どうも、現役世界王者ことねへほもんです。

世界本戦延期ということで、防衛(注1)期間がまた伸びそうです。

今回は権利無し、そもそも予選未出場という状況ですが、コロナウイルスの影響で予選が消える事態になると、僕は本戦に出ずして失冠となりそうです。

まぁ、僕の怠慢が祟ったということで。

 

(注1)日々をボーっと過ごしているだけで、前回の世界大会から2年3ヶ月が経過しており、世界王者歴は過去最長となっている。

 

さて、絶賛リハビリ中の僕ですが、コリジョンは過去弾強化ということで、僕の縁のある山を色々いじってみようと思います。

うち、使えそうな山は遊々亭へ、「勝てないなー」と思った山は個人ブログへ載せて†供養†します。

遊々亭はブロガーさんが増え、僕が記事を集中投下しても、編集さんが消化しきれなくなっているので、今後は個人ブログを適宜活用します。

 

さて、今回「構築の墓場」で供養されるルリグは・・・

 

 

です!

 

1.ルリグ選択の理由

 

まず、僕が新弾で組む山の選定条件は以下の2つです。

 

・既にカードを持っており、山を組む手間・負担が少ない

・新弾のカードを豊富に取り入れられ、伸びしろが大きい

 

特に2点目は、僕がブロガーという事情が大きいです。
新弾が出たらそのネタを取り上げるのが当然の流れ、書くなら元々強くて、ちょっと強さが上積みされた山よりは、「元々パッとしなかったけど、新弾で実戦級になりましたよ!」と書く方が記事として価値があります。僕が今キーセレ専業なのも、新弾が出る頻度が多く、ブロガー的にネタの多いフォーマットだからという理由があります。
 
さて、リメンバを上の条件に当てはめてみると、
 
・エフエックス4、アルキメス4、リメンバのルリグ→全部持ってる!
・新規関連カードは5枚→めっちゃ多い!
 

完璧ですね。

まぁ組むしかない。ホント、シングルを買い足さずとも、箱を剥いた余りだけで完成しそうな勢いです。

 

 

2.強化の内容

 

上記の通り、コモン系も含めてリメンバパーツは揃っていたのですが、僕自身、リメンバを実戦で使った記憶がありません。

元々強い素材は揃っていたんですよ。

 

 

1体で2面空け。コイツが発表された瞬間に、リメンバパーツを買い集めた記憶があります。

1体で2面空けられるということは、ホロスチャートのように面空け能力を持たないシグニを隣に出す余裕が生まれます。

「リメンバ―キーで凍結→エフエックス出現時で1体凍結→ホロスチャートで3面凍結達成、1ハンデス→エフエックスで2面空け」という流れが綺麗なんだよなぁ。

個人的には、デッキの下4枚を落とせるので、記憶すべきデッキボトムの量が減らせる(注2)というのがポイントが高いです。

 

(注2)筆者は記憶力が壊滅的に悪いです。3回は会わないと人の顔を覚えられません。仕事のメールで他の人に質問すると、「ねへさんが前にそう言ってましたよね?」と幾度となく言われます。僕がデュエマを休業した理由の1つが、

 

ねへ「ラッキーナンバー宣言5ですよね?」

↓確認した5秒後

ねへ「ターン貰います。ドロー!よっしゃグレープダールいけぇぇぇ!!!」

 

もう、競技の世界に身を置くのは辞めようと思いましたw

 

 

 

LBが2面ダウン凍結と、キーセレLB界で最強の防御力を持ちます。

アタック時要求をきちんと持ち、手札が薄くとも出現時で盤面を増やせます。つえぇ。

アタックフェイズ開始時トップに見えたら、次のターンに流転で埋めるのは定番の動き。

 

 

 

無コストで1点取れるLv2シグニ。

2ターン目は手札もエナも薄いので、除去のコストが重く感じられがち。

パワーが低いのは目を瞑ってでも、無コスト1点は本当に強いです。

 

強い素材は揃っているのに、何故今まで使わなかったのか?

1年以上を経て、先日リメンバを組みなおそうとカードを並べた時に原因が発覚しました。

 

ねへ「それじゃあリメンバ組むか。エフエックス、アルキメス、マグナス各4で12枚。後入れたいカードは・・・無い!???」

 

もう、上の12枚だけでデッキを組もうかと思いましたよ。

手札5枚とライフ7枚をセットした瞬間にリフレッシュに入りますがw

 

クラファン→山下さん(注3)を調整できる。悪くはないけどパッとしないし、1回出せれば十分。4枚積む気は起きないけど、まぁしゃーなしで積む。

リソキタ→LBは強い。けどアタック時1ドローは渋い。Lv3は4ターン目以降、4,4,3盤面で立つ中で点数を要求できるシグニであるべき。盤面立てた前にリソキタを立ててもアーツで防がれ、ドローすら通らないのがオチ。

