どうも、ねへほもんです。

不定期更新のAIイラストですが、今日も新ネタをご紹介します。

 

Regional Prompter

 

です。

以前もご紹介したチャンネルですが、以下の動画を参考に(というか真似しただけ)しました。

 

 

1.女の子は女の子同士で

 

 

 

AIイラスト生成をしない方だと何も感じないかもしれませんが、

 

複数人が登場

 

しています。

 

これは画期的なことです。

AIイラストは複数人の描き分けが苦手で、例えば何の工夫も無く"2 girls, pink hair, blue hair"のようなプロンプトを入力すると、ピンク髪と青髪の女の子が1人ずつではなく、ピンクと青の色が混じった髪色の女の子が2人出現することが多いです。

 

BREAKというプロンプトを挟んで、一人ずつの特徴を記載する手法もあるのですが、キャラLoRAだとBREAKを使っても上手く2人に分かれないか、画像が乱れるという問題がありました。

 

そこで今回紹介するRegional Prompterの出番です。

以前からある拡張機能でしたが、昔2人のキャラLoRAを並べようとして画像が大きく乱れたので投げ出していました。もうあの機能は要らんやと投げ出していたら、上記の動画を見つけたので久々に使ってみました。

 

 

抱き合う感じが不自然だったり、キュアプリズム、特にキュアスカイの再現度がイマイチという不満点はありますが、どのキャラか識別できる程度には特徴が描かれています。

今までは2つのLoRAが混じってグチャグチャになっていましたが、一定のStepでLoRAの適用を止めることで、キャラの特徴を出しつつ、過剰にLoRAが混じることを防げるようになったそうです。

技術の進歩ってスゲー

 

 

Stable diffusionの操作画面はこんな感じで、Columnsを選ぶと、図のように横に2人並ぶ構図となります。

一方Rowsを選ぶと上下で適用されるプロンプトを区切れます。

なお、Divide Ratioをいじって、例えば1:2にすると真ん中ではなく左から3分の1の所で区切れたりと区切り位置をいじれます。また、1:1:1にすると3分割できるように、2分割だけとは限りません。

 

 

1人の場合と比べると画質は見劣りしますが、それでも表現の幅を広げてくれるのは間違いないので、今後も2人構図でイラストを描きたくなったら使ってみます。

 

 

2.gif動画に挑戦

 

 

こちらはAIイラストを扱わない方でも驚いていただけるのではないでしょうか?

 

こいつ・・・動くぞ・・・!

 

遂に動画が作れるようになりました。

上記の動画チャンネルによると、「Stable diffusion AnimateDiff」なる機能がリリースされたらしく、gifどころではないらしいのですが、僕はまだ追い付けていないのでまずはgifで第一歩を踏み出しました。

 

原理としては、元々「eyes」というプロンプトを含んで生成された画像に対し、「eyes」の部分を「closed eyes」に変えた画像を生成し、生成した画像を連続的に切り替えています。

最初に目が開いた画像を表示し、その後徐々に目が閉じる画像に切り替えることで、最終的には目を閉じました。

 

「eyes」か「closed eyes」の二択だけではなく、「closed eyes」を途中から適用した状態の画像も生成することで、目を閉じかけている中間状態の画像も生成でき、目が開いた画像→目を少し閉じた画像→目をそこそこ閉じた画像→完全に目を閉じた画像の順に切り替えるとアニメーションっぽく見えます。

 

 

Stable diffusionの生成結果には元の画像に加え、

 

 

このようなマスク画像も出力されます。

白くなっている部分がeyes→closed eyesと切り替えた時に変化する部分で、この適用範囲が広すぎると目と関係ない部分も変わるので上手く調整する必要があります。

 

特に何のキャラでもない女の子の画像を扱ったことからお察しかもしれませんが、残念ながらキャラLoRAとは併用できません。

 

 

めっちゃ画像が崩れて泣きました・・・

ポプテピピックじゃねぇんだよぉ

 

以上、Regional Prompterの紹介でした。

名前の通り、プロンプトを適用する領域(Region)を特定することで表現の幅が広がるんですね。

また新しい機能に挑戦できたらご紹介します。

 

では(^^)/