lv4(多分無理):相手が先攻フル展開を決めるも、こちらもある程度手数を出せる場合→相手の展開はYouTubeやトイレ等の休憩タイムに。その後自分のターンはダメ元で最善っぽい動きで抵抗する。

Lv5(無理):相手が先攻フル展開を決め、こちらは初動が無い等、引きの差が歴然の場合→トップドローを見るだけ無駄なので、さっさと畳む。

 

Lv4の勝負への心構えが一番人によって分かれそうですが、僕は「将来への教訓を得る」という位置づけで戦いました。

「今回はフル展開をされたから防ぎ切られたが、素引きの泡やうららが無ければ貫通できていたので良く頑張った」とか、「結果的に負けには変わりないが、ここのプレイを変えたらもう1妨害踏めると学んだ」とか、敗北にポジティブに向き合うよう意識しました。

丸3日間戦い続けるのは確かにしんどいですが、1回負けたら終わりのトナメと比べると、敗北から学び大会中に成長を実感できるのはDC形式の醍醐味だと思います。

 

 

4.シンクロカップ振り返り

 

最後にシンクロカップの実戦経過を振り返ります。

 

・Day1(金曜午後)

 

 

金曜は軽めに。

普段はセーフティーラインの9000点で到達して終わりということも多かったのですが、今回は上を目指すためにもう少し稼ぎました。

 

とはいえ、初日の30000点ラインと、最終日の30000点ラインでは相手のレベルが全然違うので、最後に一気に稼ぐ方が効率的です。

環境調査やプレイを磨くという目的で実戦を積むのは重要ですが、無理し過ぎて後でバテるのは良くないので、ほどほどに休憩を挟みつつ、最後は普段通り11時頃に寝ました。

 

 

・Day2(土曜)

 

 

順調過ぎてビビりました。

上述した通り、クリストロンが環境に合っていたのでしょう。

快調に勝ち進め、銀アイコンが射程圏内に入ってきました。

 

が、夜になると暗雲が立ち込めます。

クリストロンの強さが認知されたのか、一気に使用者が増え、ミラーマッチが連発しました。

更に驚いたことに、こんなカードが採用されました。

 

 

「おい、M∀LICE1強環境ちゃうぞwww」

 

 

・Day3(日曜)

 

 

得点帯が上がって相手が強くなり、クリストロンへの理解が深まったことでなかなか勝ち越せません。

一時は4万点に到達するも、後攻が連発すると最後は35000点を切りました。

ほぼ土曜と変わらない点数で終了。

 

正直焦りは感じていましたが、「勝てるゲームを逃さず拾う」というスタンスを貫けたのが良かったと思います。

勇者入りのクリストロンが増えたのでドロールを採用するとか、ロンギヌス等の誘発で止まった場合にピーピングで相手の手数を鈍らせるために三戦を採用するとか、完全とはいえないまでもある程度の対策が定まったのも収穫でした。

水遣いの処理後にドロールをぶん投げた瞬間、相手のプレイが凍り付くのは快感ですw

 

ただ、勇者型を事前に予習できていなかったのは反省点です。

勇者は枠を食う上、素引きや被りが弱く事故要因だと敬遠していましたが、ドロー誘発をあまり受けず万能無効を構えられる利点は大きいです。

ただ、盤面のスペースを食うとか、通常召喚モンスターの効果が使えないという制約があるので、素人が使うとそれらの制約のせいで負ける(例:最終盤面が狭いせいでトリスタロスやシトリィのシンクロ効果が使えない)リスクがあると感じました。

10万点稼いだたすくさんが勇者型だったことを考えると、最適構築は勇者型で、勇者をメタってドロールで誤魔化すのは、勇者型未経験者が捻り出した次善の策に過ぎなかったのでしょう。

 

点数は伸びないながらも、コイン集計データを見るとコイン裏の回数の方が多く、表が連発するという希望が残されていました。

銀アイコンは厳しそうでも、最終日も最善を尽くそう。

そう思って僕が取った作戦が、

 

「11時就寝4時起床」

 

です。

 

 

・Day4(月曜午前)

 

朝の4時に起床し、朝飯等を済ませて5時前からシンクロカップを再開しました。

徹夜では無く、早起き作戦を選んだ理由は複数あります。

 

・元々夜更かしが苦手で、翌日からは仕事に復帰することからも生活リズムは崩したくない

・深夜の35000点よりも、時間の経った35000点の方が少しでも相手は弱くなるはず

・疲労困憊の徹夜勢を討伐できる(?)

 

銀アイコンを狙うなら、早めに点数を稼いでおかないと間に合わない・・・?という焦りを抑え、しっかり寝るという決断が最後に奏功したのだと思います。5時~13時でも8時間戦えるのですから、高勝率さえ出せれば十分なのです。

とはいえ5万点まで積むのはさすがにハードルが高いだろう・・・と思っていたら、最後の最後で先攻8連戦という神風が吹いたお陰で5万点に到達しました。

 

 

10連休という環境要因に後押しされる形で、ガチ参戦したシンクロカップでしたが、最後の神風もあって5万点という圧倒的自己ベスト記録を達成できました。

YouTube等で活動される有名プレイヤーの方々は銀アイコンの常連ですが、僕のような雑魚の無名にとっては1回だけでも獲れて非常に嬉しいです。

 

最後に、ルームマッチにてイベント前に練習の場を提供してくださった、プレイヤーや動画投稿者としても偉大なお二方に御礼を申し上げて締めておきます。

シンクロカップでのデッキ選択やプレイ面で非常に参考になりました。

 

・KGさん(@zielgigas__)

・kinghaloさん(@kinghalo_dl)

 

来月のDCは、今回で燃えつきたのと、軌跡優先なのでサボりますが、また本気で戦える環境やデッキテーマを迎えられたら、3日間を走り切ろうと思います。

では(^^)/