どうも、ねへほもんです。

飲み会帰りですが、どうしても自分史上最大の大勝負を書きたくなって、思わず筆を執りました。

本日ですが、

 

中日新聞杯 3連単払い戻し 2,368,380円

 

という大荒れが起こりました。(参考:netkeiba)

要は、100円の馬券が230万円以上に化けたということです。

で、僕は今週末のレースを中日新聞杯の一本勝負に賭けていたため、結果的にこの大波に揉まれた訳なのですが、何に賭けたのか、結果はどうなったのかをまとめておきます。

 

 

1.僕の競馬遍歴

 

まずは簡単に自己紹介から。ズブのド素人です。

ウマ娘アプリ→競馬番組観始める→馬券買うという流れで、買い始めて2ヶ月となります。

 

毎週末1,2レースを選んで馬券を購入し、勝った負けた(ほぼ敗北)を事後的に反省するという流れを繰り返しています。

今週末は、中日新聞杯が過去データによると割と荒れるらしいと聞き、チャレンジ精神を搔き立てられたため、対象レースに選択しました。

蓋を開けてみれば、想像以上の荒れ具合となりましたが、まぁ3連単で10万円は超えるだろう程度には予想していました。

 

僕の短い経験でも、エリザベス女王杯(3連単3,393,960円)という大荒れを経験しており、当時の経験を振り返りつつ馬券選択を行いました。

当時は1番人気レイパパレを買い、荒波になすすべなく惨敗したのみ。

果たして、そこからの成長は見られたのでしょうか?

 

 

2.キーワード①「穴狙い」

 

まず、出走予定馬の一覧を見て、「穴馬を積極的に狙おう」という方針を立てました。

理由は以下の3点です。

 

・過去データ上、荒れる傾向にあった

・1番人気アドマイヤビルゴが重賞未勝利、一方で最下位人気バイオスパークがGⅢ勝利経験ありと、実績面で大きな差を感じなかった

・3番人気、3歳馬ラーゴムに斤量56kgを背負わせる一方、54㎏以下の古馬が多く見られ、かなり意識的にハンデ調整を行っている印象を受けた

 

結果、まず以下の馬券を購入しました。

 

全て単勝

4 トラストケンシン 1000円(13番人気)

11 マイネルファンロン 100円(14番人気)

7 シフルマン 100円(15番人気)

1 アイスバブル 100円(16番人気)

6 アフリカンゴールド 100円(17番人気)

15 バイオスパーク 100円(18番人気)

 

僕が100円募金と呼ぶ作戦ですが、今回は下位人気全てを抑えておきました。

いつもはノーチャンっぽい馬は弾くのですが、今回は最下位人気ですらGⅢ勝利経験がありますし、ハンデ斤量は軽めですし、どの馬にもワンチャンあると考え、全てに100円ずつ配分しました。

 

唯一1000円を入れたトラストケンシンですが、

・過去5レース中4レースで上がり最速をマークし、末脚での一発が期待できた

・前走は乗り替わりで久々の勝利。オッズ1.8に推された有力馬を撃破しての勝利で、6歳馬ながら充実の可能性を感じた

という2点の理由で本命視しました。

 

 

3.キーワード②「脚質分布」

 

ウマ娘プレイヤーとしては一番意識する点で、中日新聞杯に挑もうと思った一番の理由でした。

各馬の過去のレース展開を見たところ、以下の通り、今回は大きな偏りが見られました。

 

前脚質 4頭

後脚質 14頭

 

ウマ娘では、「後ろが混み合いまくって、ナリタタイシンがブロックされて沈んだよ~」と嘆きまくっていますが、競馬でも似たような傾向が見られるようです。

序盤から前に出たがる馬が多数出た場合、激しい競り合いが生じ、早いペースの消耗戦となった結果、終盤まで続かず後ろ脚質に逆転される展開があります。3連単3,393,960円のエリザベス女王杯はそうでした。

逆もまた然りで、序盤に前方の馬が落ち着いて安定した走りを見せた場合、終盤に力を残してそこそこのスピードを出せ、後ろ脚質の末脚でも追いつけないという展開があります。

 

中日新聞杯の分布を見て、前脚質が少なく、かつ極端にハイペースで逃げたがる馬や、上位人気で力強くレースを牽引する馬が居なかったことから、前方の穴馬がそのまま勝ち切る展開があるのでは、と思いました。

「どの馬が1着かは分からないが、上位に前脚質の馬が残る」という展開を狙い、単勝ではなく馬連等のボックス形式で賭けることとしました。

 

(全て各100円)

馬連 5頭ボックス 計1000円

2 ショウナンバルディ(8番人気)

3 アドマイヤビルゴ(1番人気)

7 シフルマン (15番人気)

9 シゲルピンクダイヤ (10番人気)

13 ヤシャマル(7番人気)

 

2,3,7,9は直近2レース辺りで先行策を採用しており、今回も同様だろうと想定しました。

13は直近2レースは差し寄りでしたが、その前は先行策が多く、今回の脚質分布なら先行策を狙うのでは、と期待しました。正直、最初は差し馬だと思って13を入れていなかったのですが、テレビ実況の大久保先生という方がパドック診断で推していたので、過去のレース展開を見直し、昔は先行が多いと知って含めました。

 

(全て各100円)

3連複 6頭ボックス 計2000円

馬連の5頭 + 4 トラストケンシン

 

