どうも、ねへほもんです。

 

 

先月話題になった作品で、流行に乗り遅れた感はありますが、ようやくクリアしました。

乗り遅れていようと感想文を書きたくなるだけの出来栄えだったので、色々と語らせてください!

公式サイト→PS5 Clair Obscur: Expedition 33(エクスペディション33)SEGA

 

 

1.どんなゲーム?

 

僕はほぼ洋ゲーをプレイしませんが、フランスのゲーム会社が開発した作品で、元々抱いていた洋ゲーのイメージにバチコリはまります。

トレーラー画像を置いておきますが、まずグラフィックが非常に綺麗です。

 

 

世界観も独特で興味をそそられます。

以下、公式サイトの紹介文ですが、いかにも続きが気になってきませんか???

最初はプロローグとして街を歩き回るのですが、開始1時間、33の数字を描いた瞬間に一気に人々が消える描写が幻想的過ぎてグッと引き込まれました。

 

年に一度「ペイントレス」と呼ばれる少女が目を覚まし、 

モノリスに描き出す。それは呪いの数字。 

その年齢にある人々は煙となり、消え去ってしまう。 

 

 年々、呪いの数字は小さくなり、犠牲となった人の数が積み上がっていく。

 

  明日、彼女は目覚めて「33」の数字を描くだろう。

 私たちもまた最後の任務に赴く。

 ペイントレスを倒し、彼女が二度と死の呪いを 描けないようにしなければならない。

 

  第33遠征隊の旅が今始まる。

 

 

バトルシステムは、「リアクティブターン制バトル」という名称で、コマンドRPGにアクション要素が組み合わさっています。

スーパーマリオRPGでタイミングよくボタンを押せばダメージが変わる要素がありますが、アレの進化系のイメージです。

進化系と書くと単純ですが、まぁ色々と凝っており、バトル要素しか興味がない戦闘狂の僕でも大満足だったので、詳細は後で語らせてください。

 

クリアまでに発売後1ヶ月要した理由ですが、英語縛りでプレイしていました。

最初はストーリーもバトルも全く分からんので日本語字幕を付けていたのですが、33の数字を描いて遠征に出る時点まで来ると、世界観が素晴らし過ぎるあまり、会話が英語なのに字幕を日本語で表示するのがダサいなと感じ、字幕も英語に切り替えました。

 

ちょうど仕事で英語絡みの案件を扱っているのもあって、勉強がてら英語縛りでプレイしました。

が、英語縛りはまぁ疲れる。普段のゲームだと耳で聞くだけで会話の内容が追えるのですが、聞くだけで理解できるほどの英語力は無いので、いちいち字幕に目を通すのですが、これまた一瞬で理解できる訳ではないので、じっくり読まないといけません。

 

バトルにアクション要素が絡むこともあり、色々と集中力を食う分、「ゲームは1日1時間」の高橋名人プレイをせざるを得ませんでした。ストーリーも複雑な箇所はチンプンカンプンになりましたが、完走できて良かったです。やはり洋ゲーの世界観には英語が合います。

 

 

2.リアクティブターン制バトル

 

では、僕が熱く語りたい、バトルシステムについて解説していきます。

アクション寄りなだけでなく、色々と凝っている要素があり非常に楽しめます。

以下、トレーラーの動画から参考となるシーンを切り取りつつご紹介します。

 

①回避&パリィ

 

アクションゲーらしいと言われる一番の要因です。

コマンドRPGだと、回避率を上げるとか属性耐性を付けるといった対策が無ければ、基本的に相手の攻撃は命中するものですが、このゲームではタイミング良くボタンを押すことで回避やパリィができます。

 

お察しの通り、僕が一番苦労した要素です。

とはいえ、全弾回避しないと負けということはなく、多少のダメージならコマンドRPGらしく回復技で立て直せるので、普通のボスなら相手の5連撃を3回回避して2回被弾するくらいなら耐えられるので、アクション音痴お断りというほどではないです。

 

コマンドRPGだと、敵の大きさや技のモーションが強さに繋がることはありませんが、このゲームだと「図体がデカくて攻撃モーションも大きく緩やかなのでコイツは雑魚」みたいな評価ができたり、攻撃モーションが素早いとか、攻撃するとみせかけてフェイントでタイミングをずらす敵にイライラしたりできるのは新鮮でした。

