※この記事は後半からGP優勝デッキにいちゃもんを付け始めます。
そして最後には筆者のクソ雑魚ぶりが存分に発揮されたオチを迎えます。
僕はディーセレで一切実績の無いクソ雑魚ナメクジなので、優勝者様に多少失礼な言動があったとしても受け流していただけますと幸いです。
1.WIXOSS界のYAWARA
どうも、「リミットアッパーから国民を守護る党」代表のねへほもんです。
今回のGPという名の総選挙、私の想像をはるかに上回る成果が得られました。
【💡イベント情報】
— WIXOSS【公式】 (@wixoss_TCG) August 11, 2025
「ディーヴァグランプリ2025SUMMER」 決着!!
頂点に輝いたのは「1止めママ」!!!
🏆優勝
五段選手(ママ)
🥈準優勝
だらに選手(ひとえ)
🥉BEST4
ぱっく選手(エクス)
sou選手(カーニバル)
選手の皆様お疲れ様でした!!
ご参加いただきありがとうございました!! pic.twitter.com/uGnkVvXfGH
優勝 ママ
元々2止めママ等を使用されていたこともあり、Twitter上で少し交流があった方なのですが、まさか優勝されるとは驚きました。
本当におめでたい!!!
デッキコンセプトは以前ご紹介したゴング入りの2止めママと同じく、盾をバリバリ割ってゴングでルリグアタック3面あざしたぁをするデッキです。
が、1点だけあまりにも大きな違いがあります。
1止め
オールでも1止め、ディーセレでも1止め、ウィクロス界のヤワラちゃんという位どこでも1で止まっています。
今回は、他の方の構築ということもあるので、軽めに2止め→1止めで進化を遂げた点をご紹介します。といっても、難しい話ではないです。圧倒的パワーワードで端的にお示ししましょう。
追加8打点
1レイラ
1ミカエラ
アークライト
轢断
鏡花
竜花
ゴング(2打点)
ウィクロスが臨界点を突破しました。
圧倒的火力で盾を割って、盾がほぼゼロの状態からゴングでルリグ止め3面アーツありますか???って相手をテストして回答が無ければゲーム終了。
ルリグデッキの枠が空く分、僕の2止め構築から追加で2打点増えています。
1止めだとシグニが2体しか殴れない制約が付くので、先攻や後攻の2,3ターン目に2止め側は追加で2回殴れる分、一見すると火力的には差が無いように見えます。
しかし、追加打点の形で盾を割った方が、相手のLBを受けづらいですし、シグニ3点無効の必殺アーツを受けません。また、相手の盤面を2面除去すれば良くなるため、リソース面の節約にもなります。
例えば相手がLv2のターンに、10000,5000,3000みたいなパワーラインの盤面を立ててきた場合、5000と3000だけ焼けば済みます。除去が一番面倒な1体を残せば良いというのは想像以上に大きいです。
また、耐久性の高い相手にLv3へグロウされ、エクシアを立てられたとしても、3面除去すれば2面殴れます。2止めでも2面しか殴れないのなら・・・と思えば、ここでも1で止める利点が出ます。
一応僕の記事を参考にしていただいたようですが、僕は盾をバリバリ割ってゴングで詰めるという一般的な戦い方をお示ししたに過ぎません。
時間を掛けてゴングについて真面目に考えれば誰もが至れる、山の麓までの案内図をお示ししただけで、僕の記事は基本構築を組むまでの時間の節約程度の価値しかありません。そこから「1止めというブレイクスルー」に至り、的確なプレイングで優勝を掴み取られた五段選手がただただ立派というほかありません。
僕が名古屋に居たとしても、早々に敗退して応援団長になるのがオチでしょう。それでもめっちゃ現地で見たかったけど。
2.1止めが失ったもの
僕も1止めママ優勝に触発され、1止めというコンセプトについて自分なりに精査してみました。
総火力が変わらずとも、2止めでシグニが余分に殴るよりも、1止めで追加打点の方が攻撃面では有効というのは上述の通りで、2止めママよりも1止めママの方が強いことは間違いないでしょう。
それを前提としつつも、止め専業者としてここからいちゃもんを付けます。
①防御の手薄さ
攻撃面は強いとして、先攻時の防御面では弱体化した点が気になりました。
「確かに2面しか立たないけど、2止めで貧弱な盤面を3面並べてもすぐ除去されるのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、2止めは防御に振ろうと思えば、先攻2ターン目に盤面を固めることができます。
ご存知ないかもしれませんが、こいつらなんと、Lv2にグロウすれば盤面に出すことができます!