 

(注3)デッキボトムのこと。密かに僕が流行らせようとしている言い回し。

 

上の2枚は一例ですが、「あったら助かるけど、必須ではないよね」というカードが多い印象を受けます。

 

・・・と、ここまではディスり内容ですが、デッキの枠が多いこと、裏を返せば、「新弾のカードを入れる余地が大きい」ということ。

伸びしろですねぇ~

 

はい、じゃあ新規カードを見ていきましょう。

 

 

はい出ました、最強カード。ケチの付けようの無いテキストです。

僕はこれを見て、リメンバパーツを倉庫から引っ張り出してきました。

強さを説明すると、

 

無コストランサーが弱い訳がない

・Lv3だから当然3ターン目の点取りに有効だが、パワーが8000あるため、4ターン目以降でも、相手の4,4,3盤面のLv3シグニを狙い撃ちに出来る。相手ライフが0になるまでは腐ることが無い

1体ダウン凍結というLBが強い

・さりげなく、3ゲームに1回位使いそうな起動能力を追加で持っている。いや、山下さん調整にもなるからもう少し使うかも?

 

相手ライフを0にした後は腐るやんけと言われそうですが、エフエックスの出現時で山下さんにすれば良いです。下4枚合計11にするには、相当高レベルシグニを下に置かないといけないので、最終盤で山下さんになるだけでも大助かりです。

まぁ1枚5000円(注4)しても文句は言えないでしょう。

 

(注4)本当に1枚5000円したら、僕はリメンバを組みません。

 

 

リメンバでは貴重なバニッシュ手段。序盤の点数要求が弱く、ライフレースで負けがちなので、ライフクラッシュを使いやすいのも好相性。
1点割ってキルターンが1ターン早まるのであれば、勝敗すら変えかねない1枚です。
 
 

①③で3面ダウンとか、①②でアルキメスを出し、出現時の面埋め込みで3面防御とかが狙えます。

専用アーツを貰えているのはリメンバと翠子のみのため、非常に恵まれていますね。

 

 

 

不確定ながら無コストパワーダウンと、これまた不確定ながらハンデスが可能です。

LBも、相手が手札サーバントしか無いでーすとかなると困りますが、ハンデスが可能です。

 

こいつ何1つ確定要素ねぇな

 

アストロジ→サーバントをハンデスしてゲーム終了という可能性はありますし、山下さんが雑魚でも、相手をライフ0にした後に立てれば強力ブラフとして役に立ってくれるので、まぁ1枚は入るでしょう。

 

 

 

色々と山下さんする能力を持っています(語彙力0)

起動→クウキホウとすればクウキホウが確定しますが、序盤から2エナも払う余裕はありません。

手札1枚入れ替えが出来、パワー5000は悪くないですが、まぁパッとせず、そういう意味ではリメンバらしい1枚です。

 

 

 

「必須!!!」というほどではありませんが、役立ちそうな能力を2つ持っています。

2つあって、かつパワーが2000あるならLv1シグニとしては及第点でしょう。

やっと4枚入れたい奴が見つかった・・・

 

 

3.構築考察

 

じゃあ、新規を入れた構築案を考えていきましょう。

 

・ルリグデッキ

 

キーはリメンバキーで良いでしょう。

シンギュラが来たとは言え、序盤にマグナス・スリストとセットで引ける保証はありません。

凍結を使わないとなったら、リメンバって何やねんという話になりかねません。

 

アーツですが、ベーシックに組むなら、

 

フォーチュン・イマジン:3面防御

流転:アルキメスを埋めて3面防御

焼風:普通に2点防御、珍しいバニッシュ、時々ライフクラッシュ、稀にハンデスが3コストで選べる。効果の最低ラインが高く、ピンポイントで勝敗を動かす力があるのは強い。

オカルティックサイン:リメンバキーの凍結を活かすなら、最終盤までキープしたい。となると、途中で撃ち捨てるハッピーよりはこちらかなと。山上除去という防ぎづらい除去効果があるのも優秀。

 

の12面防御で考えました。

更にダウン凍結LB12枚体制なので、相当固いです。

上記5枚で7エナしか使わず、エナが相当余るので、多少アーツのコスパを落としてでも、特定のデッキに寄せるという選択肢も可能です。

 

例えばこちら。

 

 

わ〇く「白タマ死んだわ・・・と見せかけて誰も採用しねぇだろ!!!」

 

とか言ってきた時は見せつけてやると良いです。

白タマエアプなので知りませんが、本当にこの1枚で死滅するのですかね?

