お久しぶりです、ねへほもんです。
権利取得以降、コロナ騒動もあり、ほぼウィクロスには触れてしません。
またルールを忘れそうな勢いですw
1.コロナが怖けりゃRPGをやれ
外出自粛、仕事も在宅勤務となり、通勤時間が減る分家に居る時間が増えたせいで、家に籠ってゲーム三昧の日々を送っています。
今日裏ボス込みで、ようやく1本クリアできたため、ご紹介させていただきます。
2018年9月、日本ファルコムより発売された作品です。
英雄伝説シリーズ、ファミコン時代から30年以上続く長寿作品らしいのですが、僕は名前を聞いたことがある程度で、全くプレイしたことがありませんでした。
コロナ騒動で家に居る時間が増えそうだからと、ゲーム屋で適当にソフトを探している中で偶然見つけました。
(購入理由)
・オススメされていた
・コマンドRPG(※アクション要素は大の苦手)
・パッケージが良さげ
表紙買い定期。
タイトルに「閃の軌跡IV」とある通り、シリーズの4作品目です。
帝国が共和国に戦争を仕掛けようと準備が進む世相の中で、トールズ士官学院の生徒が奮闘し、最後は世界の命運を左右するという話ですが、登場人物の大半は過去3作品で登場しており、ストーリーも過去の流れを引き継いでいました。
そうとは知らず、「FFとかドラクエのナンバリング同様、別に関係ないっしょw」というノリで買った僕でしたが、まぁ徐々に理解できて何とかなりました。
「ようやく」クリアしたと書きましたが、単に1周プレイしたのみです。
長かったということですが、それではプレイ時間を見てみましょう。
画面右下、「99:21:29」という文字が見えるかと思います。
これが昨日時点、ラストダンジョン、残りボス1戦+ラスボスという状態で撮影したものです。
その後本日、5時間以上掛けて、ラスボス、更に裏ボス撃破まで完了しました。
つまり、
100時間オーバー
普通に1周しただけです。
見つけたクエストは一通りこなしましたが、無駄な寄り道はせず、道中はシンボルエンカウントで雑魚敵は全回避、固定敵としか戦っていません。
なら何故100時間以上掛かったのか?
単純に長い
これに尽きます。
僕にとって長いゲームと言えば、ここ数年だとペルソナ5、生涯を振り返るとDQ7です。
ペルソナ5は普通に会社勤めをしながら、1週間で怒涛の70時間プレイをこなして一気にクリアしました。
昔は若かった・・・今は無理ですw
DQ7は100時間クラスの超大作として名高く、RTAプレイヤーでも13時間程度掛かりますが、あれは延々と続く石板のかけら探しに時間を要するのが主な原因です。
ストーリーの次の行先が丁寧に示される現代RPG方式になれば、相変わらず長いと言っても100時間は掛からないでしょう。
今回は「英雄伝説 閃の軌跡IV」 について、
「では何故100時間掛かったのか?」
「100時間掛けてでも遊び込んだ魅力は何なのか?」
についてご紹介できればと思います。
以下、公式の紹介PVのリンクを貼っておきます。3分足らずなので、以下の記事を読むより、観た方が早いです。
2.作品の魅力
①豊富な独自システムを取り入れたコマンドRPGの「進化形」
RPGゲームを気に入るかどうか、その最重要ポイントと言えば、やはり「バトル」でしょう。
上はバトル画面の一部ですが、物語の佳境となる1戦で、画面が虹色に光り、派手な演出にインパクトを感じました。
しかし、演出のみならず、バトルシステムも高度に進化しており、レトロFFプレイヤーの僕にとっては衝撃の連続でした。
基本的な流れとしては、バトル画面左上に写るキャラの順序に従って、敵・味方が行動していきます。
僕にとっては馴染みが深い「FFX」と同様で、親しみやすかったです。
・・・が、12,13,15,7Rと純コマンドRPGから離れ、「リアルタイムに進むバトル」に向かっていったFFに対し、こちらは一手一手熟慮し、次の手を選ぶというコマンドRPGの土俵で進化を遂げていました。
とにかく独自システムが豊富。用語だけ列挙しますが、まぁ初見では覚えきれないレベルで、「ここまで進化したんだな・・・」と呆気に取られました。
・オーダー
・戦術リンク
・ブレイク
・駆動/駆動解除
・BP/CP/EP
・クラフト/Sクラフト/アーツ
・クォーツ
・機神戦
・2Dマップにおけるキャラの位置と攻撃範囲の概念
ざっと慣れるまで30時間ほど掛かり、ゲーム終盤でも誤った理解を改めることがある位、色々盛り沢山でした。
要素が多様な分、戦略性が高く、考える過程が非常に楽しめました。
②「トールズVII組全員集合」多彩な登場キャラ
ここで公式サイトの登場人物のページを載せておきます。
その数なんと52人。
いや、多すぎでしょw
