どうも、ねへほもんです。

今日からDC開始ですが、9000点のセーブポイントで止まって、明日以降本気を出す作戦です。

 

というのも、仕事に余裕が生まれ、3月に1日有給を取れて旅行に行ったからです。

休めるのは嬉しく、サンガツという気分です。

 

3月だけに

 

で、旅行先ですが、

 

 

天童に行きました。

駅で早速3月のライオンの素晴らしい看板が出迎えてくれて、サンガツという気分です。

 

3月だけに

 

(ダジャレはこれで終わりです、多分)

 

 

1.天童旅行期

 

アマの段位の実力を持つくらいにはやり込んだ将棋ファンとして、天童という地は一生に一度訪れたい聖地でした。

先日、職場から勤続10年の記念として5万円分の旅行券を頂いたので、それを使わせていただきました。

(というか、社会人になって10年経過したことが驚きです)

 

天童が将棋の聖地だとまず実感したのは、将棋の記念館があることでした。

それくらいは当然あるだろうと思われるかもしれませんが、天童駅直結という中心地に置かれていることから本気度を感じました。

 

将棋の古書、将棋以外を含めたボードゲーム歴史、駒の製法といった多様な資料が展示されており、1将棋指し、1ゲーマーとして非常に興味をそそられる内容でした。

 

 

記念館の後は天童市を散策しました。

将棋の町というだけで、歩くだけでも将棋要素が目白押しです。

 

 

まずは腹ごしらえ。

昭和感漂う食品サンプルと店内の雰囲気に、「ここだ!!!」ってグルメ部部長センサーが反応したため昼食は即断でした。

 

 

かつ煮定食を注文しました。

一般的な定食屋で、特に山形名物はありませんでしたが、現地の馴染みのお客さんが日常的に通う名店という感じで、メインのおかずのみならず、ほうれん草のおひたし等の小鉢を含め、味付けや食感で細部まで丁寧に調理されているという印象を持ちました。

 

これで950円って、東京なら1.5倍取っても十分人気店だな感じました。

旅行の1食目から大当たり、コスパなら間違いなくこの旅行中で最強です。

 

さて、腹を満たしたら本格的に天童散策です。

色々施設を巡ろうか、と思っていたら、道を歩く時点から天童要素満載でした。

 

 

 

歩道に詰将棋が描かれているのを見つけました。

さすが天童だな~、他にもあるのかな?と見回すと、電柱にも詰将棋が。

 

見つけた時点で「第13問」と書かれており、

既に12問見逃していたのか、と気づきましたが、正直気付くのが遅れて良かったです。

毎回詰め将棋を解いていたら、時間が掛かって寒空の下で風邪をひいていたと思います。

結局5,6問で済みました。

 

 

道中では駒の制作&販売店がありました。

通常の対局用だと、高校の卒業祝いで将棋部の後輩から貰った駒があるので、お土産には自宅の展示物としてにクソデカ王将を購入しました。

 

隣のWIXOSSのカードと見比べると、厚さやデカさが分かると思います。

天童製で良い木材が使われており、価値ある1品だと感じます。

 

まぁ、隣のWIXOSSのカードの方が圧倒的に高価なんですがw

 

 

後は「ホテル王将」という名前のホテルがありました。

歩2枚と、と金の親子がお出迎え。

なお、親の方が大きいですが、子供の方がと金だから圧倒的に強いです。

 

 

その後は軽く山登りをして、天童の町を一望できる高台に。

こちらは毎年開催される名物イベント「人間将棋」の会場です。

奥に敷かれている9×9の白い布の上で駒役の人が配置され、手前の石段に観客が座って観戦します。

 

4月中旬開催だそうで、少し日をずらせば大賑わいだったんだろうな~

まぁ、人混みは苦手なので良いでしょう。

このように、天童という聖地で将棋要素を満喫しまくったのですが、1つだけ心残りがありました。

 

指したい

 

僕は観る将ではありません。

プロ棋士の勝負メシやおやつには興味が無く、ただ面白い勝負を見たい、何より自分で指したいのです。

とはいえ、観光旅行中に将棋を指して時間を浪費する愚か者が居るわけ・・・

 

 

ここに居るぞ!!!

 

将棋記念館が駅直結であると説明しましたが、その隣に将棋交流センターという名前の、自由に対局できる施設がありました。

最近あまりやっていないが、有段者とは思うと棋力を伝えると、程よい手合と判断したおじさん2人と対局しました。

 

結果は見事2連勝。

久々のネット以外での対面勝負、それも将棋の聖地で勝てたのは喜びもひとしおです。

まぁ、正直格の違いを感じましたw

 

序盤の構想で微妙にリードを取ると、後はこちらがヒヤっとする手を指されず、ジリジリと優位を拡大する流れだったので、短期決戦では勝ち切れないながらも、逆転される心配があまり無く、僕としては戦いやすかったです。

最近はほぼ将棋を指していませんでしたが、まだ有段者を名乗れるレベルにあるようで安心しました。

 

将棋で時間を費やしたので、事前に遅れる連絡をしたうえで宿に向かいました。

 

 

こちらが晩飯。

山形牛のしゃぶしゃぶ等の懐石と、日本酒の飲み比べセットです。

豪華そうに見えると思いますが、最高額のプランです。

 

