どうも、ねへほうもんです。

↑のツイートポストの通り、今日は月末のデュエリストカップを念頭に、使用デッキ候補ナンバーワンのピュアリィの紹介です。

 

マスター1到達後のまったり対面ならともかく、マスター帯の昇級戦で勝率85%のスクショを撮影できた(さすがに全試合合計で85%勝率はキツイ)のは史上初なので、マスターデュエルで遊戯復帰して以来、ようやく人並み程度に遊戯で戦える土俵に立てたのかなと思います。

 

 

1.ゴーストリックの実力

 

早速ですが問題です。

 

 

残り手札1枚。ここから到達できる最終盤面は?

 

 

A.未来龍王+8素材ノワール

 

しかも手札が3枚に増えてるし。

前弾から流行っている型でご存じの方も多いでしょうが、これがゴーストリックの力です。

 

・おまけ感覚で未来龍王が立つ

・手札供給が容易

・墓地に魔法を置きやすく、ノワールの素材を稼ぎやすい

 

と3拍子揃ったゴーストリック。

このギミックを知った瞬間に呆気に取られました。ピュアリィの他の型完全否定やんけ。

 

 

元のリプレイはこんな感じです。

なぜ手札が1枚だったかというと、泡影ヴェーラーの2誘発を食らったからです。

 

まぁ、別にゴーストリック最強!2誘発くらい楽に乗り切れる!という訳ではなく、単純に相手が誘発のタイミングを間違えただけなのですが、油断していると恐ろしい盤面に到達できるのはゴーストリックの強みと言えるでしょう。

 

最優先でリリィ、次点で駄天使(サーチ1回目)を止められるとかなり痛いです。

誘発がうららしか無いなら、エクシーズ化の効果を止められないリリィは放置して、駄天使を止めるのが正解でしょう。未来龍王と手札補給が同時に止まるのは厳しい。

 

と、これだけなら前弾の時点で出来た話なのですが、ここからは現環境におけるピュアリィの立ち位置や構築について解説します。

 

 

2.ピュアリィの立ち位置

 

 

構築はこんな感じです。

さすがに主戦デッキに位置付けるだけあって、構築に妥協せぬよう、以前の記事からマイフレンドの3枚目を生成しました。

 

ただ、「ノワールは1枚でええ」という自己主張は継続中です。

ディアブロが禁止になったお陰で、未だに2枚目欲しくなったことが無いです。

 

個人的には前弾以上に勝ちやすい環境だと思っています。

理由は2つ。

 

①メタの減少

 

前弾はピュアリィ1強、笑点の多重座布団に乗ったノワールと真正面からやり合って勝てるデッキは無いので、壊獣で強行突破する等の対策が搭載されていました。

今弾もクシャトリラのアライズハートも撤去できるとあって、壊獣等の突破手段は相変わらず流行していますが、ノワールが撤去されるだけなら別に大丈夫。

 

「事前にナイチンゲールで生存を確定させ、スリーピィのドローやマイフレンドの回収で手札を補給し、次のターンに再度展開する」

 

この二の矢までがピュアリィの基本戦術であり、ノワールが除去されるまでは想定の範囲内なのです。

アーゼウスで流されると後続の確保が困難なクシャトリラとの明確な差別化ポイントだと思います。

 

ピュアリィは座布団ノワールという分かりやす過ぎる対策目標が居るせいで、1強環境になろうもんなら問題無用に対策されるデッキタイプで、むしろ他のデッキタイプの陰で暗躍する位が一番活躍できると思います。

と考えると、リミットレギュレーションで一切規制されず、クシャトリラの隠れ蓑になっている今が一番脂が乗っていると言えるのではないでしょうか?

どうせ来月には規制されるんだ。今しか出来ない輝きを。

 

で、具体的に減って助かった対策札3選をご紹介します。

 

 

 

ってかコレ!マジでコレ!

Gなら追加2ドローされてもノワール立つならワンチャンあるかも?って祈れますが、ドロールだけはマジ勘弁。

手札次第ではドローフェイズに動くという選択肢もありますが、ゴーストリック型ならいずれは必ず直撃します。

 

このカードはクシャトリラ環境では弱く、今回のマスター1への行程でもほぼ遭遇しませんでした。

・ユニコーン初動→パーピアスサーチに撃つと、エクストラを1枚ぶち抜かれる上に、最低でもフェンリル+ユニコーンの盤面が並ぶ。泡影でユニコーンを止めた方が希望あり。

・アトラクターを持たれていた場合、サーチ行為の前に発動されると腐る

・アトラクター適用時やアライズハートが居ると発動できないので、環境シェアトップのクシャトリラでは採用しづらい

 

ドロールが減ること自体も嬉しいのですが、下手くそプレイングがバレにくいというのも心理的に嬉しいです。

初手5枚が配られた直後のドローフェイズに動くべきかを瞬時に判断するのは相当頭の回転が速くないと対応できません。

ゴストリ展開は工程が長いので、あまり悩み過ぎると時間切れの懸念もあります。

 