採用率は低い上に、最悪相手が採用していても、毎ターン2面空け+1面革命チェンジャーみたいな両狙いの盤面を作れば必敗ということは無い気がします。

 

 

・メインデッキ

 

エフエックス

アルキメス

スリスト

マグナス

シンギュラ

各4

 

ひとまずは。

最悪この20枚で戦っても、盾をセットした瞬間にリフレッシュという事態は防げます。

 

後は、

・サーバント 6~8枚:高レベル中心で採用し、余ったらエフエックスの弾にする

・レベル1 6~8枚:流石にシンギュラ4枚では足りません。クラファン?エンゲル?分からん。

・モーセス:1枚は欲しい

を入れたら35枠位は埋まります。

 

残り5枠の追加要素で自分なりのプランを組む感じです。

 

(追加要素)

 

①クウキホウで序盤加速

→クウキホウ、クラファン、ケッショウとかLv2英知、サーバントはLv2or4にする

 

クラファン+クウキホウで打点を稼ぎます。

凍結じゃなくても焼けるので、マグナスと競合することは無い一方、Lv2の山下さんに調整するのは面倒。

クラファンを出した時に達成しやすくなるよう、Lv2英知を増やし、サーバントもLv2にします。

ここまで書いてアレですが、Lv2を増やした挙句、最後エフエックスのLv合計11を達成できなくなって泣きを見るでしょう。

 

 

②ホロスチャートでハンデス

→ホロスチャート多めで

 

エフエックス+ホロスチャート+スリストの、3面凍結+3面要求+1ハンデスの盤面を積極的に狙う案。

今までエフエックス+ホロスチャートと立てると、Lv3以下で残り1面を要求するのが厳しかったマジでことを考えれば、実現可能性が高まりました。

凍結で相手の盤面形成を妨害でき、たまーに入れる1ハンデスが他デッキ以上の威力を持ちそうという期待がある一方で、実は1ハンデスでは大したことが無い?という説もあります。対面依存なので、実戦で回し、環境を見ないと分からず。
 
 
③ママー!!!バブー!バブー!(注5)
→バブリー採用
 
(注5)オールスターですが、ママは英知シグニを扱うため、関連性はあります。
 
 
メインボードで防御面数を増やすという荒業を成し遂げる1枚。
焼風が「自分の防御面数を犠牲に、相手のライフを削る1枚」だとすれば、こちらは「自分の要求面数を犠牲に、自分の防御面数を稼ぐ1枚」です。

 

どー考えても次のターン、3面要求しても1点足らんなーという状況で、焼風で1点割ってキルターンを早めるか、盾を埋め換えて長生きするかという2つのプランが取れます。

 

逆に言うと、1ゲーム内のピンポイントで使うカードであり、毎ターン連発できるほどの余裕は無いと思っています。

本来要求になるはずのアルキメスを山下さんにして、要求にならないバブリーで盤面を埋め、山下さんから貴重なLv4が消えることでエフエックスの合計11達成が困難になるのは結構犠牲が大きいです。

 

ちょっと旨味は薄れますが、新弾ではシンギュラでスリストをボトムに置き、バブリーで埋め換えるというお手軽案もあります。
1面稼げれば十分という場合は使えます。

 

 

4.供養の理由

 

「面要求が弱い」

 

実際に回すと、とにかくこの1点がついて回りました。

エフエックスの除去は確かに強力ですが、毎ターン引ける訳ではないですし、引いてもデッキ下4枚を合計11以上にするのは負担が大きいです。

山下さんを鍛えようとデッキを掘り進めた挙句、「デッキ4枚以下なんですけどwww」というブチギレ案件に至ることもしばしば。

エフエックスを起動できないターンのストレスが半端ないです。

まぁ、僕が回すのが下手だと言われればそれまでですが。

 

序盤もマグナス、スリスト頼みで、それ以外に打点を稼げません。

いや、8枚あれば十分な気がするんだけど、何故ダメなんだろうか・・・?と思った時、事の真相が見えてきました。

 

ルリグデッキで盤面が空かない

 

真因はコレでした。

そもそも毎ターン、メインボードで3面空けようという発想に無理があります。

僕の中でのベーシック案だと、焼風とオカルティックの2面しか空きません。

ずっとウリスを使っていると、「ハナレキー→華代キー→リーサル」と、除去に事欠かない布陣だったので、落差に驚かされました。

 

シンギュラ来たなら盤面空けるキーにしよっかという話もあり得るかと思います。

まぁ、色々考えてください。

 

一応参考レシピを載せておきます。

フリー対戦の感想では、防御が3コイン7エナなら、当然ながらエナがめっちゃ余ります。

最適化すれば、上記の追加要素を盛り込み、より高みを目指せるんじゃないかなーと思っています。

後、モーセス鯖抜き×2で2回ルリパンを通して勝利したので、モーセスも結構出来る子です。

 

 

はい、供養第一弾終わり。

結構なボリュームを語れましたし、墓場から蘇生するという可能性も全然あり得ると思います。

僕は別の山を使うので、誰か実績と答えを出してください。

 

では、次の†墓場†でお会いしましょう(^^)/