どうも、ねへほもんです。

本日朝4時32分のツイートをご覧ください。

 

 

めっちゃ早起きですね。

前日より3時間起きるのが早いです。

別に早起きを始めたとか、そんな殊勝な心掛けではなく、

 

 

豊洲市場

 

に行くためでした。

 

 

1.マグロのセリ

 

僕は今週丸ごと夏休みで、暑いしコロナだしで、特に複数日程の旅行は考えていませんが、近場にちょいちょい出掛けようと色々予定を立てています。

早朝なら涼しいし密にならんし丁度良いかと思い、以前から行きたいと思っていた豊洲市場へ行ってきました。

 

始発電車で豊洲市場へ向かったのですが、始発組ならではのイベントがあります。

 

 

マグロのセリ

 

です。

朝5時~6時半でマグロのセリをやっていて、始発電車だと最速で6時前に着くため、セリの様子を見ることができます。

豊洲市場は観光面にも力を入れているのか、セリの上の階に通路が設けられていて、自由に見学することができます。

 

写真からは白い棒状の何かが並んでいる様子が見えるかと思いますが、全て冷凍マグロです。

カッチカチやで。

 

ハンドサインで金額を伝える様子、落札後にマグロを引き摺る様子、その後マグロを台車に乗せて運ぶ様子と、競り落とした後まで一部始終を見ることができました。

マグロが引きずられて可哀そうにも思えましたが、よく考えるとマグロは数十とか数百キロあるので、台車に乗せる前は引き摺るしか運びようがありませんね。

 

 

セリを観終わった後、青果棟に移りましたが、こちらは当然ながら段ボールに詰められた状態で取引されていました。

やはりマグロを運ぶ様子の方がインパクトがあります。

早起きした甲斐がありましたね。

 

 

2.10貫7000円

 

続いてお楽しみの時間です。

やはり観ているだけではつまらない。

 

食べてなんぼです。

という訳で、ネットでお勧めされていた店に入りました。

寿司処 やまざき

 

メニューを見ると9貫セットや海鮮丼が3000円となっており、安物の寿司屋ではないのは一目瞭然。

そんな中、店内を見回すととあるメニューを発見しました。

 

おまかせセット 10貫7000円

 

折角豊洲に来たのだ。

「極上」を頂くべきだろう。

 

おまかせセットにしますか?

→ はい

いいえ

 

 

さすがは10貫7000円、序盤から猛ラッシュが止まらない。

ネタとシャリが一体感を醸し出し、口に入れると程よくネタがとろけだし、ネタとシャリが同じタイミングで消えてゆく。

これが寿司というのなら、今まで食べた寿司は何だったのだろうか・・・?

 

 

見た目で度肝を抜かれたという意味では、赤貝が一番だった。

シャリどこやねんと思うくらいにネタがデカい。

食感も見た目に負けず力強く、歯ごたえがあり噛めば噛むほど味が出る。

直前がとろけるタイプののどぐろだっただけに、スローカーブの後に豪速球が飛んできたような迫力を感じた。

 

 

 

後印象深いネタといえば大トロ。

若干小ぶりだが、炙りと生の2つで1貫分ということらしい。

 

僕は特に炙りが好きで、カウンター越しにバーナーで炙る様子と香りを見せつけられては、期待せずにはいられない。

当然味も期待を裏切らず、脂のノリを感じられる生、引き締まった旨味を堪能できる炙りと、双方の良さを感じられた。

 

 

 

「お手を拝借」

 

寿司屋で始めて聞くセリフに一瞬たじろいでしまった。

慌てて手を差し出すと、その上には海苔・シャリ・ウニの三段重ねが。

軍艦で巻いてすらいない、一見すると原始的な一品。

 

「これが寿司なのか・・・?」

 

驚きながらも口に運ぶと、自分の認識の甘さを痛感した。

濃厚なウニの風味が口の中で無限大に広がる。

これが、これがウニを最も旨く食す方法だったのか。

 

確かに軍艦巻きだと、シャリがこぼれないようにとサイズが小さくなりがちで、ウニもそれに合わせたミニサイズにならざるを得ない。

しかし、この手巻きスタイルでは、どんなにウニが大きかろうと、それよりも圧倒的に大きな海苔が受け止めてくれる。

狭い場所に押し込めず、広大な海苔の上に配置したからこそ、口に運んだ時の風味の広がりが実現できたのだろう。

 

 

 

締めはイクラの巻き寿司。

ケチ臭いことは言わず、溢れんばかりにイクラが盛られている。

こちらは具材一本勝負のウニとは違い、中にはネギトロやたくあんといった他の具材が詰められていた。

 

素材そのものの味を押し通すか、炙ったりネギトロなどと混ぜたり、一工夫で素材の隠れた良さを引き出すか、どちらのパターンも楽しめる、多種多様な10貫であった。

 

食べ終わっても午前7時、前日はまだ寝ていた時間だ。

早朝から活動したこともあってか、非日常の美味は夢うつつのように感じられた。

 

 

3.お土産

 

最後は帰宅前に物販エリアでお土産を買いました。

市場で働く人のための専門店という感じで、食品、包丁、器、果てにはゴム長靴専門店まで存在していました。

 

とにかく各店舗の専門性が高く、品ぞろえを見ているだけで面白い上に、歩いていると砥石を整備する様子や削られた鰹節の香りが漂ってきて、たにかく楽しみが尽きません。

 

 

とはいえ一人暮らしだと専門グッズを使わないので、お土産には日持ちしそうな加工食品を選びました。

中でもかんずりは、以前テレビでご当地の調味料として紹介されており、一度食べてみたいと思っていたので見つけられてラッキーでした。

 

豊洲市場のHPにもある通り、時間帯では8時からお昼前がベストです。

僕は事前にそんなことも知らず、早い時間に行ったため、準備中のお店が多かったのは少し残念でした。

始発組でマグロのセリに合わせるとなかなか8時は過ぎないため、意識的にゆっくり過ごすのが良いのでしょうね。

次回の課題ということで。

 

 

以上、豊洲市場の実地レポでした。

当然ながら卸売市場に行く機会は稀なので、セリも寿司もお土産も、非日常的な体験が出来て良かったです。

皆さんも良ければ早起きして行ってみてください。

では(^^)/