 

味方のアクション時にもタイミング良く×ボタンを押して効果を増やすQTE要素がありますが、こちらは難しくないですし、失敗しても少し損をする程度なので気楽なものです。

 

ただ、やはり僕はコマンドRPGらしさを追求したいので、回避禁止クリアもやってみたくはあります。アクション要素のある攻略法とか、プレイングの求められるデッキとか、属人的で再現性の無い戦い方って嫌いなんだよね。

 

 

②キャラ毎の固有要素

 

 

このモノコというキャラは、2つの点で特徴的です。

・倒した敵のスキルを使える

・スキルを使う度に画面の右が回転して、その時に合ったスキルを使うと効果が上がる(上の画面ならALMIGHTY)

 

他のキャラは、レベルが上がるとスキルポイントを獲得し、パネル上でスキルポイントを消費してスキルを習得する形式(FF12のライセンスみたいな感じ)なのですが、このモノコだけは、戦闘に参加した状態で敵を倒すと脚をドロップし、その脚を持っていると敵に対応したスキルを使えます。

最初は限られたスキルしか使えませんが、スキルが増えてALMIGHTY等のクルクル回った各状態に合わせたスキルを1個ずつ揃えられると戦いやすくなります。

 

個人的にはキャラの個性が一番のバトル推し要素なので、字面だけですがもう2人分紹介させてください。

 

(ルネ)

・術使いで、使った術に応じたステインが貯まる

・貯まったステインを消費することで術の効果が増す、特定の術が使用可能になるという効果が得られる

 

ざっくり言うと、炎の術を使えば炎、氷の術を使えば氷などのステインが貯まり、4つまで貯められます。

氷のステインを貯めた後に、炎の術を使うと、氷のステインを消費して追加ダメージ!みたいなことができます。

 

ここまで来ると最終奥義はお察しかもしれませんが、「雷・大地・火・氷の4色のステインを消費して、敵全体に特大ダメージ×8発」という派手な技が使えます。

英語でキャラの説明を読むのが面倒だったということもあり、ルネは長い間控えキャラ扱いでしたが、偶然強力な武器が手に入ったので起用したところ、「最終奥義ダメージやべぇwww」って一気に最強キャラになりました。

他のキャラが数万ダメージしか通せないところ、ステインの下準備は面倒ですが20万ダメージ!とか叩き出して唖然とするばかり。

 

術使いらしく回復も使えますし、慣れればかなり強力なキャラだと思います。

 

 

(ヴェルソ)

まず、公式サイトを見てヴェルソという名前であることを初めて知りました。

ずっと英語で"VERSO"というキャラ名だけ見ていたので、勝手にヴァーソって発音していました。

 

このキャラは戦闘中にランクが上がるという特徴を持ちます。

最初はDから始まり、敵に攻撃を命中させたり、攻撃を回避したりすると徐々にゲージが溜まってC,B,A,Sとランクが上がります。

ランクが上がると、敵に与えるダメージが上がる上、各スキルに対応するランクが設定され、そのランクで使った場合に効果が上がります。

 

そのため、闇雲にランクを上げるだけでなく、「このスキルを使いたいからCランクで止める」といった工夫も必要です。

まぁ、わざとランクを止めることは無いですが、序盤の低ランクのうちにこのスキルを使い、ランクが上がってきたらこのスキルに切り替え、Sランクだとコレ!といった感じでゲームプランやスキル構成を組み立てることが重要となります。

 

あとお察しかもしれませんが、僕はランクを上げるのが非常に苦手です。

回避できないんだよぉぉぉぉぉ

 

 

③AP&フリーエイム

 

 

このゲームはいわゆるMPの概念は無く、バトル中に貯まるAPを使ってスキルを使用します。

(上の画像で左のキャラから順に5,5,6と表示されているやつ)

当然、効果の大きいスキルほど消費APは大きくなります。

 

このAPはターン開始時に1増加し、通常攻撃を当てる都度1増加します。そのため、まずは通常攻撃でAPを貯め、APが貯まったらスキルを使い、また通常攻撃でAPを貯める・・・というのは、

 

「遊戯王で1ターンに1回しか召喚ができない」のと同じくらいの嘘

 