今期はドロールを無視でき、ドローフェイズに全く動かないというプレイングも、「クシャトリラ読みのスタンバイフェイズのG発動にチェーンできる」という利点があるので正当化できます。

今期のピュアリィは黙ってメイン1を待つ、スタンバイGが来たらチェーンしてピュアリィを出すかを考える、これが正解です。

 

 

《レッド・リブート》

 

これまたピュアリィ側のプレイングを悩ませてきた1枚です。

ピュアリィープを伏せて次のターンまで回した方が、プランプで下敷きを増やせるとか、スリーピィのドロー枚数を増やせるという明確な利点があるのですが、リブートの存在がそのプレイングに対する明確な裏目となっていました。

 

未だにピュアリィは現役ではありますが、前弾の1強環境に比べると減ってくれたので、必然的にリブートが直撃する頻度も減りました。

準制限で最大でも2枚ですし、ナイチンゲールが居れば即死は無いのですから、今環境はリブートを無視して下敷き&手札を増やす最大展開に向かって良いでしょう。

リブート以外にも羽根箒+壊獣でこちらの後続を断つ等、怖い動きはいくらでもあるのですから。

 

ドロール&リブートを無視する正当な理由が生まれたので、じっとメインフェイズ1まで待機して、単純にピュアリィープ込みの最大展開を目指せば良くなったので、ピュアリィのプレイ難易度が下がった。

それが僕が今期ピュアリィを使う最大の理由です。そこそこ工程が長い展開で余計なことを考えると手先が狂いかねません。固定ルートが一番。

 

 

《ジョウ・ノ・ウチ=ファイアー》

 

はい、ラヴァゴです。

僕は当初、クシャトリラに大量搭載されるんだろうなぁ~、ノワールだけでなく未来龍王まで撤去されたらやだなぁ~と思っていました。

 

が、実際には誰も採用していません。

クシャトリラにとってはパライゾス制限が痛く、敵の対策よりもまず自分の手札事故と戦う必要が生じました。

結果として、《惑星探査車》や《スケアクロー・ライヒハート》といった、召喚権を消費する初動札が採用され、ラヴァゴを最強する余裕が無くなったのです。

 

いやー、ありがてぇ。

後、今期逆に増えた誘発という意味では、ニビルへの耐性の高さも評価できます。クシャトリラを使うとニビルの影におびえ続ける必要がありますが、ピュアリィならゴーストリックをいじって未来龍王を匂わせるだけでニビルを使ってくれますし、マイフレンドの回収効果でリカバリーすることもできます。

 

 

②号の登場

 

 

「先攻でGを撃たれても止まれつつ、後攻の捲り札にもなる」

 

僕はこんなカードを待っていたんだ!!!

スプライトのようにGを通すと展開の終点までに大量ドローを許すテーマでは厳しいですが、ピュアリィのようにGに対して1,2ドロー程度で止まれるテーマとは好相性です。

 

現環境で墓穴はクッッッソ弱いですからね。

今をときめくニビル泡影は止まらんし、クシャ・ピュアリィ共に墓地利用テーマではないので、先攻で伏せても妨害になりません。

(ちなみに、ピュアリィ対面ならゴーストリック・デュラハンに当てると手札補給を妨害できるので一番マシな使い方です)

 

対クシャトリラの後攻は、「三戦の号で三戦の才をサーチし、コントロール奪取効果でアライズハート or 未来龍王をパクってアーゼウス」が王道パターンです。

 

仮にクシャトリラ対面で三戦+泡影セットを抱えていた場合、泡影を自ターンまでキープしておくのも選択肢の1つです。

後攻1ターン目のメインフェイズ1に泡影で1体の効果を消すついでに、泡影が除外されてアライズハートの効果が誘発することで三戦の才の発動条件が満たせます。

 

ただ、泡影でアライズを対象に取ると、泡影が除外されずにアライズ効果が誘発しません。

三戦の発動条件まで考えると、クシャトリラ対面では泡影を発動するタイミングが複数あり、正直まだ正解が分かっていません。初手ユニコーンを止めたくなる気持ちは分かりますが、他の手札との兼ね合い次第では、それ以上の最適解を探るのも面白そうです。

 

後、先攻で三戦の号を使用した場合に伏せる罠ですが、今回は、

 

 

を選択しました。

他の選択肢としては、《次元障壁》と《紅蓮の指名者》を考えました。

 

障壁に関しては、Gの妥協展開時にはノワールの素材はせいぜい6枚しか無く、Gで手札が増えた状態でクシャトリラを並べられると突破されるとか、ユニコーン殴りでアーゼウスを除外されることで負ける懸念があると感じました。ミラーではべらぼうに強いんですけどね。

 