というのも、5万円の旅行券を使い切れる宿がほぼ無かったので、豪華な宿にメシをマシマシにする必要がありました。

冷静に考えると、新幹線で往復2万円なので、宿に3万円かけないと使い切れない計算です。

その結果、「一番高いの持ってきて」という成金ムーヴをすることになりました。

 

自腹の旅行でも、宿とメシにはこだわる方ですが、酒の違いが分からないので日本酒の飲み比べまでは付けなかったことでしょう。

スッキリ飲みやすい良いお酒ということは分かったのですが、正直2つの違いは分かりませんでした。

 

ただ、おつまみで付いてきたホタルイカの沖漬けが非常に美味しかったので、結果的に頼んで良かったです。

磯の旨味を含んだホタルイカに、内臓まで染み込んだ醤油の風味が合わさって絶妙でした。

ホタルイカの沖漬け、普段あまり食べないので飽きていないというのもあるのですが、本当に好きなんですよね。次は富山かな・・・?

 

これにて1日目は終了。

 

 

2.蔵王&山形散策

 

2日目は朝6時に起床し、まずは蔵王温泉を堪能しました。

日本で2番目に酸性が強い温泉だそうで、温泉の周りに石鹸を置けないため温泉には洗い場が無く、前日の夜は蔵王温泉ではない宿の大浴場で心身を洗うにとどめていました。

 

やはり温泉は良いもので、程よい硫黄の香りと、入った瞬間の染み渡る感覚が堪りません。

外は美しい雪景色で、湯冷ましついでに外に出るのも気分が良かったです。

 

 

2番目に強い酸性だと、体に強い刺激が走るのかなとドキドキしましたが、普通に気持ち良い温泉でした。

温泉の実力を測るために、腕にシルバー巻くんだったかな?

 

 

朝食も豪華な和定食で大満足。

チェックアウトした後は、帰りにバス停に向かいつつ、蔵王温泉街を散策しました。

 

東京に住んでいると、雪景色の中を歩く機会が少ないので、ただ歩くだけでも貴重な体験です。

冬の雪国に旅行すれば雪は満喫できますが、あまりに積もり過ぎると歩けないので、程よく積もって、雪かきされれば歩けるという状態で良かったです。

 

 

雪景色の中、川から湯気が立ちのぼる光景はまさに温泉地だと感じました。

 

 

坂を登ると神社に着き、頂上でお参りしようかとも思いましたが、階段が雪まみれだったので断念しました。

蛮勇を示すと間違いなく転んでいたことでしょう。

 

飯良し、温泉良し、風景良しの蔵王でしたが、1つ気になったのが、スキースノボ勢の多さです。

蔵王というとウィンタースポーツの名所で、僕のように温泉に浸かって帰る人は少数派のようです。

 

そんな事情は何も知らなかったので、1日目の夜、蔵王に来た目的を聞かれた時に「えっ、もうスキーの季節は終わったんじゃないですか???」って聞き返してしまいました。

今年は雪が多かったらしく、ゴールデンウィークまで滑れるのではと言われました。

これが豪雪地帯の実力か・・・

 

僕は社会人になりたての頃、職場の同期に連れられて一度だけスノボに行きましたが、覚えているのは運動音痴の本領を発揮したことと、終わった後の温泉が唯一の楽しみだったことです。

それなら今回と変わらんやんけ。

 

蔵王を後にして山形駅へ。

今回は天童観光が主目的だったので、山形駅周辺は特にアテもなく、新幹線までの時間を有意義に過ごせればええか程度に考えていました。

 

 

結局、博物館や郷土館などの、観光地にありがちな定番スポットを巡るだけでしたが、半日過ごすだけなら十分楽しめました。

展示内容も定番という印象ではありましたが、観光スポットが山形城跡周辺に固まっていて巡りやすかったのが良かったです。

 

絶対に行きたい!という観光スポットなら、多少遠出してでも行く気になるのですが、それ以外のそこそこ楽しめればいいかという程度のスポットであれば、手軽に巡れるというのも重要な評価ポイントになります。

ノープランの旅ではありましたが、山形城跡周辺を巡って、後は駅に戻って飯を食って帰るという分かりやすい流れで有意義に過ごせたのは良かったです。

 

 

最後の昼飯は芋煮にその他もろもろが付いた和定食でした。

特に山形のグルメにこだわりは無かったですが、芋煮だけは食べたいと思っていました。

 

食フェスでショベルカーを使って作るという話を聞いていたので、「ショベルカーを持ち出してまで作りたいと思わせる料理とは、どれほどのものか・・・?」と気になっていました。

 

里芋や牛肉等を醤油味で煮込んだ、「芋煮」という名前に違わぬシンプルな料理でしたが、その分食べ飽きない家庭の味で美味しかったです。

ベースがシンプルな分、アレンジの余地が多く、芋煮会という食フェスが開催されて競い合うのも納得でした。

 

以上、山形旅行の報告でした。

将棋ファンの方には、天童には是非一度行くべきだとお勧めしたいです。

 

本気で楽しみたいなら、人間将棋の時期に合わせて複数日滞在するのも良いでしょう。

天童も温泉郷なので宿も多いですよ。

では(^^)/