ただのLB&手札コストではないんです。
さすがに相手がLv3だと、パワー10000の盤面は軽く除去されてしまいますが、先攻2ターン目だと後攻の相手はLv2。
盤面をガチガチに固める環境でなければ、アーツで1面だけ除去されて、残り1体は残るという展開は十分期待できます。
たかが1点されど1点。
先攻は相手から先に殴られる都合上、止め速攻といえどもライフキープに気を配る必要があります。
追加8打点で先攻3ターン目の勝利を狙うのがメインシナリオとはいえ、相手のアーツ構成やLB鯖回収等で耐えきられる可能性があります。
そうなると、竜花1点回復すれば先攻4ターン目まで迎えられる、というサブプランもあった方が良いと思います。
特に、今回の1ママ優勝で皆が1ママを意識した防御構成に変えてくるならなおさらです。
1ママはトリスタン等のLBで鯖回収には事欠かないですが、一方で盤面防御のLBに乏しいです。
Lv3へグロウするルリグであっても、普通に殴るルリグであれば毎ターン全面除去し、リフレッシュや盾割り等で1点追加くらいは当然に飛んできます。
そうなると、徒手空拳で後攻3ターン目を耐えきるのは難しい気がします。
(後攻3ターン目までに相手はシグニで8回殴れ、全面通ったら負け。仮にLBで1面止めるとか、竜花で1点回復する形で1点誤魔化しても、ルリグガードの失敗や相手の追加打点で負ける可能性がある)
②追加打点の穴
僕の2止め構築から追加されたのが、
アーク・ライト・オーラ
鏡花炎月
の2枚です。
《アーク・ライト・オーラ》
止め界で追加打点にカウントすべきか否か、一生議論が尽きない存在なのですが、アークライトを止められる軽量ルリグ防御を採用することが、1ママに対する一番手軽な対策だと思います。
1ママはハンドもエナも一切絞りません。
ただ相手の盾を焼き尽くすだけなので、盾を残すことに全身全霊を注げば耐えきれます。
最後のルリグ3体アタックは、3人同時にPKを蹴ってくるようなもので、複数セーブすることは難しいですが、アークライトなら1体の攻撃を1面防御で封じるだけで2点分防げます。
最後の1ママの特攻時にライフを残せれば、無理にルリグ止めアーツを大量採用せずとも、シグニの攻撃をアーツで封じ、3人PKをライフで受けることで耐えきれる可能性があります。
今回は1ママがメタ外で、環境的にもアークライトの通りが良かったとしても、対1ママが意識されるとアークライトを潰そう、後は全体的に防御面数を増やそうという風潮になるかもしれないため、アークライトが通るか否かは今後の1ママ側にとって大きな分岐点となりそうです。
《鏡花炎月》
鏡花炎月はLB不発の1点クラッシュということで攻撃面が優秀なのですが、コストが重いという欠点があります。
リソース面で一番優しい使い方は、手札0枚の状態で4ドロー3捨てとすることで、これならエナ-2、手札+1で実質1コストといえます。
が、このデッキはそういうエコな使い方を妨げる環境破壊野郎が8枚も採用されています。
変なタイミングでLBが発動すると、余計に手札が3枚増えるせいで、手札0枚のエコロジーモードを発動できず、2エナ+手札3枚をぶん投げて1点割りつつ、無駄にアサシンを付与するという使い方になります。
Lv3シグニに対し攻撃を通すためにアサシンを付与するのなら有効ですが、このデッキは困ったことに火力が高すぎて、Lv3グロウ時点で相手のライフが残らない可能性が高いです。
それでも、3面要求が必要な2止めであれば、一番パワーの高い奴を飛び越えるという用途が使えます。が、1止めの場合、相手の雑魚2体を処理するだけで良いので、アサシン追加打点のバリューが低いです。
「そもそもトリスタンLBが上振れなのだから、多少手札を無駄にしてもええやん」
という話はありますし、実際優勝されているのですから、そういう発想でもGPまでは問題ないでしょう。
が、今後1ママ対策委員会が発足し、戦い方を知られ、対策札を採用されても同じ戦い方が通用するでしょうか?