紅蓮の指名者に関しては、ノワールさえ突破されなきゃ強いピュアリィとは相性が良さそうですが、Gで手札を増やされた状態で発動しても、「壊獣2枚引いちゃったてへぺろw」とか、壊獣を撤去しても残りの手札で手数突破される可能性があると感じました。

 

ノワールの突破手段が多い現環境だと、ドローを許してでもノワールを立てに行くよりは、「クシャトリラ、お覚悟ぉぉぉ!!!」という祈りを込めてダルマを伏せるのが最善かと思いました。

 

ちなみに、ダルマは素引きした場合でも、ピュアリィとは案外噛み合ってくれます。

ノワールも裏になるからアンチシナジーではと思うかもしれませんが、健全にノワールが素材を消費できる状況では基本ピュアリィは負けません。

ノワールが撤去され、未来龍王1妨害が突破された後の最後の防波堤という位置づけで捉えると、ピュアリィのダルマは相性が良いと言えます。むしろ、ティアラメンツのように、複数モンスターを展開して各1回ずつ妨害するようなテーマの方が、全員の妨害を使い切らないと有効に使えないという意味で、ダルマとの噛み合いは悪いでしょう。

 

後は、ダルマがアトラクターの対策札としても優秀という点でも評価できます。

今までのピュアリィだと、アトラクターを撃たれるとノワールが立たずに頭を抱えるしかありませんでしたが、号さえ引ければダルマを伏せることで次のターンを凌げます。

 

「だって今アトラクターを採用するデッキってほぼクシャトリラだし」

 

三戦の才と号の枚数比は悩んでいて、号3・才1も有力だと思います。

才・号を2枚ずつ採用しておけば、先攻で名称ダブりしづらいという利点はありますが、メイン以外にアトラクター・G・シャングリラ等を使われた場合でも使えるという意味では、3枚目の号の方が強いかもしれません。

号を2枚しか持っていないので一旦2枚採用ですが、やっぱ号が強いやんとなったら3枚目を製造することとします。

 

 

3.構築紹介

 

 

固定枠の多いデッキで、既に号とダルマは紹介したので、残りのカードをかるーく解説します。

 

・手札誘発

泡影3、G3、うらら1の構成にしました。

こいついっつもうららピンにしてるな。

 

構成としては、ユニコーンでアーゼウスを除外されないことを意識しました。

対クシャなんてアーゼウスを通すゲームですからね。

当然Gはスタンバイフェイズに投げます。

 

三戦とピュアリィ速攻魔法の手数が優秀なので、誘発素引きゼロでも十分捲れるゲームは多いです。

相手の墓穴を腐らせてやんよ~くらいの気持ちで強気に誘発を削ってこ~

 

 

・リブート1、抹殺1

 

なんと、他のメインデッキのカードは全てピュアリィ関係です。自由枠なさすぎぃ。

抹殺は制限カードなだけあって、泡影も止めてくれるので採用。ミラーマッチでも強いです。どこぞの墓穴とは違うんじゃい。

 

で、残った枠に1枚だけリブートを入れました。

世間一般ではよく2枚採用されていますが、そこまで必須ではないかなという印象です。

ピュアリィミラーが減った分ピュアリープ対策の重要性は落ちますし、先攻展開時の泡影を防げるといっても、防いだ後に相手の場にセットされた罠を剥がすにはプリティメモリーを敷く必要があり、手札の要求値が上がって安定しません。

 

先攻展開を決め、後攻1ターン目にスリーピィやGで引き込み、仮に盤面を返された場合の先攻2ターン目のワンキル or アーゼウス一掃を狙う時にリブートがあれば良いかもね、くらいの位置づけであればピン採用も無くはないでしょう。

 

 

・エクストラデッキ

 

「ノワール2枚目の枠、無くね?」

 

ゴーストリック+未来龍王セットで5枠占領されるのが痛いです。

プランプ1のノワール2はプランプをユニコーンで除外されたらダメ。

抜くとしたらエクスピュアリィ・ハピネス?

 

ただ、エピュアリィ・ハピネスのワンキルが決まるかはこちらの手札や相手の盤面次第ですし、エクスピュアリィじゃないといけない状況も存在します。

後は、ユニコーンで抜かれる可能性を考慮しても、後攻捲り用のモンスターは多い方が良いでしょう。

 

仮に16枠目が用意されたとしても、正直ノワールよりはキキナガシを採用したいです。

最近はエピュアリィ・ハピネスでぼこぼこに殴られることを警戒して、みんな守備表示でモンスターを並べることが多いので、キキナガシのパンチが通りやすくなっています。

 

 

以上、ピュアリィの解説でした。

デュエリストカップまで・・・号の3枚目を入れるかどうか位で、構築を変える余地はほぼ無いでしょう。

どちらかというと、ミラーや対クシャトリラのプレイングを慣らすとか、サブデッキ用にクシャトリラを練習したい。

 

今回は真面目にベスト100を狙ってみるので、報告をお待ちくだされ。

(らいだぁ杯はやむなく欠場します)

では(^^)/