それも単に登場するだけではなく、大まかに言うと「3分の1がパーティーメンバー、3分の1が臨時加入orオーダーのみ参戦、3分の1がそれ以外」と、30人程度はプレイヤーが操作する機会が与えられます。
「結社」「遊撃士協会」「地精」など、所属団体数も多く、「黒のアルベリヒ」や「猟兵王ルトガー」など、名前の頭に称号が付くキャラも多いため、初見プレイだと頭がチンプンカンプン、とにかくスケールの大きさに圧倒されます。
登場人物が多い分、ストーリーは複雑になり、時には「4人×4チームを組んで別々の敵と戦う」という総力戦が繰り広げられたりと、必然的にバトル数も増えるため、気づけば100時間プレイしていたという状態になりました。
③アルティナ
CV 水瀬いのり
と書けば、こちらを連想する方も多いはず。
言い換えれば、「チノちゃんと100時間旅が出来るゲーム」ということです。
アルティナはトールズVII組のメインキャラの一角なので、登場機会が多く、僕もラストバトルまでスタメンで活躍してもらいました。
④ミニゲーム
※RPGゲームです
※RPGゲームです
※RPGゲームです
結局紙に行き着く・・・
ただのミニゲームではなく、「Uマテリアル」という、武器・クォーツ改造に重要なアイテムを集められるので、これも立派な攻略の一環です。
稼ぎ行為と称して延々と紙をしばいていたのも、100時間プレイの原因の一部かもしれません。
3.個人的な作品の不満点
①ボスがワンパターン
前半は新要素の連続、難易度Normalで進めても苦戦するレベルでしたが、慣れるとHardに切り替え、それでも楽勝というボス戦が続くようになりました。
僕の慣れと同様に、簡単に感じた原因が「ボスのワンパターンさ」です。
非常に簡略化すると、
・HPが半分切るまでは穏やかな行動
・HPが半分を切った次のターンに覚醒し、能力アップ。その次に必殺技を使用。
・覚醒後3ターン耐えると通常モードに戻る
HP半分ギリギリまで削り、防御面を固めてから敵を覚醒させ、一波を耐えれば後は淡々と削るだけという作業に陥ることが少なくありませんでした。他ゲームと比較するのはアレですが、FFVだと、戦闘不能の味方を吸い込んで異次元に送る「アトモス」、4体に分身して本体を入れ替える「ストーカー」、青魔法しか使わない「アポカリョープス」、無駄にじゅうりょく100を撃ち続ける「カタストロフィー」など、パターン豊富なボスに愛着を持っています。
こちらはストーリー上は特徴的なキャラが多く、思い入れもありますが、バトル面ではHP数十万という巨漢との連戦になるため、時間が掛かり、時には飽きを感じました。
②ぶっ壊れ要素が多い
終盤は更にボス戦が楽になりました。
バトル面の独自要素が多いということは、難易度Hardを崩壊させかねないだけの、ぶっ壊れ要素が生まれる危険も孕んでいるのです。
・被ダメージ0.1倍のオーダー
・物理攻撃1回無効のシールド展開
・魔法攻撃1回反射+一定時間防御・魔法防御アップのシールド展開
・全状態異常耐性
・物理回避率100%+攻撃誘導のクォーツセット
・待機時間1のアーツ連射
そして極めつけが、
「敵にターンを渡さない、ずっと俺のターン」
これは発見した時、マジでヤバいと思いました。
「使用後に、自分の番を2回追加する」という効果を持つ、「クロノバースト」というアーツがあるのですが、「クロノバースト→攻撃→クロノバースト→攻撃→・・・」と連発すれば、敵にターンを渡すことなく撃破することが可能です。
クロノバースト使用時にEPを消費しますが、戦術リンクの相方が自動回復してくれるため、EPの軽減手段と併用すればEPが尽きることなく無限に連打することが出来ます。
「ずっと俺のターン」はチート過ぎるので自主規制しましたが、それでも強力な要素は目白押しなので、どうしてもそれらに頼った安易な攻略
となりがちでした。
とはいえこれは僕の遊び方の問題で、FFでも数多くのぶっ壊れ要素が存在していましたが、適宜自主規制し、ギリギリのバトルを繰り広げてました。
それがやり込みゲーマーとしての自分の軌跡ですし、このゲームでも2周目の課題として考えています。
ご紹介はこんな所で。
面白いか振り返ってみると、要素毎に考えるよりも、「のめり込むように100時間遊んだ」という実績が全てを物語っていますね。
FFしかり、RPGでも最近はバトルのテンポを意識し、アクション要素を含めるのが主流になっていますが、コマンド型でも昇華させれば進化する余地はあるのだなと感動させられました。
シリーズ作品は多くあるのに、もっと早くやってれば良かった・・・
今のプレイ対象はDQ3の未履修単位取得に移りましたが、終わったらまた戻ってきて、制限を掛けつつ2周目を楽しみたいと思います。
軽くプレイメモを書くので、(大半の方は興味ないでしょうが)興味があれば読んでやってください。
では(^^)/