今後も1止め界隈が生き残るためには、GP優勝構築の猿真似だけではだめで、更なる進化が求められるのです。
GP1ママ優勝は止め界隈にとって一瞬の朗報に過ぎません。むしろこの先は、メタられる側として地獄が待ち受けると気を引き締めべきでしょう。
そういう意味では、手札を3枚ドブに捨てている場合ではないのです。そんな無駄なLBを捲る位なら、防御LBを増やして先攻4ターン目を迎える確率を高めた方が良いと言われかねません。
③3面要求できるのに勿体ない
僕が1止めに至る思考に至れなかった一番の理由です。
リスタートで5枚ドローして、道中にトリスタンLBを1回捲れば手札は潤沢なのだから、ハンデス&ガチガチ盤面特化みたいな例外を除けば、相手がLv3だろうと1回だけなら十分3面要求できます。
そうなると、先攻なら2,3,4ターン目で3面要求すれば、1止め構築よりも3回シグニで多く殴れる計算になれます。
勿論、シグニで殴るよりも追加打点の方が有効打になりやすいというのは上述の通りで、「1ママより2ママの方が強い」のは間違いないでしょう。
ただ、3面殴れるのに2面しか殴らないというのは、少し勿体ないような気がしました。
ママの最適構築は1止め。でも、
ママよりも強い1止めルリグが居るとしたら???
僕は1つの可能性を感じ、1止め優勝の熱が冷めやらぬまま、昨日の夜に急遽デッキ構築に取り掛かりました。
3.僕はあーや
ママじゃなければ・・・そうですね、あーやしか居ません。
元々今日のおうちセレモニーであーやを使う予定でした。
今日はGP翌日、強豪は11人チーム戦→GPでバテて出てこないから空き巣ができるという負け犬の発想でセレモニー用の山を用意していました。
追加打点した分をフルハン継続でルリグアタックを通すことで補います。
で、相手のLv3グロウ直前に必殺の1枚をぶつけます。
相手にLv3へグロウさせ、1ターン経った後に締めるという、(ゴング前の)止めデッキの標準的なゲームスピードを考えると、ぴったり1ターン稼げるバーサクは非常に有用です。
防御アーツ不採用の止めデッキだと、受けたダメージ分のエナが貯まる分、終盤にエナが余りがちなので、鯖や除去札を拾える回収効果も優秀です。
これは僕の発案ではなく、以前のセレモニーで会った方から教えていただき、GPで使う予定だと聞いていたので、GPまでは使わず終わった直後に解禁しようと温めていました。
「フルハンしつつそこそこ追加打点を叩き込み、バーサクで相手の自由を奪って返しに締める」といえば理論上はカッコ良いのですが、実戦投入するには1つ大きな懸念がありました。
毎ターン3面要求が厳しい
2止めデッキのハンデスといえば、相手のアドを一方的に奪うのではなく、ハンデス側もコストを払って1:1交換となるのが通常です。
代償を払いながらフルハンを継続し、相手の盾を割り、その上で毎ターン3面要求を決めるというのは理論値に過ぎません。実戦では相手の妨害を受けます。
メルの回収効果で赤スペルを拾おうと思ってはいましたが、まぁ綱渡りです。相手次第では成立しないでしょう。
が、ここで「1止め」という発想に行き着きました。