です。

序盤は確かにそういう不自由な戦い方を強いられますが、装備が整うとアビリティでAPをガンガン貯めることができます。

回避したらAPが増えるのはこのゲームらしくて良いとして、攻撃を喰らう度にAPが増えるというねへほもん専用アビリティまで存在しておりもうメチャクチャ。

 

で、アビリティの組み合わせによってはAPが有り余ることがあるのですが、それを無駄なく使えるのが「フリーエイム」という要素。

これはターン行動とは別に、APを1使うことで、エアガンで撃つみたいなノリで敵に1発軽い銃撃を与えられます。ターン行動ではない追加行動という位置づけなのでダメージはしょぼいですが、相手のシールド値(攻撃〇回無効の盾を構える敵が居る)を削ったり、「20%で火傷を与える」等のアビリティと組み合わせて弱体化させる等の使い方ができます。

このゲームの火傷は凶悪で、火傷を重ね掛けすることで毎ターン与えるダメージが跳ね上がります。

 

後は、上述のヴェルソのランクがあと一撃で上がる!という時にフリーエイムで調整することも可能です。序盤はAPが貯まりづらいので、フリーエイムは単なるおまけ要素としか思っていませんでしたが、終盤でAPが余りだすとマジで強いです。火傷火傷させまくっちゃえw

 

ただ、フリーエイムには、「物理的に照準を外すことがある」という、僕的には致命的な欠点があります。

図体のデカイ敵なら外すことは無いですが、細身の敵だと、ヒットする度に敵がのけぞるせいで、連射すると外すんですよね・・・

 

 

④武器&ピクトス

 

このゲームの装備は武器&ピクトス3つという組み合わせです。

キャラ毎に固有の武器種が決まっていますが、ピクトス(FFのアクセサリ的なやつ)はキャラ指定はありません。

 

で、武器は名前の通り攻撃力が上がります。ピクトスは種類に応じ、HPや防御力等のステータスが上がります。後見逃せないのが、武器・ピクトス共に固有の追加効果(正式名称を知りませんがFF屋らしくアビリティと呼びます)を持ちます。

この組み合わせを考えるのも非常に楽しいです。

 

例①

マエルというディフェンスモードになって他のキャラをかばうスキルを持つキャラが居ます。

このキャラに防御力アップのガチガチピクトス構成にして壁にすると、終盤でもめっちゃダメージが減って安心して耐えられます。

これでアクション下手なねへほもんでも安心だねw

 

例②

ヴェルソの武器の1つに、「通常攻撃を使ったら直後に連続攻撃できる」という効果を持つものがあります。

これに加えて、

 

・通常攻撃が2回に増える(つまり、2回命中で2AP増加)

・ターン開始時のAP増加量が1増える(つまり2増加)

 

というアビリティを組み合わせることで、

 

1ターン目:ターン開始時にAP+2、通常攻撃を2回当ててAP+2

追加ターン:ターン開始時にAP+2

 

で、簡単にAPを6も増やすことができます。

この直後にスキルを使えるのだからまぁまぁ壊れてる。

APは最大で9、油断してると余らせるのでフリーエイムで消費しないといけませんw

 

ちなみに、ピクトスは1個につき1人にしか装備できませんが、そのピクトスを装備して4回バトルで勝利すると、アビリティは全員で共有できるようになります。

「フリーエイム時に20%で火傷を与える」アビリティを全員装備して銃弾の雨を降らせるのがめっちゃ楽しいです。たまに外すけど。

 

 

例によって戦闘システムの解説が長くなりましたが、世界観、ストーリー、音楽、バトルとどれを取っても一級品で、今年の私的No.1ゲームが確定したも同然だと思う位にお勧めできますし、世間的にも高く評価されています。

興味を持てるようトレーラー動画と公式サイトの紹介文を再掲しておきます。

 

 

年に一度「ペイントレス」と呼ばれる少女が目を覚まし、 

モノリスに描き出す。それは呪いの数字。 

その年齢にある人々は煙となり、消え去ってしまう。 

 

 年々、呪いの数字は小さくなり、犠牲となった人の数が積み上がっていく。

 

  明日、彼女は目覚めて「33」の数字を描くだろう。

 私たちもまた最後の任務に赴く。

 ペイントレスを倒し、彼女が二度と死の呪いを 描けないようにしなければならない。

 

  第33遠征隊の旅が今始まる。

 

では(^^)/