欲張って3連複も買いました。

基本的に当たれば万馬券でしたw

トラストケンシンの潜在能力を信じ、「基本前残りだが、トラストケンシンだけは爆発的な末脚が刺さって上位3頭に食い込む」という勝手なシナリオを織り込んだところ、20点買いまで膨らんでしまいました。

 

(全て100円)

ワイド 適当に4点買った

 

いや、投票締め切り時間に追われてたんですよw

後、中日新聞杯(15時35分出走)直後に16時に秋葉原の用事を抱えていたため急いでいました。

ワイドだとオッズが落ちるので、100円馬券が当たっても、100円以下端数切捨てで損するのが嫌だなと逡巡してました。

割とオッズの高そうな4点を適当に買ってパソコンを閉じました。

 

結局、単勝1500円 + 馬連1000円 + 3連複2000円 + ワイド400円 = 4900円の購入となりました。

穴中心の買い目のため、ワイド以外は1点当たればどれでも元が取れる計算でしたが、どうなったか・・・?

 

 

4.現実は甘くない

 

1着 2 ショウナンバルディ(8番人気)

2着 6 アフリカンゴールド 100円(17番人気)

3着 9 シゲルピンクダイヤ (10番人気)

 

払い戻し 0円

 

ハハッ、負けだwww

まず、1・2着の2頭は第1コーナーからずっと1・2位の前方に付けていました。3着シゲルピンクダイヤも前方でレースを進めており、先行馬が勝つという読みは当たっていました。

が、

 

6 アフリカンゴールド

 

これが完全なる誤算でした。

直近の脚質選択を振り返ると、後ろ脚質3戦→前脚質2戦→後ろ脚質3戦となっていました。

普通差しだと思うよなぁ!???

 

で、更にこのアフリカンゴールド、最後の勝利は2年前の3勝クラス、馬券内に入ったのも2年前のアルゼンチン共和国杯でした。

それでいて6歳馬、普通は衰えたと見るだろうし、差し馬なら先行馬有利の展開に乗らないと思うはずです。

本当に悔しいのが、順位が噛み合わないせいで、

 

6 アフリカンゴールドが1着→単勝1万5400円払い戻し

6 アフリカンゴールドが3着→2・9の馬連(締め切り直前オッズでは)1万3300円払い戻し

 

という2つの万馬券を華麗にスルーしたことです。

何やってくれてんねん。

後、適当に買ったワイドに2・9が入っていないかという淡い期待を抱きつつ、帰宅(23時)後にパソコンを開いたのですが、見事に買っていませんでした。残念。

 

 

5.今後の課題

 

今回の反省ですが、アフリカンゴールドは見返しても買う気が起きませんし、3連複374,280円とか、3連単2,368,380円を狙うのは現実的に無理だと思います。

が、今後の経験で活きそうだと思った教訓が3点ありました。

 

・馬券の軸は1つに絞る

今回は先行馬が勝つというシナリオに自信を持っていた一方、大穴の差しがハマるかもという淡い期待も抱いていました。

正直、4 トラストケンシンという淡い期待に金を入れすぎました。

13番人気の割には6着と走ってはくれましたが、やはり過剰評価の感が。

単勝100円で十分でしたし、3連複に入れるほど本命視する理由は無かった気がします。

 

買い目を増やせば当然ながら当たる確率も上がりますが、当たった時の利益や外した時の損失面では好ましいとはいえません。

賭ければ賭けるだけ金が必要になるのですから、サブプランを準備するよりは、「先行馬が勝つ!」というプラン1点に絞り、大穴は100円募金程度に収めるのは良かったと思いました。

 

 

・過剰人気を見抜く

 

今回、上位人気馬のうち、3 アドマイヤビルゴ(1番人気)のみ馬券に入れました。

実績とか、netkeibaの掲示板(真に受け過ぎるのは厳禁ですが、見てると面白いです)を見ても、過剰評価の感があり、正直馬連に入れたくはありませんでした。

 

「先行馬が勝つ!」プランを押し通すか、過剰人気を切るかで悩んだ結果、馬連ボックスに入れ、見事に10着に散っていきました。

2走前は中京2000mで2着に入っており、前走も3着で安定した走りはしてくれるだろうと思った判断が間違いとは思えませんが、経験を積んで馬の実力が見抜けるようになれば、思い切って外せる日が来るのかもと思いました。

 

 

・直前の情報に踊らされない

 

13 ヤシャマル、結局差しを選択し、先行ペースに乗れずに8着に沈みました・・・

鞍上が乗り替わり、13番という外寄りの枠であることから、直近2走の差しから先行策に切り替えるのは難しいという判断だったかもしれません。

 

他人のパドック診断に踊らされ、鞍上や枠を考慮せずに馬券の買い目を増やすのは良くなかったと思いました。

過去も細江さんのイチオシを入れて爆死したことが何度も。

僕はパドック診断できる程見る目が無く、他人の方が見る目があるのは確かなのですが、パドック診断という1つの情報を過度に意識して、他の要素を視界外に追いやるのは良くない思考だと思います。

 

 

以上、今日の中日新聞杯の振り返りでした。

同じ0円払い戻しでも、沈みゆくレイパパレを眺めるだけだったエリザベス女王杯に比べれば、かなり惜しいラインに迫れました。

何より、「脚質分布等で荒れる可能性が読めた、中日新聞杯で勝負する」というレース選択が出来たことが、一番良かったと思います。

今後も買い目の絞り込みに熟達しつつ、自分の読みにハマりやすいレース選択が続けられれば、自然の回収率は上がるのでは、と期待しています。

まぁ所詮は趣味、財布の痛まん範囲で細々とやりますよという訳で、では(^^)/