2面要求で済むからリソースが節約できるという利点を、トリスタン8枚体制リソースたっぷりのママでは持て余しましたが、3面要求に苦しむあーやなら活かし切れると考えました。
おうちでメルのLv1を現地調達して使う予定(よく見ると、↑の写真ではLv1サンガが混入しています)を一変し、1止めの構築に舵を切りました。
「フルハン継続しつつ極力追加打点を入れる」というコンセプトで組みました。
その結果、
1レイラ
アークライト
轢断
竜花
ゴング(2打点)
で計6打点です。
1ママは8打点なので2打点劣るように見えますが、ミカエラピーピング分がフルハンに置き換わるので実質1点差です。
フルハンで鯖を計2回捨てさせれば、火力的には1ママと同等まで持ち込めると考えました。
火力がママと同じなら、強さもママと同等なのでは?と思われるかもしれませんが、このデッキには防御LBが強いという長所があります。
鯖以外は全て盤面防御、防御成功率40%です。
しかも、RAINY DAYやTOO BADLYはルリグも対象に取れるため、相手の最後のシグニアタックで捲れたとか、相手がアークライト使用中の場合には有効打になりやすいです。
当然ながらフルハンも優秀で、へなちょこ盤面が除去されないなんて都合の良い展開は無くとも、相手のリソースが細ることである程度動きは鈍るはずです。
「防御LBとフルハンの分だけ、1ママよりは先攻4ターン目を迎えやすい」というのがあーやを推す理由です。
で、肝心のハンデス枚数ですが、後攻1ターン目に1体除去+5ハンデスを目指しました。
これ以上相手に手札をガメられたら手札を残すかもしれませんが、Sヨクセンキのババ抜きで鯖を落とせる芽もあります。
何より、相手としても先1で手札をガメまくると、後でリソースが不足するというリスクを負います。さすがに無茶はできません。
具体的には、スペル4連打+Sヨクセンキで5ハンデスを実現します。
となると、スペル4連打のために青4エナが必要となりますが、
・エナフェイズ
・サンガ or メルLv1
・俯瞰者
で確保できます。
俯瞰者はランダム性が絡みますが、青はたっぷりあるのでさすがに大丈夫、期待値通りなら青と赤の2アドを稼げるピースです。
スペル4枚とSヨクセンキを引けるかが一番の問題ですが、こればかりは運次第としか言えません。
せめて確率は高めようと、誠意のスペル12枚+Sヨクセンキ4枚フル採用で対応しました。
エナフェイズの青エナチャージで困る場合もあるので、これらの青いカードは増やし過ぎてもあまり困ることはないでしょう。
何より、実戦的には後にドロソを温存するため、相手が先1から手札をガメることが少ないです。
実戦的には3,4ハンデスで十分ということも多いなら、理論値5ハンデスの構築が丁度良いと思います。
で、俯瞰者を使うと普通は追加で赤 or 緑が1枚捲れるので、それを手札に加えてSイハンキで投げれば盤面を除去できます。
その時に手札がちょうど3枚残るので、
このコンボがピッタリ決まります。
フルハンで火力に余裕が出たお陰で、鏡花というコストの重いアーツを採用せずに済み、リスタートで5アド取る余裕が生まれる
ので、トリスタンを防御LBに回せるというのが、1止めあーや最大の推しポイントです。
5ハンデス!3枚ぶん投げ!リスタート!あざしたぁ!!!
トリスタンという派手なLBは無いですが、この動きで十分脳を焼けますのでご安心ください。
あと、当然ながら俯瞰者を毎試合1ターン目に使用する必要はなく、相手の手札が3枚だけなら俯瞰者の2アド分を温存することができます。
最初が3ハンデスで済むということは、相手がリソースを温存しているということですが、それに対してこちらもリソースを温存できるという柔軟性が気に入っています。
あと、こちらのリソース節約のため、先攻では2ターン目にフルハンデスを狙います。
先攻1ターン目にフルハンする利点は、相手にエナチャする余裕を与えず、手札だけでなくエナも絞れることなのですが、このデッキは相手のエナには干渉せず、手札と盾を削ることに全力を注ぐコンセプトです。
そのため、ハンデスはルリグアタックを開始する2ターン目からで十分です。
先攻1ターン目は、赤エナチャージ→3枚ぶん投げ1点クラッシュ→轢断→2体立ててエンドという、2ママと同じハンドレス2点クラッシュムーヴで大丈夫です。
先攻は相手が殴ってくれる分、青エナが貯まった状態でハンデスを開始できるので、後攻2ドローで手札が多少多くてもフルハンしやすいはずです。
無理ならSヨクセンキでババ抜き。
このデッキはハンデススペル12枚+Sヨクセンキ4枚採用で枠を圧迫し、止めデッキ定番の火力要員も必要となるので、自由枠は少ないですが、個人的な好みで以下の2種を採用しました。
竜花用の緑エナに悩んでいましたが、1止めデッキに丁度良いシグニが居ました。
スペルを大量採用していることから、打率10割とはいきませんが、5割はヒットしてくれます。
僕の熱心な信者の方なら、意外と登場頻度が高いとお気づきかもしれません。
このデッキは俯瞰者・青スペルの1ドロー・リトルグレイとデッキトップに触れる機会が多く、デッキトップ操作が機能しやすいです。
特に1ターン目で強く、先攻ならただ無駄に盤面を埋めるだけでなく、リスタートで引くカードを吟味することができます。
後攻は最初に青エナをチャージする必要があるため、非LBの青でハンデスに絡まないヘケトがエナ役に適任です。
ハンデスや盤面除去に直接絡まないので枚数は2枚と抑えましたが、それでも強いと思う1枚です。
で、具体的な戦い方ですが、先攻は相手の耐久力や火力に応じて3 or 4ターン目、後攻3ターン目での勝利を目指します。
後攻は俯瞰者まで投入し、例の5ハンデスムーヴで決死のハンデスを決め、後はリスタート5ドローだけで2,3ターン目を何とか押し切ります。
先攻は4ターン目まで縺れるとリソースが細くなりそうですが、後攻と違い俯瞰者が残るので必要な場面で使います。俯瞰者の使用タイミングを調整することで、先攻・後攻共に戦えるのではないかと思っています。
トリスタンでリソース極太とは言えずとも、2面要求で済むことでリソースを維持でき、先攻4ターン目まで縺れ込んでもフルハンにより安定した詰め打点が準備できることから、1止めと非常に噛み合った構築ではないかと自負しています。
後は構築の自由度が高い点も評価しています。
例えば、環境次第で不発になるかもと書いたアークライトですが、このデッキは先攻4ターン目も十分狙えるので、火力全振りとせずとも間に合う可能性があります。
アド稼ぎアーツでも良いですし、正拳付き3ランデス(センタールリグと違う色だけですが)でエナも絞るも良し、条炎反射で攻防兼ねた感じにするのもアリかもしれません。(いや、TOO BADLYのLBが腐り得るからダメか)
ただ盾を割るだけでなく、ハンデスという要素も搭載したからこそ、要求値が上がる一方で、追加のリソース補給とかランデスも絡めるとか、枠が生まれればアーツの選択肢は広いです。
後述する構築上の欠陥もそうですが、完コピするというより、上手くアレンジいただければ世間のゴング対策にある程度対応できると思います。
4.致命的な欠陥
昨晩に急遽構築を開始し、なんとか完成させてセレモニー会場へ。
一人回しで青スペル連打からのフルハンがある程度安定する手応えはありましたが、実戦はどうなったのでしょうか・・・?
1回戦 ウムル 〇
後攻スタートで華麗に5ハンデスムーヴを決めました。
こちらが完璧に動けたのと、相手の防御がこちらと噛み合わなかったことから、後攻2ターン目に全ての追加打点を叩きこんでそのまま勝利しました。
2回戦 緑子 〇
プリパラ緑子のように、Lv3へグロウした瞬間に追加打点を連打し、エナを一掃して詰めを狙う構築です。
こちらが狙うは当然速攻。シグニ攻撃無効のLBを踏む等によりギリギリでしたが、後攻2ターン目の攻撃時、リスタートで運良く鯖を引かれなかったことから何とか勝利。
3回戦 夢限 衝撃の結末
ハンデスやトラッシュ送り等でリソースを絞る対面で、サンガLv1・俯瞰者・リスタートとリソース補給3枚体制のこのデッキの真価が問われる対面でした。
序盤はリソースを絞られるだけで、相手の盤面は貧弱なので、フルハンしつつ2面要求を継続する余裕があり、密かに手応えを感じていました。
そして先攻3ターン目。
1止めで自然に相手の攻撃を受ける分、こちらのライフは3点。
先攻4ターン目で詰め切る必要があることから、先の展開を読むことにしました。
「こちらの手札はカエンビンが2枚おり、このターンの2面要求は問題ない。
サンガLv1と俯瞰者が残っており、次のターンも最低1面要求+火力アーツを連打するリソースは残せそう。
相手のライフは5点でアーツは2枚(多分シャイクロとズンギ)。
こちらの追加打点は轢断・竜花・ゴングで4点分残っている。
ここから導かれる結論は・・・」
「負けました」
あろうことか、まだ2勝1敗にもかかわらず、そのままドロップするという珍事に。
詰めまで読んだつもりが、そもそもの初手が誤っていることに気付きました。そしてそれは、プレイングの問題ではなく、構築時点での致命的な欠陥だったのです。
この時点の状況を整理しましょう。
先攻3ターン目ということは、相手のルリグは
です。
一方こちらは、
です。
そう、急ごしらえで不慣れな1止め構築を使ったことが仇となりました。
相手の盤面は3000打点が2体。こんなの簡単に除去でき・・・
除去できねぇ・・・
詰めまで丁寧に読んだということは、勝ち切れるかが微妙な火力だったということ。
先攻3ターン目に0面要求なんて舐めた戦い方で勝てる訳がありません。
あと1ターン早く気づいていれば・・・
普段の2止めの感覚で、先2でSイハンキ→先3でカエンビンという流れを逆にできれば、Sイハンキ1面だけとはいえ盤面要求できました。
これならまだワンチャンあったはず。
で、今回の見落としはかなり致命的でした。
2止めデッキにおけるカエンビンの最大の強みは、先攻3ターン目、後攻2ターン目という、お互いにエナがある程度貯まった状態で、後払い1エナの盤面要求ができるという点です。
こちらは不要な色エナをコストにできる一方、相手目線だとルリパンの重圧が重く、シグニアタックを通したくないターンです。
しかも、エナが貯まっているのですから実際に攻撃を止めることもできます。
で、攻撃を止めてくれればエナコストを踏み倒せてお得です。
使えるターンが限られているものの、使用できるターンには大活躍してくれる、これがカエンビンの強みでした。
が、1止めだとカエンビンは先攻2ターン目、後攻1ターン目しか使えません。
後攻で使えるターンが減るのも問題ですが、後攻1ターン目もこちらのエナが細い状況で無1コストは重いですし、相手目線でもエナが無いので攻撃を止めてくれません。
止めデッキにおける全面要求という呼吸が止められ、何より初歩的な構築ミスをしたという精神的ショックもあり、ドロップもやむなしでした。
ついつい追加打点やハンデスといったオプションにばかり目移りしがちですが、普段意識せずとも呼吸が止まっては生きられないのと同じように、全面要求無くして止めデッキは戦えません。
本当に陶芸家の気分でした。
さすがに会場でこのデッキはちがーーーう!って叫びながら物理的に山をぶん投げることはしませんが、心の中ではぶん投げて叩き割りました。
使える状況が限られる上、使えても大して強くないカエンビンはさっさと抜いて、Sイハンキを4枚に増やし、残り2枚はカツオ辺りに変えるのが妥当でしょうか。
最近調子が良いつもりで居ましたが、やはり僕が二度と一線に返り咲くことはないのでしょう。
運負けは仕方ない。難解な局面での選択ミスも実力を磨けば良い。
でも、、、構築論やプレイング以前の勘違いでゲームを落とすのはあり得ない。
構築やプレイを練る積み重ねが大きければ大きいほど、大一番のくだらないミスでやらかした時のショックは計り知れません。
もう、そういうのを我慢できる歳ではないのだ。。。
今後とも、ウィクロスプレイヤーではなく、ウィクロス系インフルエンサーとしての活動を継続しますので、興味のあるデッキがあれば、ちゃんと改良して使っていただけると嬉しいです。
AI並に語り口が偉そうなだけで、嘘や間違いも含まれるので鵜呑みにしちゃだめよ。
1止めあーやもある程度やれる気はしているので、1止めママの次にお試しいただいてはいかがでしょうか?
では(^^)/